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【サキよみチカラ 龍馬】  ■ 想う心 ■

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                                       《高知県 梼原 維新の門》 龍馬は時代の変革者であるが、その厳しい生き様の裏には緊張の緩和効果としての“洒脱さ”があるとつくづく思う。 三味線を弾き、唄を自作自演し、和歌をたしなむ こういった龍馬があってこそ、ことを成し遂げていく意思が継続できたものと感じる。 「又あふと  思ふこころを  しるべにて  道なき世にも  出ずる旅かな」 ~また絶対会うんだという強い気持ちを支えにしてこそ、誰も歩んだことのない棘の道に踏み出すことができるんだ お龍さんの回顧録によると、 「この時分に大仏の和尚の仲立ちで、私と坂本と縁組をしたのですが、大仏で一緒に居るわけにはいきませんから、 私は七条の扇岩という宿屋へ手伝い方々預けられていました。 すると(元治元年)6月1日の夕方、龍馬が扇岩へ来られて俺も明日は江戸に 行かねばぬから、留守は万事気をつけよと言いますから、別れの盃(さかずき)をしてそ の翌朝出て行きました。」 とのことである。 このときまだ、龍馬はこのお龍さんに命を救われることになることなど知る由もなかったのだが、力強い”想い”が志を支えることは痛感したことであろう。

【サキよみチカラ 龍馬】  ■ 角を立たす ■

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                                    《高知県 梼原 維新の門》 龍馬は時代の変革者であるが、その厳しい生き様の裏には緊張の緩和効果としての“洒脱さ”があるとつくづく思う。 三味線を弾き、唄を自作自演し、和歌をたしなむ こういった龍馬があってこそ、ことを成し遂げていく意思が継続できたものと感じる。 「丸くとも一かどあれや人心  あまりまろきはころびやすきぞ」 この歌は、幼少期に剣術を学んだ日根野道場の教訓歌であったともいわれるているが、龍馬という人物を表すにはピッタリである。 ~仲良くすることは大事だが、一貫したものは持っておかなければならない。 八方美人で、物分かりよく何事も丸く収めようとする心は、 他人の意見や一時的な風潮に流されやすい。 龍馬は実際、柔剛両面からの戦略をたて巧みにキーポイントを押さえ目的達成に近づけた。 他の人の意見をよく聞き、できるだけ受け入れようとする態度は大事 だが、角が立つと言われようが、しっかりとした、強い個性は人間としての”価値”でもある。 自分自身をきちっと主張して初めて、他人との関係性が成立し本来の仕事ができるのではないか。

【サキよみチカラ 龍馬】  ■ 機が熟すを見極める ■

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「天下に事をなすものハ ねぶともよく々はれずてハ はりへハうみをつけもふさず候」 ~大きなことを行う際には、急がずに十分に機が熟すことを見極めなければならない。 ”ねぶと”とはできもの、腫れ物 ”十分に腫れきっていないできものを針で潰そうとしても、まだ針に膿が付かずつぶれることはない” ことと同じく機を熟すことを見極める目が政治を行う者には必要である。 龍馬の”大らかな性格”を表す言葉であるが、実は冷徹な視点に支えられた言葉である。

【サキよみチカラ 龍馬】  ■ 生きてこそ成せる ■

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「人と言ものハ 短気してめった二死ぬものでなし 又人おころすものでなし」 ~人は使命を前にして、短気になって一時の感情で死んでしまってはならない。 また同様に自らの使命を果たすためであっても人を殺してはならない。 京都伏見の寺田屋で襲撃を受けた際、敵中憤死を急ぐ同志三吉慎哉に、ここで急げば”犬死でしかない”と告げたといわれている。 自ら果たすべきものと設定した使命を果たすこと、その使命への”真摯さ”こそが、龍馬が頑なにこだわった信念であろう。

【サキよみチカラ 龍馬】  ■ たっすいがはいかん ■

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猛暑のヒートアップに伴ってビールの売り上げがウナギ登り、 そのビール産業のきっかけ作りにも龍馬は一役かったとのこと 【たっすいがはいかん】 土佐の方言で”たっすい”は”軟弱な”位の意味で、辛口ビールのキャッチフレーズとしてキリンビールがつくったCMメッセージだ。 ちなみに、他社ビル―は、、、 アサヒは”たっすいがもえい” ⇒解釈:「軟弱でもいいんじゃない」 サッポロは”いちがいなががえい” ⇒解釈:「一途に頑張ってるところがいいね」 とのこと 今の世相としては、”たっすい”男子と”猛者”の女子ってところでしょうか。