■前提と現実の相違■~倒産の原因は多様~
おはようございます。 梅雨空の川崎の朝、日中は雷雨のおそれあり。 河野談話について、 元国会議員が次のような発言をしていた。 痛みを与えたものは,早く忘れようとするから、早く忘れる。 しかし、痛みを受けたものは、そうは簡単にはいかない。 そうだな、人はいずれの立場にもなり得る。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、「なされるべきことは何か」を 考えたことのないCEOが多すぎると警鐘を鳴らした。 そして、それらの企業の寿命は短いとする。 1917年発表の第一回フォーブズ100社のリストのうち、 2005年、リストに残っているのは、 GM、フォード、GE、デュポン、P&Gの五社のみである。 ドラッカーは、企業倒産の原因は、事業や経営の間違いでなく、 前提が現実と合わなくなったためであるという。 市場、顧客、競争相手、技術、自らの強みと弱みが変わってしまったのだ。 なので、”なされるべきことが何か”を考えるだけではなく、 それらの前提条件に、常に疑問を投げかけなければならない。 「倒産や分割の原因は多様である。 しかし、確かなことが一つだけである。 時代の変化についていけなければ、 いかに元気そうであっても必ず早死にする。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』 (第7章 21世紀の経営における最大の問題)