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■苦手なものはいくつもある。■~引き受けてはならない仕事~

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おはようございます。 未明の川崎。 日が短くなった。 今朝の日の出は6時、雲が多いためか、薄暗い。 アメリカ中間選挙は予想通り共和党が議席を伸ばし、 上下両院で多数派になった。 オバマにとっていかに妥協していくかを 判断する2年となる。 いずれにせよ世界に対する影響は大きい。 正しい妥協を選択してほしい。 半分のパンの切れ端は食べられるが、 半分の赤ん坊の死骸はあやすことはできない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ フィードバック分析で明らかになる行うべきこと、 その六 ”行っても成果のあがらないことは行わないこと” 何も成果を生み出さない仕事は無駄でしかない。 仕事に必要な能力が足りないことが原因である。 人には、苦手なものがいくつもある。 その必要となる能力が、本人にとって 苦手なものである場合には、 仕事を引き受けてはならない。 「人には、苦手なものはいくつもある。  超一流の技能や知識をもつ者は少ない。  そのくせ人には、並の才能や技能さえもちえない  分野がたくさんある。  そのような分野では、  仕事を引き受けてはならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第2章 自らの強みを知る)

■人への対し方■~潤滑油であることを知る。~

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おはようございます。 未明の川崎。 アメリカ中間選挙が実施されている。 野党共和党の伸びが、次期大統領選挙と オバマの残る2年の働き方の行方を左右する。 この結果は今世界で起こっている、 イスラム国やエボラ出血熱、中東、アジアをめぐるリスク等、 これまでにない課題対応に大きな影響を持つ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ フィードバック分析で明らかになる行うべきこと、 その五。 ドラッカーは、人への対応の仕方にも注意が必要だとする。 仕事は、チームワークで行う、つまり他の人との協働である。 そして、人それぞれ、異なる価値観やプライドを持つ。 相手にとって、悪い対応をすることは、 彼らとのコミュニケーションを疎外することがある。 「人への対し方が悪くて、  みすみす成果をあげられなくすることを避けることである。  頭のよい人たち、特に若い人たちは、  人への対し方が潤滑油であることを  知らないことが多い。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第2章 自らの強みを知る)

■自らの悪癖を改める■~邪魔になっていること~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝。 いつの間にか晩秋、 めっきり朝の気温も低くなった。 でも、日中は結構気温が上がったりして、 体調を崩しやすい。 風を引いてしまったようだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ フィードバック分析で明らかになること、 その四。 自らの悪癖、つまりやらなければ より成果が上がることは、 なかなか自分自身では発見できない。 フィードバック分析することにより、 客観的な目で見ることができる。 「行っていること、  あるいは行っていないことのうち、  仕事ぶりを改善し成果をあげるうえで  邪魔になっていることを改めなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第2章 自らの強みを知る)

■知的な傲慢を正すこと■~無知の元凶~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝。 気持ちの良い風が窓から入って来る。 散策日和だね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ フィードバック分析により明らかになること。 ドラッカーは、知るべきことを知らないために 失敗することを指摘する。 特定の分野の専門知識を持った者は、 それだけで通用するとの自負心が強い。 ドラッカーはこれを”無知の元凶”であり、 ”知的な傲慢”とする。 仕事の成果は外の世界に生まれる。 成果の受益者である市場が求めるものは、 一律ではない。 専門家が知る必要のないと考えることと、 市場が求めることが一致することは少ない。 「第三は、無知の元凶ともいうべき  知的な傲慢を正すことである。  多くの人たち、特に一つのことに優れた人たちは  他の分野を馬鹿にする。  他の知識などなくとも十分とする。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第2章 自らの強みを知る)

■成果を生み出すものに集中すること■~強みをさらに伸ばす~

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おはようございます。 未明の川崎、空は暗いが、 昼は晴れ、25度まで気温が上がるとのこと。 気温の変化で体調を崩さぬように。 「カツオ人間・ザ・ムービー2『カツオ、ただいま出張中。』」第2話がアップされたらしい。 http://youtu.be/YS9M1hvWzqs?list=PLhakQiT7bkgIZNs2iYI9McqpjbazZmD_P ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ フィードバック分析により明らかになること。 第一は、明らかになった強みに集中すること、成果を生み出すものに集中することである。 第二は、その強みをさらに伸ばすことである。 「フィードバック分析は、  伸ばすべき技能や  新たに身につけるべき知識を明らかにする。  更新すべき技能や知識を教える。  同時に、自らの技能や知識の欠陥を教える。  無能でない程度の技能や知識であれば、  よほどのことがないかぎり、  誰でも手に入れることができる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  第2章 自らの強みを知る)

■何によって知られたいか■~シュンペーターの教訓~

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おはようございます。 まだ空の多い川崎の朝。 日中は秋晴れになりそうです。 今日はフリーの休日。 歯科の予約をしていたがリスケして、 阿佐谷ジャズストリート2014に浸ってこよう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、「私の人生を変えた七つの経験」として、 自分自身の経験について語る。 ●何によって知られたいか 次の教訓は、父親と共にシュンペーターを訪問した際のこと。 ”イノベーション”の生みの親であるシュンペーターは、 ドラッカーの父が大学で経済学を教えていたころの学生であった。。 すでに経済学で名をなしていたシュンペーターが 末期の病気で入院していた時に、 ドラッカーが父親と共に、見舞いに行ったときのやり取りが このテーマである。 父親が笑顔でシュンペーターに、 「自分が何によって知られたいか、今でも考えることはあるかね」と聞いた。 シュンペーターも笑った。 それは、シュンペーターが若いころ 「ヨーロッパーの美人を愛人にし、ヨーロッパーの馬術家として、 そしておそらくは、世界一の経済学者として知られたい」 と言ったことで有名だったからである。 そしてシュンペーターは答えた。 ・一人でも多く優秀な学生を一流の経済学者に育てた教師として 知られたい。 ・本や理論で名を残すだけでは満足できない歳になった。 人を変えることができなかったら、何にも変えたことにはならない。 ドラッカーは、この会話から三つのことを学んだとする。 「一つは、人は、何によって人に知られたいかを  自問しなければならないということである。  二つめは、その問いに対する答えは、  歳をとるにつれて変わっていかなければならないということである。  成長に伴って、変わっていかなければならないのである。  三つめは、本当に知られるに値することは、  人を素晴らしい人に変えることであるということである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■定期的に検証と反省を行う■~編集長の教訓~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、日が短くなりました。 春に三日の日和なし、今日は雨模様。 雨具の準備が必要です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、「私の人生を変えた七つの経験」として、 自分自身の経験について語る。 ●定期的に検証と反省を行う 3つ目の教訓は、勤務した新聞社の編集長から教わったこと。 当時50歳くらいだったその編集長は、 毎週末、私たちの一人ひとりと差し向かいで、 一週間の仕事ぶりについて話し合った。 さらに年明けと、6月の半年ごとに、 土曜の午後と日曜を使って、 半年間の仕事ぶりについて話し合った。 この話し合いの中で、最後の二時間を使って、 これから半年間の仕事について話し合った。 このことは、 「集中すべきことは何か」 「改善すべきことは何か」 「勉強すべきことは何か」 を考えることであった。 「編集長はいつも、優れた仕事から取り上げた。  次に、一生懸命やった仕事を取り上げた。  その次に、一生懸命やらなかった仕事を取り上げた。  最後に、お粗末な仕事や失敗した仕事を痛烈に批判した。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■一つのことに集中する■~記者時代の決心~

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おはようございます。 青空の広がる川崎の朝。 昨日は、有楽町で高知県のイベントに参加した。 ”カツオ人間”と戻りガツオの解体ショー、 よさこい踊り も披露され、 青空のもとで賑わった。 しかし、カツオ人間のぶつ切り頭はインパクトだな。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、「私の人生を変えた七つの経験」として、 自分自身の経験について語る。 ●一つのことに集中する ドラッカーはフランクフルトで 証券会社の見習いとして働いていたが、 ニューヨーク株式市場が大暴落したため、 会社がつぶれた。 その直後、フランクフルト最大の新聞社に 金融と外交を担当する記者として勤め始めた。 記者は、いろいろなことを書かなくてはならないので、 少なくとも、有能な記者として知らなければならないことは、 すべて知ろうと決心する。 そして、午後2時15分の勤務終了後の 午後の残りの時間と夜を使って、 何が何でも勉強することにした。 国際法、各種制度、機関、歴史、金融などについてだった。 ここでドラッカーは、 一時に一つのことに集中して勉強するという方法を 身につけ、以降もこの方法を守った。 統計学、中世史、日本画、経済学などをテーマに勉強した。 ドラッカーは、そのような学び方を通して、 テーマとした内容を、完全にマスターすることはできないが、 理解することはできるようになることを知ったとする。 「すでに60年以上にわたって、  一時に一つのテーマを勉強するという方法を続けてきた。  この方法でいろいろな知識を仕入れただけではない。  新しい体系やアプローチ、あるいは手法を  受け入れることができるようになった。  勉強したテーマのそれぞれに、  それぞれ別の前提や仮定があり、別の方法論があった。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)

■人生を変えた七つの経験■~神々が見ている~

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おはようございます。 爽やかな青空の川崎の朝。 今日は、有楽町の駅前広場で高知県のイベントが行われる。 高知のゆるキャラ”カツオ人間”が登場するらしい。 また、戻りガツオ解体ショーもある、切腹か? ボランティアで手伝いに行くが、 青空のもとで気持ちの良い一日になりそう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、ヴェルディの言葉から、 ”目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けよう”と決心した。 さらに、「私の人生を変えた七つの経験」として、 ヴェルディの教訓を含め、次のとおり自分自身の経験について語る。 ・目標とビジョンをもって行動する~ヴェルディの教訓 ・神々が見ている~フェイディアスの教訓 ・一つのことに集中する~記者時代の決心 ・定期的に検証と反省を行う~編集長の教訓 ・新しい仕事が要求するものを考える ~シニアパートナーの教訓 ・書きとめておく~イエズス会とカルヴァン派の教訓 ・何によって知られたいか~シュンペーターの教訓 ●神々が見ている~フェイディアスの教訓 ギリシャの彫刻家フェイディアスは、紀元前440年ころ、 アテネのパルテノンの屋根に建つ彫像群を完成させた。 だが彫像の完成後、フェイディアスの請求書に対し、 アテネの会計官は次のことを理由に支払いを拒んだ。 「彫像の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って、請求してくるとは何ごとか」 フェイディアスは次のように答えた。 「そんなことはない。神々が見ている」。 このことからドラッカーは、 神々しか見ていなくとも、 完全を求めていかなければならないということを、 肝に銘じているとする。 「 『あなたの本のなかで最高のものはどれか』とよく聞かれる。  そのときには、次の作品ですと本気で言っている。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part3 自らをマネジメントする  1章 私の人生を変えた七つの経験)