■突き崩された前提■~前提となる「情報の遮断」~
おはようございます。
今朝も凛とした寒空が広がる、川崎の朝です。
極寒真冬の底が長引く日本列島、
熱帯魚の凍死という珍事まで。
初めての経験には戸惑います。
十分に注意が必要です。
今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
時代が変わったことの一つめの変化は、
「保護主義」が通用しなくなったことだ、
とした。
そして、その具体例を挙げる。
2002年3月、自国の鉄鋼業を保護する目的で、
アメリカは鋼材の輸入に関税をかけた。
しかし、自動車産業に代表されるユーザー企業はいずれも、
国内価格より安く購入できる相手国が存在し、
購入価格が具体的にいくらになるかも瞬時に分かってしまうため、
高価となる国内価格で購入することを拒否した。
「保護の前提となる「情報の遮断」が
もはや不可能となったことを悟ったブッシュ政権は
翌年12月、関税撤廃を余儀なくされました。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第2章 日本の”いま”)
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