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■個ではなく、オーケストラ■~ピアニストはバイオリンを演奏できない。~

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おはようございます。 今日も曇り空の川崎の朝、一週間の始まり。 日本の原子力開発史上、初めての犠牲者を出した東海村JCOのバケツ臨界事故の記録 「NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録 東海村臨界事故」2001年放送 http://www.youtube.com/watch?v=u4RKFzzfHeg ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 専門知識は全体の活動からみると、部分であり、ツールである。 それだけが単独では成果とはならず、他人の知識と統合されて初めて有効に働く。 オーケストラのピアニストやヴァイオリニスト等の演奏者は、 もっぱら自分自身の楽器の専門家である。 ピアニストはバイオリンを演奏できない。 専門的知識労働者も同様に、限られた狭い分野にしか関心を持たない。 いくら素晴らしい演奏家がいても、全パートの演奏家が揃い、 それを指揮するコンダクターがいなければ、素晴らしいシンフォニーを 聞くことはできない。 「さまざまな専門知識を有する知識労働者を集団にし、  チームとして機能させることが、  彼らの生産性を高めるためには必要不可欠なのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■知識労働の生産性■~高度に専門化・細分化~

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おはようございます。 今日も曇り空の川崎の朝、暑くはないが、湿気が多い気がする。 5月最終週に入り、梅雨を予感させるような空です。 原子力機構で放射能漏れ事故で、施設外への放射線漏れも確認された。 換気扇を回したことが原因だが、即時の状況調査も地域への報告も行わなかった。 自らの仕事と社会に対する責任感、緊張感がない。 東海村というと、1999年に株式会社ジェー・シー・オー(以下「JCO」)が、 日本国内で初めて、事故被爆死亡者を出した臨界事故がある。 これを忘れてはならない。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91JCO%E8%87%A8%E7%95%8C%E4%BA%8B%E6%95%85 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 現在ほとんどの労働者は、自らの知識を武器にして組織で働く知識労働者である。 では、マネジメントはその知識労働の生産性をいかに上げるのか。 ドラッカーは、この問題の大前提として、この”知識”が、 高度に専門化・細分化していることを把握しておく必要があるとする。 学習して、自らの知識とすることは、テーマが何であるにしろ容易なことではない。 これが高度に専門的であればなおさらだ。 専門化が深まればその領域は狭まる、面積を一定とすると縦の長さと横の長さの関係となる。 なので、知識労働者は自らの専門分野のなかで働き続け、報酬を得ることを望む。 しかし、ドラッカーは、現在の社会では、この職業専門家たる知識労働者に、 昇進の道が必ずしも開かれていない点が問題だとする。 「多様な知識を得ることは誰にとっても簡単ではなく、  それが高度に専門化されているとなればなおさらです。  いきおい知識労働者は自らの専門分野に止まり、  そこで報酬を得ることを望んでいます。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■新しい時代の企業像■~提携や合弁を基盤とした戦略型~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、肌寒いです。 マイナンバー、国民総背番号制度の導入が国会で採択された。 世論調査では、導入賛成が50%超だが、そのうちの80%が制度の内容を理解していない。 世論調査はその主催者意図が濃く反映されるが、このようなものだろうと推測される。 この事実自体が怖い。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 ドラッカーは、「戦略」を管理する経営構造の確立こそ、 知識労働時代の最も重要な課題であるとした。 計画、設計とマーケティングなど、高度な頭脳だけを国内に残し、 向上はアウトソースするという戦略が相応しい。 企業にはバリューチェーンがある。 仕入、製造から販売、サービスまたそれを支えるバックオフィス業務そして、これらのマネジメントなどがある。 これら全てを一つの企業が行うのではなく、それぞれの得意分野にシェアする。 ファブレス化も一つの形でしょう。 「新しい時代の国際企業は、従来の「すべてを自ら保有する形」から、  「事業提携や合弁を基盤とした戦略型」にシフトします。  従来の西洋の企業より、  日本の得意とする経営手法に近いものと言えるでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)