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■成果を決定するのは顧客■~経済的成果に転換するプロセス~

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おはようございます。 朝から夏空の川崎の朝、今日も一日暑くなりそうです。 参議選世論調査はいずれも与党優勢を示す。 このままだと、自民党中心政権が衆参両院を支配することとなる。 ねじれていないから法案はスムーズに通せることとなる、 国民はそれに従わなければならなくなる。 民主主義である。それでいいのか? ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、企業の現実を理解するために、8つの仮説を立てる。 その第1項 ▲成果や資源は、企業の内部にはない。いずれも企業の外部にある。 成果は、企業が行った活動結果を市場が受け入れてはじめて生まれる。 つまり、企業の成果を決定するのは企業の外部の人間である顧客なのだ。 一方、その企業活動は、人モノカネを使用する内部プロセスであり、 そのプロセスはコストのみを発生させるコストセンター機能である。 そしてその活動に必要となる知識、技術、材料等は企業の外部に存在し、 それらを利用することにより企業活動は可能となる。 さらにそのような活動により、一旦作り上げた企業固有の”強み”も、 すぐに社会的な資源となって他社の利用ツールとなる。 「だれかにできたことは、他のだれもが行う」ことができるのだ。 いつまでも自社だけの独自知識ではなく、直ぐに競合の脅威に晒されることとなる。 つまり、企業活動とは外部にある資源を、外部の知識を利用して成果物に変え、 その成果物を外部にある市場において経済的成果に転換するプロセスといえる。 「成果や資源は、企業の内部にはない。  いずれも企業の外部にある。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第1章 企業の現実)     

■今日の問題と明日の仕事■~統合された戦略~

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おはようございます。 朝から夏空の川崎の朝、今日も一日暑くなりそうです。 参議選世論調査はいずれも与党優勢を示す。 このままだと、衆参両院の支配が実現する。 今回選挙からネット選挙が解禁された。 そこで、毎日新聞と立命大がツイッターと世論調査の結果を比較する試みを行っている。 ネット選挙 ツイッター分析―毎日新聞・立命館大共同研究 http://senkyo.mainichi.jp/2013san/analyze/20130701_1.html ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、企業のなすべき仕事を理解するためには、 企業の現実を知る必要があるとする。 まず、企業の仕事を次の3項目に分類する。 ▽今日の事業の業績をあげる。 ▽潜在的な機会を発見し実現する。 ▽明日のために新しい事業を開拓する。 企業は、これら三つの仕事を、今ある資源、技術、資金を使って行わなければならない。 しかもそれは全て同時に、”今日”行わなければならない。 今日と明日に向けての統合された戦略が必要なのだ。 今日の問題は資源をあまりかけずに効果的に解決し、 明日の仕事にむけて資源を集中する。 そのためには企業の現実を理解する必要があり、 ドラッカーはその理解のために8つの仮説を立てる。 「今日の問題は時間をかけず効果的に解決し、  明日の仕事にむけて資源を集中すべきで、  そのためには企業の現実、  成果を上げるための能力、  利用しうる資源についての理解が必要となる。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第1章 企業の現実)     

■マネジメントは企業の基礎資源■~現実とニーズに根ざした存在~

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本日から、マネジメントの必要性に関するパート2に入る。 マネジメントは企業の基礎資源であり、そのマネジメントがいかにマネジメントし、 マネジメントされるかによって、組織の目的が達成されるか否かが決まる。 ドラッカーは、1900年代のアメリカ、フォード社の盛衰を例に挙げる。 アメリカの自動車市場をほぽ独占的に支配し、世界中でリーダーの地位を占めたが、 わずか数年後年には、リーダーとしての地位を失った。 その原因は、創業者であるヘンリー・フォードが、マネジメントを不要としたためである。 その後、後継者により立て直しがはかられたが、その要因は、 それまでの取り巻きを追放し、新しいマネジメント・チームを導入したことだった。 マネジメントの存否が企業の命運を左右した例である。 「マネジメントとは自立した存在である。  企業の現実とニーズに根ざした存在である。  それゆえに、マネジメントの職務が存在する。  マネジメントの仕事が存在し、その技能が存在し、  そのための組織が存在する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (パート2 20 マネジメントの必要性)