■成果は組織の外部にある。■~マネジメントと起業家精神はコインの裏表~
おはようございます。 快晴、気持ちの良い青空が広がる川崎の朝です。 2017年もあと二日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジメントのパラダイム、 その前提についての誤り。 ▲事業経営上の前提 最後、 マネジメントの世界は組織の内部にあるか ドラッカーは、マネジメントが 組織の内部に焦点を合わせることは、 そもそも組織の本質と機能に反するとする。 組織の内部には、コストしか発生しない。 成果は組織の外部、つまり市場、 顧客からしか生まれず、 その市場、顧客は企業の意図に 無関係に変化する。 企業はこの変化を当然とし、 自ら変化を生み出さなければならない。 この変化への対応姿勢こそ、 起業家精神である。 このためにマネジメントが取り組むべき仕事は、 組織の外部における成果を明確にし、 それを実現するために手にする資源を 組織することである。 ドラッカーは、このことはマネジメントに 特有の機能であるとする。 「マネジメントを知らない起業家が 成功し続けることはありえない。 イノベーションを知らない経営陣が 永続することもありえない。 企業にせよ他のいかなる組織にせよ、 変化を当然とし、 自ら変化を生み出さなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (附章 マネジメントのパラダイムが変わった)