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■目標は組織への貢献による。■~規定することは、一人ひとりの責任~

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ドラッカーは、あらゆるマネジャーに、明確な目標が必要だとした。 そして、さらに必要な要件 ◆短期的的視点と長期的視点を持つ。 今日の仕事に関する目標と明日の仕事に関すること ◆有形の経済的目標のほかに無形の目標を持つ。  ・マネジャーの組織と育成に関する  ・部下の仕事ぶりと態度に関すること  ・社会に対する責任に関すること ◆一人ひとりが責任を持つこと 一人ひとりが、自分自身の目標を設定すること及び 自らの属する組織の目標の設定に参画すること また、トップマネジメントはこれらの目標間のバランスを図り、 それらの目標を否認する権限を持たなければならないとする。 ドラッカーは、明確な目標に関して、一人ひとりに責任と共に、 上位マネジメントには全体最適を図る責任があるとする。  「目標は組織への貢献によって規定しなければならない。  プロジェクト・エンジニアの目標は、技術部門に対して  果たすべき貢献によって規定される。  事業部長の目標は、組織全体に対して果たすべき貢献によって  規定される。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー  24 自己管理による目標管理)     

■目標がなければ混乱する。■~貢献を明らかに~

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次にドラッカーは、マネジャーの目標管理の必要性について指摘する。 まず、社長、部長、課長、PM、PL等あらゆるマネジャーには、明確な目標が必要だとする。 そして、目標は次の要件を満たす必要がある。 ◆自らが管理する部門があげるべき成果は何かということを明らかにする。 ◆他部門の目標達成の助けとなるために、自部門が果たすべき貢献は何かを明らかにする。 ◆自部門の目標達成のために、他部門に期待する貢献は何かを明らかにする。 ◆目標には、はじめからチームとしての成果を組み込んでおく。 ◆そして目標は、常に組織全体の目標から引き出したものでなければならない。 PMの目標は、プロジェクトの目標だけではなく、会社全体の目標と 事業本部全体の目標に基づいた目標でなければならないのだ。 「マネジャーたるものは、上は社長から下は職長や事務主任にいたるまで、  明確な目標を必要とする。 目標がなければ混乱する。  目標は自らの率いる部門があげるべき成果を明らかにしなければならない。  他部門の目標達成の助けとなるべき貢献を明らかにしなければならない。  他部門に期待できる貢献を明らかにしなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー  24 自己管理による目標管理)