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■マーケティング戦略■~顧客の満足はどこにあるのか?~

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おはようございます。 昨日は風が強い一日だった。 今日は風も収まり、春本番の暖かさになりそうだ。 南海トラフ巨大地震の被害予想を発表した。 マグニチュード(M)9・1、最大34メートルの津波で、 死者最大32万人、全壊約238万棟、資産被害170兆円、 避難者500万人。 範囲は東海から四国、九州に及ぶ広範囲だ。 正しく恐れて、一人ひとりが対策を考えておくことが大事でしょう。。 ------------------------ 共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則 多角化する技術には戦略がなければならないとした。 つづいて、マーケティングの知識と戦力が必要であるとする。 ◆マーケティングの知識と戦力があること。 企業の目的は”顧客の創造”で、そのために企業が持つ機能は、 マーケティングとイノベーションである。 ドラッカーはこのマーケティングを”販売を不要にするもの”と 定義する。 顧客はどこにいるのか、顧客はどういった商品を望むのか、 またその商品の価格はどの程度が相応しいのか、 チャネルはいかに構築するのか。 そして、その商品を市場の中にどのように位置付け、 差別化し競合との競争に勝つか。 などを開発し計画し実行することである。 印刷会社の3Dプリント技術による人工骨造形に例えるとどうだろう。 主たる顧客は、患者としての高齢者や医療ツールとして使用する整形外科医。 それぞれが何を望むのか。 患者の体力負担が軽い施術が可能であることや、医師が取り扱いやすいことなど。 競合はどこにいるか。 部位が足であれば、自動歩行器具を製造する機器メーカーであるかもしれない。 顎であれば、咀嚼補助器具や音声発生器などかもしれない。 そして、医師や患者にこの商品を知ってもらうためのプロモーションを行う。 「マーケティングについての知識と戦略がなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)     

最善の活用方法は何か■~戦略がなければならない。~

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共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則 ◆戦略があること。 ドラッカーは、多角化する技術は、中核的でなければならないとした。 次に、その技術には戦略がなければならないとする。 新しく開発した技術の活用の方法はいくつもあり、 その戦略は複雑かつ難しい。   検討すべきことは、最善の活用方法は何かであり、 活用する上で必要となる付随的な技術は何かである。 印刷会社の3Dプリント技術による人工骨造形を、 医療分野に適用することに例えてみる。 高齢世代の増加により増える、老化による骨の障害に活用する。 そのために、より自然骨に近い材質を生み出す技術や、 体力に負担の少ない埋め込み技術などを付随的技術として 考える必要がある。 「『最善の活用方法は何か』を検討しなければならない。  次に『製品、サービス、市場に適用するうえで必要となる付随的な技術は何か』  を明らかにしなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)     

■技術は付随的ではいけない。■~リーダーとなるための中核~

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おはようございます。 今日も晴天の川崎の朝。 靖国神社の「桜標本木」が開花し、東京地方の開花宣言が出された。 花見にはまだ早いが、天気はいいので、咲き始めの桜を見るのもいい。 しかし、PM2.5は確実に飛び交っている。 うっとおしいがマスクは忘れないように。。 ------------------------ 共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則 ◆中核的であること。 ドラッカーは、多角化する技術には、競合企業が作り出していない、 新しい顧客満足を作り出すことができる卓越性が必要であるとした。 さらにこの技術は、中核的でなければならないとする。 印刷会社が開発する”3Dプリント”技術を、医療分野に多角化することに例えてみる。 骨の病気の治療では、自分自身や他人の骨または人工骨が使われる。 現在の手法では、それぞれ制約条件が大きい。 そこで、現在の手法の持つデメリットを克服するために、 インクジェットプリンタ技術を使用した積層法技術が可能となる。 つまり、一枚ごとに精緻に印刷する技術を積み重ねて立体化するという考え。 患部と同じ形状で造形し、最終的に自分の骨に置き換わるということを 可能にしようとする技術だ。 骨の働きを補助するというだけであれば”付随的技術”だが、 このように骨自体を作り出すという技術は”中核的技術”といえる。 「技術は付随的ではなく中核的でなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)     

■特有で卓越した技術■~市場におけるリーダーとなるもの~

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おはようございます。 雲一つ浮かばない晴天の川崎の朝。 靖国神社の「桜標本木」がまもなく開花しそうです。 東京地方は本日桜開花、春本番の宣言が出されそうですよ。 TPP参加を表明した。 我々に見えている部分は氷山の一角どころか、ほんのひとにぎりでしかない。 全体がどれくらいかなのかが見えていないのだから当たり前だろう。 見えてきた時に、打つ手があるのか。 ”遅きに失して、仕方がない”では済む問題ではない。 ------------------------ 共通の技術を他の市場に多角化する際に守るべき、五つの原則 ◆卓越した技術であること。 ドラッカーは、多角化する技術は、単なるコンセプトではなく、 現実的に使えるものでなければならないとした。 そしてさらに、その技術には、競合企業が作り出していない、 新しい顧客満足を作り出すことができる卓越性が必要であるとする。 例えば、印刷会社が開発する”3Dプリント”技術は、 取り込んだ三次元要素を、いかに精巧に造形できるかに その卓越性があらわれる。 医療分野への適用は、100分の一ミリを超える精度を実現しなければならない。 このような卓越性を獲得することにより、三次元臓器造形というマーケットを生み出し、 けん引していくことが可能となる。 「技術は特有の卓越したものでなければならない。  市場においてリーダーの地位を与えるものでなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)