投稿

ラベル(東電)が付いた投稿を表示しています

■理想企業のアプローチ■~市場が望む企業~

イメージ
おはようございます。 暗い川崎の朝、今にも雨が降り出しそうです。 2つの台風が日本列島に向かってます。 まともに来ると前回規模、コースの模様、 週末に向けて、進路に注意しましょう。 中国でのPM2.5汚染が止まらない。 ハルピン市では測定範囲を超えたほどで、日本の基準の30倍近い数値とのこと。 寒さに向かい石炭暖房を使い始めたことも影響し、今後その影響が増加することは必至。 風に国境はない、日本も影響を受ける。 どう注意すればいいのだろう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 「今日の事業の業績をあげる。」 ための三つのアプローチがある。 その1、理想企業のモデルからスタートする。 まず理想企業を構想する。 これは「われわれの事業は何か、何になるか、何であるべきか」についての答えを具体化したもので、 組織のミッションとその成果を明確に定義したものとなる。 そのうえでわが社の利用しうる市場と知識から最大の成果を得るための、 「われわれの顧客は誰か、顧客の価値は何か」を定義する。 そして、その顧客に向けて自らの強みと能力をどのようにコミットしていくのかを明確に定義する。 こうして市場と自らの知識をマッチさせた理想企業のモデルを構想することができる。 こうすることにより、事業の方向性を具体的に明らかにし、 そのための事業の目標と行動計画をより具体的に設定することが可能になる。 ここでドラッカーは、GMの再興を果たした、CEOスローンの行動をモデルとして示している。 「大きな意思決定と行動のためには、  短期のかなり簡単で大づかみの検討で十分である。  分析も通常の手法で十分である。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)     

■三つのアプローチ■~「理想企業のモデル」からスタート~

イメージ
おはようございます。 一週間の始まり、快晴の川崎の朝。 しかし週後半にはまたまた台風接近の可能性もあり、進路に注意を要します。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 企業の本業は3っつある。 ▽今日の事業の業績をあげる。 ▽潜在的な機会を発見し実現する。 ▽明日のために新しい事業を開拓する。 この9章は「今日の事業の業績をあげる。」ことに関する意思決定について述べている。 分析結果は行動に変えなければ意味がない。 そのための三つのアプローチ手法がある。 ▲理想企業のモデルからスタートする。 ▲機会の最大化を図る。 ▲人材の最大利用を図る。 「事業とその経営状況を分析すれば、  常に、事態は想像以上に悪いことが明らかになる。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)     

■あるべき姿への道筋■~新しい事実の発見~

イメージ
おはようございます。 肌寒く、暗い週末を迎えた川崎の朝です。 雨の週末、来週はさらに強力な台風の接近と続きますが、 皆さんお気を付け下さい。 特に伊豆大島のみなさんには、 26号の復旧作業が未だ真っ最中、作業が急がれる。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、事業診断において、欠けているかを明らかにすることが重要で、 それは、三つの種類があるとした。 そして、特に重要で見落とされることが多いものは、 ”▲No3:「知識である。」”だとする。 取得すべき重要な新しい知識、中核的な知識の強化と深化の必要性の有無、 わが社のどの知識について再定義が必要かなどだ。 このような全体的な事業の分析によって、事業についての識見や ビジョンについて理解を深めることで、 次の領域における意思決定を的確に行うことができるようになる。 ●顧客に貢献すべき製品サービス。 ●顧客に貢献するために必要な卓越した知識領域や人材 ●われわれの顧客は誰か、顧客の価値は何か、それを満足すべき流通チャネル ●以上の目標を具体化する技術、プロセス、製品、サービス ●成果をもたらす領域におけるリーダーシップ 「経営者をして『これがわれわれの事業である』といいうる識見、  『これがわれわれの事業のあるべき姿である』といいうるビジョン、  そして、『これが現在の姿から、あるべき姿への移行のための道筋である』  といいうる方向性を与える。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)     

■欠けているものは何か■~マネジメントも全能ではない。~

イメージ
おはようございます。 雲の多い、暗い川崎の朝、ぐっと冷え込みました。 各地で初霜の情報も。 伊豆大島では台風の犠牲者が増大している。 町役場の不手際との指摘もあるが、 今は行方不明者の救出に力を尽くしてほしい。 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。 ----------------------   ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、事業診断において、さらに重要なことは、 当然行っているべきであるにもかかわらずまだ行っていないものの発見だとする。 それは、製品、市場、流通チャネルなど成果をもたらす領域の中に、 常に、三つの種類がある ▲No1:「全盛期を過ぎたものに代わるべきものを開発する努力である。」  市場から撤退すべき時が見えているものに変わるものを、新しく開発すること。 ▲No2:「機会と成功の追及である。」  製品、市場、流通チャネル各領域の中で、見落としていたものを機会として追求し成功に変えること。  ▲No3:「知識である。」  ・取得すべき重要な新しい知識  ・向上、進歩させるべき現在の中核的な知識  ・再定義の必要のある知識 「マネジメントも全能ではない。  したがって、自らの目を養うための体系的な努力がなければ、  最も明白なことを見落とし、最も明確な兆候を見誤る。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)     

■これがわが社の事業である■~診断の再点検~

イメージ
おはようございます。 まだ台風の暴風雨圏にある川崎の朝です。 このあたりは昨夜らい左程の風雨がなく夜が明けました。 しかしまだ注意が必要です。 気になるのは、福島第一原発の様子、大丈夫だろうか。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 事業の成果をあげるために、以下の四つの分析を行った。 ①業績をもたらす領域についての分析(第2章)、利益と資源についての分析(第3章) ②コストセンターとコスト構造についての分析(第5章) ③マーケティング分析(第6章) ④知識分析(第7章) これらは総合して使うことによって初めて、自社について理解し、診断し、方向づけを 行うことができるようになる。 しかしさらに重要な段階として、ドラッカーは次のことを示す。 ①と②の分析結果である暫定的な診断を、③と④の分析によって再点検していくことである。 この結果により、事実を正確に把握しているが、本当に理解するところまでは 把握していないとことが明らかになる場合がある。 この場合は、企業診断を大幅に変更する必要が出てくる。 「暫定的な診断においては、堂々たる今日の主力製品、  あるいは明日の主力製品と判断したものが、  実はすでにそのライフサイクルの末期、  あるいは末期近くにあることがわかるかもしれない。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)     

■知識の利用法を改善■~いかにして手に入れるか~

イメージ
おはようございます。 今日から仕事再開。暗く肌寒い朝を迎えた川崎です。 台風がまた来てます、関東地方に向かってきている模様ですので、動きにご注意を! ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識分析においても、マーケティング分析同様に 診断のための問いが必要であるとする。 その④ 知識の利用法の改善及び欠けている知識と入手方法について 【CASE】 ・銀行は、自社のデータ処理に関する知識を、 ノウハウや資源を持たない中小企業の事務処理向けに サービス提供ができるかもしれない。 ・防衛・宇宙産業の大手メーカーは、 そのシステム・マネジメントの知識を、 海洋開発や病院経営に適用できるかもしれない。 そもそも、いまのノウハウは何をするためのものか、 何ができるのか、それは何を満足できるのか。 このような問いかけが新しいチャンスを生み出すのでしょう。 「いかにして知識の利用法を改善できるか、  そこにおいて欠けているものは何か。  欠けている知識はいかにして手に入れるか」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■顧客が期待している知識■~十分組み込まれているか~

イメージ
おはようございます。 三連休最終日も快晴の朝を迎えた川崎です。 今日も、行楽日和になりそうです。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識分析においても、マーケティング分析同様に診断のための問いが必要であるとする。 その③「わが社の知識は、わが社の製品やサービスに十分組み込まれているか」 企業は、差別化された知識を使ってこそ業績をあげることができる。 しかし、多くの場合、僅かしかそのノウハウを顧客に提供していない。 「宝の持ち腐れ」である。 あるコーヒーショップチェーンは淹れたての美味しいコーヒーを提供していた。 そこには、美味しい珈琲豆の仕入れ、焙煎に関するノウハウがあり、 ある店舗で焙煎珈琲豆の販売を始めたところ業績が大きく向上した。 しかし、多くの店舗では、そのノウハウを店内飲食用にしか使っていなかった。 そこで、好業績の販売ノウハウを他の店舗で使えるようにすると、 赤字店舗の大多数が黒字転換した。 自宅でも美味しいコーヒーを飲みたいという顧客の期待に答えることとなったのだ。 「わが社の知識は、わが社の製品やサービスに十分組み込まれているか」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■知識に対する報酬■~効果的に使われているか~

イメージ
おはようございます。 快晴の川崎の朝、今朝は空気が締まっています。 行楽日和になりそうです。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識分析においても、マーケティング分析同様に 診断のための問いが必要であるとする。 その②「わが社は貢献している知識に対して報酬を受けているか」 さらに、自らの知識がいかに効果的に使われているかについての問いが必要となる。 例えば、Excelというソフトウェアがある。 マイクロソフト社は、このスプレッドシートの販売代金を得ることにより利益を得ている。 しかし、同社は、自社の卓越性がこのソフトウェアのプログラム開発にあるのではなく、 このソフトウェアが、事務処理を簡易に効率化し、 ビジネスをより有効にするというビジネスプロセスの改善にあることを知っているのだ。 製品製造以外の知識をもちいて、製品購入後のプロセスを アドバイスすることによる付加価値を生みだしているのだ。 「わが社は貢献している知識に対して報酬を受けているか」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■適切な知識とはなにか?■~ほかの人間にも必ずできる。~

イメージ
おはようございます。 三連休の初日、晴天の川崎の朝です。 天候、行楽は早めがいいみたいですね。 ----------------------   ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識分析においても、マーケティング分析同様に診断のための問いが必要であるとする。 その①「わが社は適切な知識をもっているか。わが社の知識は成果があがる領域に集中しているか」 適切な知識とはなにか? それは、市場での機会を開拓するうえで必要となる知識である。 自社の知識が、市場においてまったく不適切であるということは少ないかもしれないが、 市場にとって十分ではないということはある。 なので、新しいことを学ぶことが必要となる。 化粧品メーカーは、最先端の高分子化学を知らなければならない。 また、ソフトウェアメーカーは、ハードウェアやネットワーク技術はもとより、 行動科学や人工知能に関する知識が必要かもしれない。 知識が知識であり続けるためには進歩していかなければならない。 「あるとき、一人の選手が、一マイルを世界記録よりも少しばかり速く走る。  すると突然ほかの選手が続いて快挙を成し遂げ新しい次元が始まる。  ある人間にできたことはほかの人間にも必ずできる。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■知識は卓越しているか■~新しい知識や変化の必要性を知る~

イメージ
おはようございます。 雨模様の川崎の朝です。 日中はきょうも暑そうです、服装と体調に気をつけましょう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識分析においても、マーケティング分析同様に診断のための問いが必要であるとする。 ①「わが社は適切な知識をもっているか。わが社の知識は成果があがる領域に集中しているか」 ②「わが社は貢献している知識に対して報酬を受けているか」 ③「わが社の知識は、わが社の製品やサービスに十分組み込まれているか」 ④「いかにして知識の利用法を改善できるか、そこにおいて欠けているものは何か。欠けている知識はいかにして手に入れるか」 「このような知識分析の結果は、これまで見逃してきた市場や、  過小に評価してきた市場における機会を知るためにも、  既述のマーケティング分析にフィードバックしなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■多くが卓越することはできない。■~真の知識には、集中が必要~

イメージ
おはようございます。 快晴の川崎の朝、今日も暑くなりそうです。 もう10月ですが、猛暑日。。。 太平洋のはるか沖にはまたまた台風が発生、 季節はどうなっているんだろう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 第五、「いかなる企業も、多くの知識において 同時に卓越することはできない。」 人は神ではないので、誰よりも優れ、誰よりも多くの 万能の知識や技術を持ってはいない。 得意なことと不得手なことを持ち合わす。 これは、企業にしても同様で、ただ一つの領誠においてさえ、 単に有能であることさえも難しい。 新たに設立される企業の75%は、 マネジメントの失敗を主たる原因として 五年以内に倒産することからも明らかである。 成功するには、少なくとも一つの領域においては 卓越しなければならない。 そのためには、集中することが必要である。 「多くの領域において卓越することはできない。  しかし、成功するには、きわめて多くの領域において  並以上でなければならない。  いくつかの領誠において有能でなければならない。  一つの領域において卓越しなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■他に必要な知識はなにか?■~知識の有効性とニーズ~

イメージ
おはようございます。 台風の影響は見られない川崎の朝です。 現在山陰沖を通過中、地域の方はお気を付け下さい。 また若い命が失われた。 ストーカ被害を警察に訴えた矢先のことだった。 救えなかった命なのか? ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 第四に、「あらゆる知識がやがては間違った知識となる。」 あらゆる知識はやがて、市場や顧客の価値とマッチしない間違った知識となったり、単に陳腐化する。 なので、今保有する知識の強化というよりも 「ほかにいかなる知識が必要か。何か違う知識が必要か」を問わなければならない。    「この能力によってリーダーシップを維持しているという前回の結論は、  最近の経験でも実証されているか」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■知識は滅しやすい。■~卓越性を常に強化する。~

イメージ
おはようございます。 雲の多い中、青空が覗く川崎の朝です。 今年最強の勢いを持つ大型の台風が近づいている。 九州沖縄地方ではすでに影響が、明日には都心でも風が強まるとのこと。 十分注意しましょう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ■知識は滅しやすい。■~卓越性を常に強化する。~(第7章 知識が事業である) ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 第三に、「知識は滅しやすい。」 今自社の持つ知識は、やがて顧客のニーズを満足させられなくなる。 または、より優れた競合の知識に取って代わられる。 自社の知識はこうして消え去っていく。 なので、常にこの知識の有効性を再確認し、再学習し、再訓練しなければならない。 しかし、何が自社の卓越性かを知らなければ維持強化など出来はしない。 「自社に特有の卓越性は常に強化していかなければならない。  しかし、そもそも自社の卓越性を知らずして  いかにしてそれを維持強化できるか。」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■知識分析には訓練が必要■~繰り返しによって、報われる~

イメージ
おはようございます。 雲の多い暗い川崎の朝です。 ----------------------   ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 ②「知識の分析には訓練を必要とする。」 自社の知識つまり事業の源泉を分析し定義することは困難である。 ITである、食の安全である、くつろぎの提供である、、 これでは漠とし過ぎ、意味ある行動に転化できない。 マネジメントは、自社の全部門とマネジメントの基本を知らなければならない。 そして、自社の事業と関係あるすべての知識、や技術の基本ついても理解しなければならない。 しかし、一人の人間が全ての情報を知ることは不可能だ。 マネジメントは”自社の特有の知識は何か”を客観的、徹底的かつ前向きに見つめる必要がある。 「あらゆる知識において卓越することはできない。  おそらくはあらゆる情報について並に知ることさえもできない。  自社に特有の知識を明らかにする試みは、  繰り返しによって、やがて容易になり、報われるものとなる。」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■企業の知識■~学問ではなくて衒学にすぎない~

イメージ
おはようございます。 雲の多い暗い川崎の朝です。 三枚羽根のスクリューは、羽根一枚いちまいの重さが均一でなければならない。 しかし造形はひと固まりの金属を削って行うので精緻なバランスを取れない。 そこを検査の段階で微調整する。 職人の経験に基づいた優れた技能だが、その裏には涙ぐましい努力がある。。 TBSがっちりマンデーで、今放映されていたが、まさしく日本の強みだ。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 ①「事業に特有の知識についての意味ある定義は、あきれるほど簡単である。」 人間は、自分自身が普通に行っていることは、ほかの人も当たり前にできると考える。 ドラッカーはそのようなことの中にこそ、優れたことが含まれているとする。 逆にいかにも高等な技術や知識と考えていても、身についていない、 板についていないものは鼻持ちならないだけである。 事業も同じことで、普通にできていることの中にこそ優れた知識が存在しているとする。 「学殖と意識しているようなものは、  学問ではなくて衒学にすぎない」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■知識の現実■~あきれるほど簡単である。~

イメージ
おはようございます。 小雨の降る川崎、静かな週末の朝です。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が事業であるとする。 この分析から五つの基本的なことが分かる。 ①事業に特有の知識についての意味ある定義は、あきれるほど簡単である。 ②しかし知識の分析には、訓練を必要とする。 ③知識は滅しやすい。常に再確認、再学習、再訓練の必要がある。 ④あらゆる知識がやがては間違った知識となる。あるいは単に陳腐化する。 ⑤いかなる企業も、多くの知識において同時に卓越することはできない。 「わが社に特有の知識は何かという問いほど、  マネジメントをして自らを客観的、  徹底的かつ前向きに見つめさせるものはない。  この問いに対する答えほど重要なものはない。」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■わが社が得意とするものは何か■~顧客の答えを知る。~

イメージ
おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 東電福島原発の汚染水問題で、またぞろ新たな不手際が発生した。 傾斜地に複数の貯水タンクを設置し、全てのタンクを満杯状態にしたら 一番低い位置にあるタンクからこぼれ落ちたとのこと。 傾斜地にあるにも拘らず、水位計は一番高みにあるタンクにのみ設置していた。 起こって当たり前のことだろう。 起こってはならないことが、予想できるにも拘らず起こってしまっているこの状態でもまだ政府は「アンダーコントロール」という。 徹底管理をすると世界に宣言した政府、どういう神経なのか? メディアや野党の追及姿勢もよく見えない。 どいつもこいつも。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、顧客が事業であるとした。 続いて、知識が事業であるとする。 知識分析である。 この知識分析の最善の方法は、自社が成功してきたものと失敗してきたものを調べることとする。 ▲得意なものの分析 自社と同様なマネジメントを行っており、同程度の能力をもつ競争相手はうまくできなかったが、 自社は苦労なく普通にできたものは何かを問う。 ▲不得手なものの分析 他社は普通にできているのに、自社がうまくできなかったものは何かを問う。 「顧客が常に答えを知っているわけではない。  しかし、いかにとりとめのない答えであったとしても、  どこに正しい答えを見つけるべきかは明らかになる。」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第7章 知識が事業である)     

■人の選択がすべて■~適材適所こそ最も肝要~

イメージ
おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 7月突入、今年も残り半年を切ったんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、意思決定に際しては、 人選にできる限りの時間を割く必要があるとした。 この、人の選択の重要性をGEのジャック・ウェルチを例にあげて示す。 ウェルチは事業に関わる人々と徹底して議論し、相応しい人材を適所に配置転換した。 そのような十分な考査に基づいた育成の結果、後継者候補が十数名に上ったと言う。 有能な経営者の一例である。 「適材適所こそ最も肝要であり、人選さえ正しければ、  たとえビジネス上の選択に誤った時でさえも  修正が可能だからです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)     

■ 顧客は合理的である ■~企業が持つ違和感は危険~

イメージ
世田谷での放射線の原因は福島原発事故と無関係であることが確認された。 しかし、なんら安心すべき事態ではない。 一つは、原因が何であれ、有害物質が居住地域に無管理状態で放置されていたということ。 もう一つは、福島原発事故で放射性物質がばら撒かれたという事実とその責任の所在、 果たすべき義務はなんら変っていないということ。 ------------------------------ ドラッカーは、企業は顧客の合理性を理解しなければならないとする。 企業は消費者が企業の思いどおりに消費行動をしないことに違和感を持つ。 満足するはずのサービス、購入するはずの商品等。。。。 しかし、顧客はそれぞれの合理性を持っている。 四畳半に住まいしても、ベンツに乗って、ネイルサロンでおしゃれをするということは、 その人には何事にも変えがたく合理的である。 「顧客は合理的である。不合理であると考えるのは危険である。 顧客の合理性がメーカーの合理性と同じであると考えたり、 同じでなければならないと考えるのと同じように危険である。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット

■ キャデラックの競争相手 ■~顧客は異なる用途や満足を買う~

イメージ
世田谷で、一般区民の検知により、計画的避難区域を上回る2.7マイクロシーベルトの高度の放射線量が測定された。 また、横浜では半減期約30年といわれるストロンチウム90(半減期約30年)が195ベクレル、民間の分析機関により検出された。 これも福島市内の土壌から検出されたレベルを超えている。 首都圏のどこにこの様なホットスポットがあってもおかしくない状況が、いずれも民間人により明らかにされた。 ”放射線ヒステリー”と揶揄する識者の声もあったがこの事実をどうみるだろうか。 放射能汚染の責任者である東電、国はなにをしているのか。 自らの行為により放射能をまき散らした状況を一刻も早く調査し、できる限りの防御策を打つことは彼らの当然で最優先の義務。 -------------------------- ドラッカーは、企業が行う事業は顧客が規定するとした。 そしてさらに、製品は企業の思いとはまったく異なる 用途や満足を生み出す場合もあるとする。 「キャデラックを買う者は、交通手段を買っているのか、 富のシンボルを買っているのか。 キャデラックは、シボレーやフォードと競争しているのか、 ダイヤモンドやミンクのコートと競争しているのか。」 ~P.F.ドラッカー「現代の経営」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット