■強固な防護壁■~難解な日本語が母語であること~
おはようございます。 段々と明るさを増す川崎の朝です。 朝方は冷え込みましたが、 日中は10度を超えそうですね。 今日は羽生と羽生、 スケートと将棋、どちらも注目。 楽しみな一日です。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 日本の官僚システムの誤りについて、 各省庁間をまたぐローテーションを導入せよ、 とした。 そして、保護主義に関して、 最も効果的に日本を外部から 保護しているのは「言語」である、 と続ける。 難解で、他の言語とは 大きく異なった特徴を持つ 日本語を母語にしていることは、 関税などの保護政策よりも 効果的に日本を守っている。 たとえばアメリカの多国籍企業が 幹部をドイツに異動させる場合、 一年以内にこの幹部がドイツ語を 話せるようになることを、 当然のこととして期待し、 彼らの多くは、任務を遂行するのに 十分な程度にドイツ語を 使いこなせるようになる。 しかし、日本への赴任となると。。。 「ところが赴任先が日本となると、 とたんに話が違ってきます。 あらかじめ何年経っても 通訳に頼らざるを得ないことを 覚悟した上で送り出すのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第2章 日本の”いま”)