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■成果を大幅に改善する方法■~豊富にいるのは無能な人~

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おはようございます。 曇り空の暗い、川崎の朝。 日中は晴れ間が広がり、 秋らしくなりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、仕事や成果を大幅に改善するための方法は、 成果をあげるための能力を向上させることであるとする。 しかし、優れた能力や、知識を持った人を雇ったとしても、 大幅な期待をすることはできない。 経営管理者に関する本は、万能の人間を描く。 分析においても、意思決定においても、非凡な才能を持ち、 同時に、人との協働に長け、組織や力関係を熟知し、 計数に明るく、芸術的な洞察力や創造的な想像力を 備えていなければならないとする。 しかし、あらゆる分野において天才的な才能を発揮できる人は、 めったにいるわけではない。 ”人類の歴史は、いかなる分野においても、 豊富にいるのは無能な人のほうであることを示している。” 「新種のスーパーマンを育てることはできない。  現在の人間をもって、  組織をマネジメントしなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)

■俺流とは関係しない■~マネジメントは、客観的に規定される。~

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おはようございます。 冬空の川崎の朝。 この空にも、中国からのPM2・5が流れ込んでいるのだろう。 中国国内では、この大気汚染は中国で活動する日本企業の責任とする話も流れている。 あほさかげんにあきれるのは今始まったことではないが、困ったものだ。 責任転嫁よりも、まずもって当面の問題解決に手を付けてくれ。 -------------------------- ドラッカーは、トップマネジメントの役割について述べた。 引き続き、その特徴について次のとおり指摘する。 ドラッカーはマネジメントの持つべき能力、性格について、次のとおり指摘する。 「考える人」「行動する人」「人間的な人」「表に立つ人」 組織の全体を見、明日のための意思決定を行い、 それを真摯さに裏打ちされたリーダシップで牽引し、 自ら先頭に立って戦い成果を出す人である。 しかし、これらすべてを併せ持つスーパーマンは現実的に存在しない。 しかしだからといって、”俺流”で良いかというとそうではない。 組織の中には、マネジメントしか果たすことができない役割が多数ある。 それらの役割は、企業や組織の必要性から生み出されるもの、 つまりこれらの役割は、組織の必要性から、客観的に規定されるもので、 個人的な流儀ではだめなのだ。 これら多面で複数の役割を果たすためには、様々な能力や性格が必要であるが、 物理的に、一人の人間として持てるものには限界がある。 なので、複数のマネジャーに、それぞれに適した役割を割り当て、 マネジメントチームとして実行することにより、 組織全体に必要なマネジメントの役割を果たすこととなるのだ。 「誰にも流儀はある。それはそれでよい。  しかし、トップマネジメントとは何であり、  何でなければならないかは客観的に規定される。  引力の法則が、その朝物理学者が食べたものと関係がないように、  トップマネジメントの役割はその座にある者の流儀とは関係ない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第8章 トップマネジメント 37 トップマネジメントの役割)     

■スーパーマンや猛獣使いだけではない。■~組織の数はあまりに多い~

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ドラッカーは、公的機関の機能不振について三つの誤解があるとした。 【2 人材がいない。】 優秀な人材がいないから成果が上げられない、、、、これも嘘である。 公的機関に働くマネジメントが、不適格、無能、不真面目、 怠惰である訳ではない。 また、企業の人間が公的機関のマネジメントに任命されたとき、 官僚よりもうまくやれる訳でもない。 問題は、いかに優れたマネジメントであろうが、 公的機関の役職に就くなり、彼らがただちに官僚になること。 「企業と同様に、公的機関もスーパーマンや猛獣使いだけを マネジメントの地位に置くわけにはいかない。 組織の数はあまりに多い。 あらゆる病院の院長が天才や偉人でありうるはずがない。」 ~「マネジメント」