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■20年後の日本に期待する■~計画、設計とマーケティングなど~

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おはようございます。 暗い空が寒々しい川崎の朝です。 日中、陽射しが出そうですが、 気温は10度以下で寒い一日になりそうです。 寒暖差の激しい日々が続きますが、 体調管理にお気を付け下さい。 今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 「戦略」を管理する経営構造の確立こそ、 知識労働時代の最も重要な課題である、 とした。 そして、この課題を乗り越え、 知識労働の生産性向上に努めてゆけば、 20年後の日本も、いまと変わらず 世界の製造業のメインパワーであり続けるだろう、 とする。 ドラッカーが亡くなって13年、 果たして日本は、 この期待に応えるべき方向に 向かえているだろうか? 「--計画、設計とマーケティングなど、  高度な頭脳だけを国内に残す形で。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■いま求められている経営構造■~知識労働時代の最も重要な課題~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 肌寒い日曜日になりそうです。 暖かくしてお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 新しい時代の製造業は労働集約型ではなく、 頭脳集約型のものになるから心配はいらない、 とした。 そして、議論をすべきは 「雇用の輸出」に対する 不安についてではない、 とする。 それはなにか? 事業計画を立案し、 設計やデザインを考え、 マーケティングや研究開発に 知恵を絞ると共に、 自ら手がける必要のないものを選別して アウトソーシングすること、 と続ける。 「--すなわち、  「戦略」を管理する経営構造の確立こそ、  知識労働時代の最も重要な課題であるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■飛行機の中で過ごす人生はムダ■~新しい時代の製造業~

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おはようございます。 陽射しの明るい川崎の朝です。 気持ちの良い土曜日、 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 21世紀の国際企業が 最重視しているのは「戦略」であり、 その中心を成しているものは 頭脳労働=知識労働である、 とした。 そして、世界の工場としての地位を確立した 中国に代表されるように、 ローコストの国々に 製造拠点が移される事態を目にして、 アメリカでも日本でも、 自国に空洞化が生じることへの危惧が、 さんざん議論されてきた、 と続ける。 このことについてドラッカーは、 新しい時代の製造業は労働集約型ではなく、 頭脳集約型のものになるから心配はいらないとする。 「アウトソーシングには不向きで、  プロジェクトに従事する人間が  顔と顔を突き合わせて、  直接やりとりすることで  進捗が見込めるタイプの仕事になります。  太平洋や日本海を横断する飛行機の中で  人生を過ごすようなやり方は、  とても頭脳集約型とは言えません。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■企業に起こった変化■~知恵を絞る頭脳労働=知識労働~

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おはようございます。 まだ薄曇りの川崎の朝です。 段々快復、日中は暖かくなりそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 労働の質を劇的に変えた原因は、 企業に生じた大きな変化にある、 と続ける。 バブル期の日本企業に代表されるように、 かつての国際企業はさまざまな国に できるだけ多くの資産を「保有」することを重視し、 いかに土地や企業等の資産を増やすかに狂奔した。 しかし、21世紀の国際企業が 最重視しているのは「戦略」であり、 いかに効率的に経営できるかの戦略を練り、 研究・開発をコントロールしていくかに 知恵を絞る頭脳労働=知識労働が、 その中心を成しているとする。 「実際アメリカでは、  すでに単純労働的な仕事はなくなっており、  製造業関連の労働者数は  10パーセント強に過ぎません。  他方、日本ではいまだ就業人口の  20パーセントほどを占めています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■激増した知識労働者■~航空宇宙産業メーカーにおける変化~

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おはようございます。 今にも雪が降ってきそうな寒空の川崎の朝です。 今日はみぞれ交じりのにわか雨の可能性もあります。 雨具、防寒の準備をお忘れなく。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカー、 労働市場の変化には二つの側面があり、 その一点目として「知識労働」が ますます重要性を増してきた、 と指摘した。 そして、 かつてドラッカーが経営教育で関わった 航空宇宙産業メーカーの例を挙げる。 およそ20年前、その会社は製造部門に 6000人の従業員を抱え、 これをコントロールするオフィスには 500人しかいなかった。 その状況が変化した。 「しかし、いまその工場には  わずか400人のブルーカラーしかおらず、  一方オフィスに詰めるホワイトカラーは  3万8000人に及びます。  この変化は、なぜ生じたのでしょうか?」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■国際競争におけるただ一つの尺度■~「労働集約」から「頭脳集約」~

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おはようございます。 雲が空を覆う川崎の朝です。 陽射しが少ない分、寒い一日になりそうです。 暖かくしてお出かけください。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカー、 労働市場は、「労働の質」と 「労働を担う世代」の両面で変化している、 とした。 まずは「労働の質」の変化について。。 それまで、ブルーカラーが担ってきた 「労働集約」的な仕事が重みを失い、 ホワイトカラーが中心を成す「頭脳集約」的な仕事、 言い換えれば「知識労働」がますます重要性を増してきた、 とする。 「私はかねて、  現代の国際競争において  意味を持つのは唯一、  「知識労働における生産性」のみである  と指摘してきましたが、  その傾向がますます強まっています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■進行しつつある二つの変化■~「労働の質」と「労働を担う世代」~

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おはようございます。 段々明るさを増す川崎の朝です。 一週間前には雪予報でしたが、 概ね晴れの一日になりそうです。 週末には、雨の予報もありますが、 一雨一雨春の兆しが感じられるように なるんでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から 「第3章 ”仕事”に起こった変化」 ドラッカーはこの章で、 日本が直面している労働市場における 大きな変化についての指摘を展開する。 「労働市場の変化には二つの側面があり、  「労働の質」と「労働を担う世代」の両面で  進行しています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)

■「言葉の壁」が作る影■~強みであると同時に弱み~

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おはようございます。 寒々しい空に薄い雲が浮かぶ 川崎の朝です。 オリンピックで金メダルが続いた。 絶対王者と呼ばれる、羽生と小平が期待通り勝った。 実績があるからこそ絶対王者と呼ばれるが、 生身の人間が行う勝負事は何が起こるかわからない。 自身のコントロール外のできごともある。 彼らにかかるプレッシャーは 想像を絶するものだろうが、 それを乗り越える精神力の強さが、 絶対王者と呼ばれる所以だろう。 感服。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本語の壁は強力な盾の役割を 果たしている、 とした。 そして、言葉の壁に守られていることは、 日本人の強みであると同時に、 弱みでもある、 と続ける 弱み、それを二面から指摘する。 一点目は、言語の問題。 グローバル化された情報の多くは、 英語で流通しており、 先に紹介したインドの例とは対照的に、 英語が普及していない日本人は、 情報へのアクセスに苦労する可能性があること。 二点目は、言語の壁により、 外国人と働く機会を狭めているということ。 「さらに加えて言えば、  あなたたち日本人は  「成長をともに経験した人とその後も仕事を続けていく」ことに  慣れすぎています。  言語の壁によって外国人とともに  働く機会を少なくしていることが、  何らかのマイナス作用を引き起こすかもしれません。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)

■大いなる日本の遺産■~かくも強力な盾の役割~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 今朝は零度を下回ることはありませんでしたが、 日中10度を超えることもないようですね。 概ね晴れ、休日をお楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 最も効果的に日本を外部から 保護しているのは「日本語」である、 とした。 そして、日本で外国人が務めることができるのは、 経営トップとしての役目だけで、 現場の実務を担当するには 言葉の壁が高すぎ、 結果的に仕事は日本人が行うことになるとする。 日本語の壁は、 外部に対するかくも強力な 盾の役割を果たしているが、 第二次大戦終結直後に、 「漢字を捨てローマ字を採用すべき」と 強硬に主張する人たちがいた、 と続ける。 「来日経験のなかった当時の私でさえ、  大変な間違いであることにすぐに気づきました。  もしも実行されていたならば、  大いなる日本の遺産は失われ、  現在の日本は存在していなかったかもしれません。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)

■強固な防護壁■~難解な日本語が母語であること~

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おはようございます。 段々と明るさを増す川崎の朝です。 朝方は冷え込みましたが、 日中は10度を超えそうですね。 今日は羽生と羽生、 スケートと将棋、どちらも注目。 楽しみな一日です。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本の官僚システムの誤りについて、 各省庁間をまたぐローテーションを導入せよ、 とした。 そして、保護主義に関して、 最も効果的に日本を外部から 保護しているのは「言語」である、 と続ける。 難解で、他の言語とは 大きく異なった特徴を持つ 日本語を母語にしていることは、 関税などの保護政策よりも 効果的に日本を守っている。 たとえばアメリカの多国籍企業が 幹部をドイツに異動させる場合、 一年以内にこの幹部がドイツ語を 話せるようになることを、 当然のこととして期待し、 彼らの多くは、任務を遂行するのに 十分な程度にドイツ語を 使いこなせるようになる。 しかし、日本への赴任となると。。。 「ところが赴任先が日本となると、  とたんに話が違ってきます。  あらかじめ何年経っても  通訳に頼らざるを得ないことを  覚悟した上で送り出すのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)

■ローテーション制度を導入せよ■~縦割り行政の無益な敵愾心~

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おはようございます。 薄明りの川崎の朝です。 昨日は予報を超えた暖かさでしたが、 今日はまた真冬の気温、 暖かくしてお出かけください。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本の官僚システムの誤りについて指摘した。 そして、省庁間の壁が厚く、 互いに敵視しあうために 業務が非効率的であることも改善の必要がある、 と続ける。 十分に機能する官僚を育てるには、 最初の数年間に複数の省庁の仕事を経験させ、 省庁をまたいで仕事することを覚えれば、 縦割り行政の無益な敵愾心は生まれない、 とする。 「財務省の課長が経産省を  打ち負かそうとするなどといった  馬鹿げた行いが一掃され、  効率の良い官僚システムを作る  一助となるに違いありません。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)

■悪しき伝統■~非常に硬直化したシステム~

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おはようございます。 薄い雲がかかる川崎の朝です。 いくらか冷え込みが緩んだ感じで、 日中は3月並の暖かさになりそうです。 ほっとしますね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本の官僚システムは、 フランスをモデルに 構築されたことが誤りである、 とした。 そして、学校時代や入庁時の試験の成績が、 後々の昇進にまで大いにものを言う 非常に硬直化したシステムになっている、 と続ける。 日本の官僚はその職に就くまでのキャリアに 過剰な敬意を払われ社会的名声も得ている。 給料は銀行員ほど高くはないが、 その埋め合わせとして天下りという恩恵を得ている。 「各行政部門のトップにまで  上り詰めることができれば、  管轄産業における最高給の職にありつくことで  報われるという伝統を持っています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)

■人材登用法に誤りが■~最大の誤りは学歴偏重~

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おはようございます。 薄明りの射す川崎の朝です。 今朝も零下の気温、日中は10度を超えそうです。 温度変化にご注意を。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本の官僚制度がどこから来たのかを問い直せば、 改革の答えは見えてくるはずだ、 とした。 そして、日本の官僚システムは、 意識的にドイツやフランスといった 中欧の国々の制度をモデルに構築された、 と続ける。 ドラッカーは、 フランスをモデルとしたことは誤りであり その最大の理由は学歴を過度に 重視している点にある、 とする。 「フランスでは限られた  有力校を卒業した者のみに  高級官僚への道が開かれていますが、  日本もこれに倣い、人材の供給源を  一部の有名大学 ・・・東大や早稲田、慶応など・・・  にのみ頼ってしまいました。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)