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■完全な時間の浪費■~いかなる成果も生まない仕事~

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おはようございます。 今日は青空が気持ちの良い川崎の朝です。 その昔ヒットラーは選挙に勝ち、 国民の信任を得たとして、 全ての権限を自分に集中させた。 独裁である。 そしてあの道を歩むこととなった。 安倍さんは、閣議だけで憲法解釈を変え、 集団的自衛権を認めた。 閣議は安倍さんの取り巻きである。 この閣議で全てを決められるとしたら ヒットラーと同じではないか。 歯止めはどこにあるのか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 時間を浪費する 非生産的な活動を見つける問いかけ、 その第一 いかなる成果も生まない 完全な時間の浪費である仕事を見つけ、 捨てなければならない。 そのためには、 「まったくしなかったならば、何か起こるか」を考えて、 その答えが「何も起こらない」であるならば、 その仕事をただちにやめよということになる。 「地位や仕事を問わず、  時間を要する手紙や書類の四分の一は、  くず籠に放り込んでも気づかれもしない。  そうでない人にお目にかかったことがない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第3章 時間を管理する)

■評価を、仕事の中に組み込む■~改善や変更や学習~

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おはようございます。 朝焼けで東の空が赤く染まる、川崎の朝。 日中は夏日、気温の変化が大きい。 体調に気を付けましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 成果をあげるために実行すること。 第四に、自らの仕事ぶりの評価を、 仕事そのものの中に組み込む。 第五に、期待を、あらかじめ記録し、 後日、実際の結果と比較する。 16世紀のイエズス会やカルヴァン派が開発した手法。 彼らは、改善や変更や学習を しなければならないことを知っており、 さらに、得意でないこと、 そのため他の人に任せるべきことまで知っている。 「行動や意思決定がもたらすべきものについての期待を、  あらかじめ記録し、後日、実際の結果と比較してきている。  そのようにして、彼らは自らの強みを知っている。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■仕事において真摯さを重視する。■~ビジョンをもち、努力を続ける~

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おはようございます。 今朝も快晴、気持ちの良い川崎の朝。 昨日はラム肉をたくさん食べた。 このところラム肉が値上がりしているらしい。 原因の一つは、中国での需要急増がある。 中国人は自国製の食品を信用していない。 そのため、ラム肉も輸入品が選ばれる。 10億人が食べれば、世界の台所バランスが崩れる。 そのために、ニュージーランドラムが 世界市場で急騰しているらしい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 成果をあげるために実行すること。 第一に、ヴェルディの教訓が教える、 ビジョンをもつこと ”努力を続けることこそ、老いることなく成熟するコツである。” 第二に、仕事において真摯さを重視し、 完全を求めるということ 「私が気づいたところでは、成果をあげ続ける人は、  フェイディアスと同じ仕事観をもっている。  つまり神々が見ているという考え方である。  彼らは、流すような仕事はしたがらない。  仕事において真摯さを重視する。  ということは、誇りをもち、完全を求めるということである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■成長と自己変革を続けるために■~いくつか簡単なことを実行する~

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おはようございます。 今日は朝から快晴、行楽日和。 昨日は阿佐ヶ谷JAZZストリート、 様々な場所での演奏、街中がJAZZであふれてました。 メジャーのプレーヤーもいましたが、 無名の演奏家がほとんど。 しかしそれらの演奏家も技術レベルは高い。 JAZZの世界で食べていくことの難しさ、 頑張って欲しい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、この七つの経験についてその教訓を紹介したことについて、 その理由を次のとおり述べる。 ドラッカーは、コンサルタントとして、企業、政府機関、大学、 オペラハウス、オーケストラ、美術館など、いろいろな組織の人と会ってきた。 その際、何が彼らに成功をもたらしたかを聞き出してきた。 その結果わかったことは、成果をあげるにはどうしたらよいかという問いに対する答えは、 「いくつか簡単なことを実行することである」ということだった。 第一に、ビジョンをもつこと 第二に、仕事において真摯さを重視すること 第三に、日常生活の中に継続学習を組み込んでいること 第四に、自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込んでいること 第五に、行動や意思決定がもたらすべきものについての期待を、あらかじめ記録し、後日、実際の結果と比較してきていること 第六に、新しい仕事が要求するものについて徹底的に考えること 「私が知っている人のうち、長い人生において、  ずっと成果をあげてきた人のすべてが、私と同じようなことを、  どこかで学んでいるからである。  企業で成功してきた人、学者で成功してきた人もそうである。  軍人もそうである。医師や教師や芸術家もそうである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■ヴェルディのその言葉■~心に消すことのできない刻印~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝。 日中は爽やかな秋晴れになりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、ヴェルディの 「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」 という言葉を忘れたことがないとした。  ヴェルディは、18歳のころ、 すでに音楽家として名をあげていたが、 ドラッカー自身は、 ”年の割には未熟なほうで、経験もなく、実績”もなかった。 しかし、その言葉を知ったとき、 目標とビジョンをもって進んでいくことを決心したとする。 「私は、そのときそこで、一生の仕事が何になろうとも、  ヴェルディのその言葉を道しるべにしようと決心した。  そのとき、いつまでも諦めずに、  目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けよう、  失敗し続けるに違いなくとも完全を求めていこうと決心した。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■よい人間関係をもつ秘訣■~温かな会話も、とりつくろいにすぎない。~

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おはようございます。 マララさんがノーベル平和賞を受賞した。 彼女は、受賞後のインタビューで、 多くの支援が明確に表明されたことへの感謝と共に、 受賞は終わりではなく始まりと強い意思を示した。 彼女がいまだに命の危機に晒されている状況に変化はない。 17歳、日本でいうと高校2年、 日本の女子高生は、マララさんの発言や行動、意思を どう感じるのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、貢献に焦点を合わせることによって初めて、 組織においてのよい人間関係がもてるとする。 そしてまた、人間関係が生産的なものとなることが、 よい人間関係の唯一の定義であるとする。 われわれは、貢献に焦点を合わせることによって、  ●コミュニケーション  ●チームワーク  ●自己啓発  ●人材育成 という、成果をあげるうえで必要な 人間関係に関わる 基本条件を満たすことができる。 「仕事に焦点を合わせた関係において成果が何もなければ、  温かな会話や感情も無意味である。  とりつくろいにすぎない。  逆に、関係者全員にとって成果をもたらす関係であるならば、  失礼な言葉があっても人間関係を壊すことはない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■責任をもって成果をあげる■~ともに働く人たちを欺く~

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おはようございます。 台風は今名古屋沖を通過中、 川崎はまだ小降りの雨ですが、 間もなく影響が始まりそう。 通勤真っ只中で、相当な混乱が予想されます。 皆さんお気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その3 人材の育成 3 【ブライアン看護婦の例】 彼女は、担当病棟で何か新しいことが決まりそうになると、 「それは患者にとっていちばんよいことでしょうか」 と必ず聞くことで有名で、 この看護婦の病棟の患者は回復が早かった。 こうして病院全体に、 「ブライアン看護婦の原則」がでぎあがり、 病院の誰もが、「患者にとって最善か」 を常に考えるようになっていた。 このブライアン看護婦が引退して10年がたつが、 彼女が設定した基準は、 彼女よりも教育や地位が上の人たちに対し、 今も高い要求を課している。 「貢献に焦点を合わせるということは、  責任をもって成果をあげるということである。  貢献に焦点を合わせることなくしては、  やがて自らをごまかし、組織を壊し、  ともに働く人たちを欺くことになる。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■唯一確実なものは変化■~人は、課された要求水準に適応する。~

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おはようございます。 朝から雨降りの川崎の朝。 台風の影響でしょうが、 本番は明日ですね。 丁度通勤時間帯になりそうです、 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その3 人材の育成 2 ドラッカーは、組織は、自らの存続のために 人材を育成しなければならないとした。 社会は確実に変化を遂げる。 なので、組織にはその変化に応じた変革が必要となる。 この外に起こる変化に応じて、 なすべき貢献に焦点を合わせるということは、 それに相応しい人材を育成するということである。 ”人は、課された要求水準に適応する。” 貢献に照準を当てる人は、 ともに働くすべての人間の視点と水準を高める。   「人間社会において、唯一確実なものは変化である。  自らを変革できない組織は、  明日の変化に生き残ることはできない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■人材を育成すること■~死を乗り越える手段~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 台風が接近中、東京地方は今日はまだ大丈夫ですが、 明日からは影響が出そうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その3 人材の育成  第三に、組織は、自らの存続のために人材を育成しなければならない。 現在の組織がいかに苦労して人材を作り上げたものであっても、 次の世代にとっては、それが当然のこととして あるべきものでなければならない。 そして、それは、今日の水準を維持するだけではなく、 常にそれまでの水準を上回っていなければならない。 そうでなければ、その組織は適応の能力を 失ったというべきであるとする。 組織の強みは、最大な経営資源である 人が作り上げるものである。 しかし、人には、リタイアや生命の限界がある。 ドラッカーは、組織はその人材の限界性を超えて、 強みを維持し、向上させていくための手段であるとする。 「組織は、死という生身の人間の限界を乗り越える手段である。  したがって、自らを存続させえない組織は失敗である。  明日のマネジメントに当たるべき人間を  今日用意しなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■価値への取り組み■~人体におけるビタミンやミネラル~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝。 今日は30度近くまで気温が上がりそうです。 ところにより雷雨の予報もあり、夏戻り。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その2 価値への取り組み ドラッカーは、組織を生かすうえでは カロリーが必要となるとした。 そして同時に、ビタミンやミネラルと同じように、 ”価値への取り組み”が必要であるとする。 ビタミンやミネラルは、人体にとって 組織や機能を維持する機能を司る。 これら栄養素が摂取できなければ人は、 病気になりやがて死亡に至る。 組織にとってその栄養素は、明確な目的であり、 生み出すべき価値である。 これがなければ組織の維持は困難となる。 価値への取り組みも、明確にできない場合もある。 【アメリカ農政の例】 そこには、相容れない二つの根本的価値観が存在した。 農業の生産性の向上と、 国のバックボーンとしての家族的農場の維持である。 前者は、高度に機械化された大規模事業としての産業的農業であり、 後者は、保護された非生産的な農民による郷愁的な農村であった。 「組織には、人体におけるビタミンやミネラルと同じように、  価値への取り組みが必要である。  組織は常に、明確な目的をもたなければならない。  さもなければ、混乱し、麻揮し、破壊される。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■直接の成果■~カロリーと同じ役割~

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おはようございます。 曇の多い川崎の朝。 全国的にすっきりしない天気、 来週には台風の直撃の可能性もありそうです。 御嶽山の噴火犠牲者が日々明らかになる。 昨日段階で、戦後最大の47名の死亡が確認された。 ご冥福をお祈りします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その1 直接の成果 明確な成果である。 企業においては、売上げや利益などの 経営上の業績であり、 病院においては、患者の治癒率、 学校においては、進学率や就職率である。 しかし、直接的といっても、全てが客観的で 明確であるとは限らない。 「直接的な成果が何であるべきかが混乱している状態では、  成果は期待しえない。  直接的な成果は常に重要である、  組織を生かすうえで、   栄養におけるカロリーと同じ役割を果たす。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■三つの領域における貢献■~組織は腐り、やがて死ぬ。~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 段々下り坂の天候です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があり、 あらゆる組織がこの三つの領域における成果を必要とする。 その三つとは ・直接の成果 ・価値への取り組み ・人材の育成 である。 これら三つの領域で成果をあげなければならないが、 この三つの領域それぞれの重要度は、 組織によってあるいは一人ひとりの人間によって大きく異なる。 「三つの領域すべてにおいて成果をあげなければ、  組織は腐り、やがて死ぬ。  したがって、この三つの領域における貢献を、  あらゆる仕事に組み込んでおかなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■どのような貢献ができるか■~間違った目標の設定~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 日中はいくらか日が差すんでしょうか。 日陰は涼しく、日向は暑い、 本格的な秋への移ろいか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 【ある出版部長の退職】 ある公立研究所の出版部長が退職した後、 主たる読者だった外部の科学者たちは読まなくなった。 あるときその一人の科学者が、研究所長に 前部長はわれわれのために書いてくれたが、 新部長はわれわれに向けて書いているといった。 前部長は、広報誌の価値は、 われわれが気に入ることではなく、 外の科学者が何人研究所に入ってくれるかであり、 彼らがいかに優秀であるかにあるとした。 「『どのような貢献ができるか』を自問しなければ、  目標を低く設定してしまうばかりでなく、  間違った目標を設定する。  何よりも、自ら行うべき貢献を狭く設定する。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■成果が存在する唯一の場所■~仕事の仕方が大きく変わる~

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おはようございます。 真っ青な空、秋晴れの川崎の朝。 御嶽山の噴火での被害の実態が段々見えてきた。 現時点で、4人死亡27人心肺停止という惨事となっている。 休火山がいつ活動を始めるかは 現在の気象学では予測できない。 自分自身で気を付けるしかない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 貢献を考えるということは、自分自身のことだけではなく 組織全体のことを考えるということを意味する。 そして、組織は外の世界にのみ成果を生み出すことができる。 なので、貢献に焦点を合わせることは、 市場や顧客などの外の世界に焦点を合わせることになる。 組織が行う事業の究極の目的である顧客や市場の観点から、 ものごとを考えざるをえなくなる。 ”その結果、仕事や仕事の仕方が大きく変わっていく。” 「貢献に焦点を合わせることによって、  専門分野や限定された技能や部門に対してではなく、  組織全体の成果に注意を向けるようになる。  成果が存在する唯一の場所である  外の世界に注意を向けるようになる。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■貢献に焦点を合わせ、結果に責任をもつ者■~組織全体の業績~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝。 秋晴れの行楽日和、そんな中御嶽山が噴火した。 未だ全容は不明だが、多くのが方が被害を受けた模様。 気象庁は、注意警告を出せる事前情報は把握していなかった。 自然現象は、人知を超えている。 その仕組みは、ほとんど解明されていないということを改めて示している。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、貢献に焦点を合わせることの重要性について続ける。 【あるコンサルタントの例】 新しい客と仕事をするときに、 「ところで、あなたは何をされていますか」 と必ず尋ねる。 その回答の多くは、 「経理部長です」「販売の責任者です」「部下が850人います」 などと答える。 ドラッカーは、貢献に焦点を合わせる者の回答は 次のとおりであるべきとする。  ●「他の経営管理者たちが正しい決定を下せるよう情報を提供しています」  ●「客が将来必要とする製品を考えています」  ●「社長が行うことになる意思決定について考え、準備しています」 しかし、このように応える者は、きわめて稀だという。 「肩書や地位がいかに高くとも、  権限に焦点を合わせる者は、  自らが単に誰かの部下であることを  告白しているにすぎない。  これに対し、いかに若い新人りであろうと、  貢献に焦点を合わせ、結果に責任をもつ者は、  もっとも厳格な意味においてトップマネジメントである。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■権限に焦点を合わせてはならない■~目標に目を向ける~

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おはようございます。 雲の合間に青空が見える川崎の朝。 今日は秋晴れのさわやかな気候になりそうです。 運動会日和ですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 成果をあげるためには、 貢献に焦点を合わせなければならない。 今目の前にある仕事から顔をあげ、 本来あるべき目標に目を向けなければならない。 問うべきは 「組織の成果に影響を与える貢献は何か」 である。 そして、その貢献こそが自らの責任であり、 そこを中心に据えなければならない。 しかし、ほとんどの人は、 下のほうに焦点を合わせたがる。 成果ではなく、 組織や上司が自分にしてくれるべきことや、 自らが持つべき権限ばかりを気にする。 その結果、本当の成果をあげられない。 「貢献に焦点を合わせることこそ、  成果をあげる鍵である。  仕事の内容、水準、影響力において、  あるいは、上司、同僚、部下との関係において、  さらには会議や報告など日常の業務において、  成果をあげる鍵である。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■成果をあげることは習慣■~七歳の子供でも理解できる。~

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おはようございます。 まだ雲の多い川崎の朝。 日中は秋晴れになりそうです。 日立が年功序列を廃止する。 日本の伝統的な雇用制度、終身雇用と年功序列。 グローバル化の中で社員と企業の競争力を高めようとする狙いだ。 日本人の持つ、社会観、組織への依存観は独特だ。 そんな中で、日立というマンモス企業で、 いわば制度におけるイノベーションを達成するには 困難も多いことだろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、成果をあげることは 一つの習慣であるとした。 そしてそれは、七歳の子供でも理解できるほど 単純なことであるとする。 掛け算の九九は誰しも、「六、六、三六」と うわ言のように繰り返し口にすることにより憶えた。 そして、何も考えずに反射的に 口から出るように身につかなければならない。 ドラッカーは、小さいころ、 ピアノの先生に次の様に言われた。 「君はモーツァルトのように弾けるようにはならない。 でも音階はモーツァルトのように弾かなければならない」 モーツァルトでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、 あのように弾けるようにはならなかった。 いかえれば、モーツアルトに成れないとしても、 上手なピアニストになるためには、 音階が弾ければよい。 ドラッカーは、この言葉は、ピアニストのみならず、 あらゆる仕事に当てはまるとする。 「どんな分野でも、  普通の人であれば並の能力は身につけられる。  卓越することはできないかもしれない。  卓越するには、  特別の才能が必要だからである。  だが、成果をあげるには、  成果をあげるための並の能力で十分である。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)

■成果能力は天賦の才ではない。■~組織に基盤をもつ文明~

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曇り空の川崎の朝。 日中は秋晴れになりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげる能力に恵まれた若者を早く発見し、 育てなければならないとした。 だがそのような方法では、 社会に存在する組織が必要とする人材を確保することは困難である。 天才と呼ばれる人材だけが成果をあげられるとすると、 社会は、脆弱となる。 「成果をあげる能力が天賦の才であるならば、  今日の文明は、維持不能とまではいかなくとも、  きわめて脆弱となる。  なぜならば、今日のような組織に基盤をもつ文明は、  なにがしかの成果をあげる能力をもつ人を  大量に必要とするからである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)

■万能の専門家は不要■~あらゆる分野ついての理解~

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おはようございます。 すっきりしない曇り空の川崎の朝です。 スコットランド独立のための国民投票で、 現状継続が決まった。 ユニオンジャックから青地が 消えるイメージが持てなかったが、 ひとまずスッキリ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 経営管理者育成プログラムは、 会計、人事、マーケティング、経営分析、心理学、 自然科学等に関する高度の知識、 さらには最新技術の動向、グローバル経済、 政治の動き等あらゆる分野ついての理解を要求する。 だが専門学者でさえ、 それらの分野の一部に特化した知識しか持たず、 全体については素人並みの知識しかもたない。 税理士は、心理学について詳しく知る必要はなく、 エンジニアは、新製品の販売促進について 詳しく知る必要はない。 しかしそれらの分野が、 ”いかなる分野であり、なぜ必要であり、 何をしようとするものなのか” については知らなければならない。 万能の専門家を求めようとしても、 そのようなスーパーマンは存在しない。 「泌尿器科の一流の専門家であるためには、  精神医学に精通する必要はない。  しかし、精神医学がいかなるものであるかは  知っておいたほうがよい。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)

■強みをもとに仕事を行う■~能力の飛躍的な増大ではない。~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 あっという間に金曜日、早い一週間。 秋の気配も深まってきたが、 台風が近づいている。 進路の方々は注意して下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ われわれにできることは、 一つの分野に優れた能力をもっているが、 他の分野については並みの能力しかもたない人を 組織に入れられるだけである。 したがってわれわれは、 その人たちが、強みをもとに仕事を行えるように、 組織をつくらなければならない。 「仕事ぶりの向上は、  人間の能力の飛躍的な増大ではなく、  仕事の方法の改善によって図らなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 2章 なぜ成果があがらないのか)