投稿

ラベル(福島第一度原発)が付いた投稿を表示しています

■ゼネラリストの意味ある唯一の定義■~あの進行性の病い~

イメージ
おはようございます。 ノーベル賞、物理学賞に続いて期待された 村上春樹の文学賞は残念ながら逸した。 イギリスのブックメーカーでは、 オッズ3倍の一番人気。 毎年最有力候補となるほど、 精力的に書き下ろしている。 その裏では、毎朝5時起床、夜9時すぎ就寝、 毎日10kmのジョギング、週に何度か水泳など、 書き続けるために体力維持に努めているという。 文学は体力勝負なんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、ゼネラリストの唯一の定義は、 自らの狭い専門知識を、 知識の全領域の中に 正しく位置づけられる人のことであるとする。 複数の専門領域の知識をもつ専門家もいるが、 たとえ複数の専門領域をもっていても、 ゼネラリストとはいえない。 単に、いくつかの専門領域の スペシャリストであるにすぎず、 一つにしか通じていない人と同じように、 偏狭でありうる。 自らの貢献に責任をもつ人は、 自らの狭い専門分野を 全体の中に正しく位置づけることができる。 そして、自らの仕事の成果を活かしてもらうためには、 ほかの人のニーズや方向、限界や認識を 知らなければならないことを理解している。 「貢献に責任をもつならば、  多様性の豊かさと興奮を十分に味わえなくとも、  学者の傲慢さ、すなわち知識を破壊し、  知識から美と成果を奪う、  あの進行性の病いから身を守る免疫性は  手に入れられるはずである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■知識ある者の責任■~専門知識は、断片にすぎない。~

イメージ
おはようございます。 雲の多いの川崎の朝。 台風一過、日中は秋晴れになりそうです。 しかしまた19号が後を追うように接近中。 要注意ですね、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 知識労働者が貢献に焦点を合わせることは必須である。 彼らの組織に対する貢献はそこにしか存在しない。 知識労働者は、物ではなくアイデアや 情報やコンセプトを生産する。 そして、知識労働者は、 ほとんどが専門家であるため、 専門分野である、 一つのことだけに専念するとき、 大きな成果をあげる。 しかしその専門知識は、 ジグソーパズルの一片にしかすぎない。 一片では何も生み出さない。 ほかの専門家の一片と組み合わされて初めて、 美しい絵が出来上がる。 「専門知識は、それだけでは断片にすぎない。  不毛である。  専門家の産出物は、  ほかの専門家の産出物と統合されて初めて成果となる。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■唯一確実なものは変化■~人は、課された要求水準に適応する。~

イメージ
おはようございます。 朝から雨降りの川崎の朝。 台風の影響でしょうが、 本番は明日ですね。 丁度通勤時間帯になりそうです、 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その3 人材の育成 2 ドラッカーは、組織は、自らの存続のために 人材を育成しなければならないとした。 社会は確実に変化を遂げる。 なので、組織にはその変化に応じた変革が必要となる。 この外に起こる変化に応じて、 なすべき貢献に焦点を合わせるということは、 それに相応しい人材を育成するということである。 ”人は、課された要求水準に適応する。” 貢献に照準を当てる人は、 ともに働くすべての人間の視点と水準を高める。   「人間社会において、唯一確実なものは変化である。  自らを変革できない組織は、  明日の変化に生き残ることはできない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■人材を育成すること■~死を乗り越える手段~

イメージ
おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 台風が接近中、東京地方は今日はまだ大丈夫ですが、 明日からは影響が出そうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その3 人材の育成  第三に、組織は、自らの存続のために人材を育成しなければならない。 現在の組織がいかに苦労して人材を作り上げたものであっても、 次の世代にとっては、それが当然のこととして あるべきものでなければならない。 そして、それは、今日の水準を維持するだけではなく、 常にそれまでの水準を上回っていなければならない。 そうでなければ、その組織は適応の能力を 失ったというべきであるとする。 組織の強みは、最大な経営資源である 人が作り上げるものである。 しかし、人には、リタイアや生命の限界がある。 ドラッカーは、組織はその人材の限界性を超えて、 強みを維持し、向上させていくための手段であるとする。 「組織は、死という生身の人間の限界を乗り越える手段である。  したがって、自らを存続させえない組織は失敗である。  明日のマネジメントに当たるべき人間を  今日用意しなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■価値への取り組み■~人体におけるビタミンやミネラル~

イメージ
おはようございます。 明るい空の川崎の朝。 今日は30度近くまで気温が上がりそうです。 ところにより雷雨の予報もあり、夏戻り。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その2 価値への取り組み ドラッカーは、組織を生かすうえでは カロリーが必要となるとした。 そして同時に、ビタミンやミネラルと同じように、 ”価値への取り組み”が必要であるとする。 ビタミンやミネラルは、人体にとって 組織や機能を維持する機能を司る。 これら栄養素が摂取できなければ人は、 病気になりやがて死亡に至る。 組織にとってその栄養素は、明確な目的であり、 生み出すべき価値である。 これがなければ組織の維持は困難となる。 価値への取り組みも、明確にできない場合もある。 【アメリカ農政の例】 そこには、相容れない二つの根本的価値観が存在した。 農業の生産性の向上と、 国のバックボーンとしての家族的農場の維持である。 前者は、高度に機械化された大規模事業としての産業的農業であり、 後者は、保護された非生産的な農民による郷愁的な農村であった。 「組織には、人体におけるビタミンやミネラルと同じように、  価値への取り組みが必要である。  組織は常に、明確な目的をもたなければならない。  さもなければ、混乱し、麻揮し、破壊される。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■直接の成果■~カロリーと同じ役割~

イメージ
おはようございます。 曇の多い川崎の朝。 全国的にすっきりしない天気、 来週には台風の直撃の可能性もありそうです。 御嶽山の噴火犠牲者が日々明らかになる。 昨日段階で、戦後最大の47名の死亡が確認された。 ご冥福をお祈りします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があるとした。 その1 直接の成果 明確な成果である。 企業においては、売上げや利益などの 経営上の業績であり、 病院においては、患者の治癒率、 学校においては、進学率や就職率である。 しかし、直接的といっても、全てが客観的で 明確であるとは限らない。 「直接的な成果が何であるべきかが混乱している状態では、  成果は期待しえない。  直接的な成果は常に重要である、  組織を生かすうえで、   栄養におけるカロリーと同じ役割を果たす。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■三つの領域における貢献■~組織は腐り、やがて死ぬ。~

イメージ
おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 段々下り坂の天候です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、なすべき貢献には、三つの領域があり、 あらゆる組織がこの三つの領域における成果を必要とする。 その三つとは ・直接の成果 ・価値への取り組み ・人材の育成 である。 これら三つの領域で成果をあげなければならないが、 この三つの領域それぞれの重要度は、 組織によってあるいは一人ひとりの人間によって大きく異なる。 「三つの領域すべてにおいて成果をあげなければ、  組織は腐り、やがて死ぬ。  したがって、この三つの領域における貢献を、  あらゆる仕事に組み込んでおかなければならない。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)

■どのような貢献ができるか■~間違った目標の設定~

イメージ
おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 日中はいくらか日が差すんでしょうか。 日陰は涼しく、日向は暑い、 本格的な秋への移ろいか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 【ある出版部長の退職】 ある公立研究所の出版部長が退職した後、 主たる読者だった外部の科学者たちは読まなくなった。 あるときその一人の科学者が、研究所長に 前部長はわれわれのために書いてくれたが、 新部長はわれわれに向けて書いているといった。 前部長は、広報誌の価値は、 われわれが気に入ることではなく、 外の科学者が何人研究所に入ってくれるかであり、 彼らがいかに優秀であるかにあるとした。 「『どのような貢献ができるか』を自問しなければ、  目標を低く設定してしまうばかりでなく、  間違った目標を設定する。  何よりも、自ら行うべき貢献を狭く設定する。」 ~『プロフェッショナルの条件』(Part2 働くことの意味が変わった  3章 貢献を重視する)