【サキよみチカラ 龍馬】 ■ 機が熟すを見極める ■
「天下に事をなすものハ ねぶともよく々はれずてハ はりへハうみをつけもふさず候」 ~大きなことを行う際には、急がずに十分に機が熟すことを見極めなければならない。 ”ねぶと”とはできもの、腫れ物 ”十分に腫れきっていないできものを針で潰そうとしても、まだ針に膿が付かずつぶれることはない” ことと同じく機を熟すことを見極める目が政治を行う者には必要である。 龍馬の”大らかな性格”を表す言葉であるが、実は冷徹な視点に支えられた言葉である。