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■マネジメント-基本と原則■~破棄してはならないもの~

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おはようございます。 月曜日の川崎は雨の朝を迎えました。 全国的に雨の様ですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーのマネジメントとの関わりは、 第二次大戦中のGMでの調査に始まり、 アメリカの大手鉄道会社と病院チェーンヘのコンサルティング、 カナダの政府機関再編への協力、日本の政府機関、 企業への助言と進んでいった。 それらの経験から 三つのことを教えられたとする。 第一に、マネジメントには基本とすべきもの、 原則とすべきものがあるということ。 第二に、しかし、それらの基本と原則は、 それぞれの企業、政府機関、NPOの置かれた国、文化、 状況に応じて適用していかなければならないということ。 第三に、もう一つの、しかもきわめて重要な 「しかし」があった。    「それは、いかに余儀なく見えようとも、  またいかに風潮になっていようとも、  基本と原則に反するものは、  例外なく時を経ず破綻するという事実だった。  基本と原則は、状況に応じて適用すべきものではあっても、  断じて破棄してはならないものである。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-基本と原則(前書き)

■社会を生産的にする■~何によって憶えられたいか~

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おはようございます。 薄雲の川崎の朝です。 昨日は見事な秋晴れでした、 久しぶりの青空。 今日も概ね晴天、 午後からは段々雲が増え、 あしたは雨のようです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ~そんなことはない。         神々が見ている。~ ★とるべき行動   本書によって何を得たか?   今後いかなる能力を身につけるつもりか? ★身につけるべき姿勢   成果をあげる能力を着実に身につけていく。 ドラッカーは、 一人ひとりの自己啓発は、 組織の発展にとって 重要な意味をもつとした。 そして、それは組織が 成果をあげるための道である。 成果を目指して働くとき、 人は組織全体の成果水準を高め、 自らと他の人たちの成果水準を高める、 と続ける。 こうして一人ひとりの 成果をあげる能力は、 現代社会を経済的に生産的なものにし、 社会的に発展しうるものにする。    「紀元前440年頃、  ギリシャの彫刻家フェイディアスは  アテネのパンテオンの庇に建つ彫像群を完成させた。  それらは今日でも西洋最高の彫刻とされている。  だが彫像の完成後、フェイディアスの請求に対し  アテネの会計官は支払いを拒んだ。  彫像の背中は見えない。  誰にも見えない部分まで彫って、  請求してくるとは何ごとか。  それに対して、フエイディアスは答えた。  そんなことはない。神々が見ている。」 ~『プロフェショナルの原点』(結論 成果をあげる能力は修得しなければならない) 今回で『プロフェショナルの原点』は終了です。 明日から、「マネジメント【エッセンシャル版】」を読んでいきます。

■間をとろうとしない■~半分の行動こそ常に誤り~

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おはようございます。 ほのかに明るい空の川崎の朝です。 ノーベル文学賞をボブディランが受賞した。 われらの時代のオピニオンリーダー、 青春時代に感化された一人である。 日本ではミュージシャンでは岡林信康、 思想家では吉本隆明でしょうか。 文学賞? 選考委員会は「第二の文学」を作り出したと表現した。 納得。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ~意思決定は、行うか行わないかである。~ ★とるべき行動   二股をかけたり、間をとったりしたことはないか? ★身につけるべき姿勢   常に行動するかしないかである。再調査で逃げてはならない。 ドラッカーは、 複数の解決案から 最善のものを選択するには、 四つの基準がある、 とする。 第一にリスク。 解決案から得られるものと 冒さなければならないリスクを比較する。 第二に経済性。 解決案のうち、最小の労力で 最大の成果をもたらすもの、 混乱を最小にとどめつつ 必要な変革をもたらすものは何か。 第三にタイミング。 緊急を要するのであれば、 何か重大事が起こっていることを 組織中に知らせる解決策が必要である。 第四に人的な制約。 制約条件として考慮に入れるべき 最も重要な資源が、 意思決定の結果を実行すべき人たちである。    「行動するかしないか、  いずれかにしなければならない。  二股をかけたり、間をとろうとしたり  してはならない。  手術はするかしないかである。  同じように、決定も行うか行わないかである。  半分の行動はない。  半分の行動こそ常に誤りであり、  必要最低限の条件、  すなわち必要条件を満足しえない行動である。」 ~『プロフェショナルの原点』(第6章 意思決定を的確に行う)