■冷戦国家の出現■~恒久的な戦時社会と戦時経済の構築~
おはようございます。 今朝も雲の多い未明の川崎、 今日は段々青空が広がって来るようです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、福祉国家、経済国家、 財政国家なる大国家の各側面は、 現実と理論の双方によってもたらされたとする。 そして国民国家の最後の側面として現れたものが、 冷戦国家だった。 この冷戦国家としての側面は、 軍事上の技術革新への対応によってもたらされた。 近代海軍とは、鉄鋼で身を固めた艦艇群であり、 非戦争状態、つまり平和の時代に つくっておかなければ間に合わない。 戦争の勃発を待っていたのでは遅すぎる。 「このことは、もはや国防とは、 戦闘行為を民間社会や民間経済から 隔離するためのものではなくなったことを示した。 近代技術のもとでは、国防とは、 恒久的な戦時社会と戦時経済の構築を意味する。」 ~『イノベーターの条件』 (Part3 模索する政治 5章 国民国家から大国家「メガステイト」へ) Amazonプライム・ビデオ