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■仲良しクラブではない。■~人情や気使いや雰囲気に流されない~

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おはようございます。 窓の外はまだ暗いが、うっすらと積った雪が白く光る。 静かで寒い川崎の朝。 北朝鮮が核実験を行った。小型で強力な威力とのことで、 再びロケット発射実験の可能性もある。 具体的な目的を明確に示そうとしている。 どう考えても、実行不可能な行動に向かっているのか。 -------------------------- トップマネジメントがチームとして機能するための厳しい条件。 ◆メンバー同士が仲良くする必要はない。 トップマネジメントチームの各メンバーは、 それぞれの分野における意思決定責任者である。 トップマネジメントチームが行うべきことは、 学生のクラブ活動とは異なるし、趣味の同好会とも異なる。 仲良しクラブではない。 自らの担当分野と組織全体の成果に責任を持った決断を迫られる役割にとって、 温和で親しみのある人間関係は不要である。 成果に向けた正しさのみに目を向けなければならないときに、 人情や気使いや雰囲気で本質を見誤ることになってしまうことがあってはならないのだ。 しかし、それは、喧嘩ではなく、他のメンバーの足を引っ張ったり、 けなしたりするものではない。 自らの意思決定と、他のメンバの意思決定を正しいものにするための方策である。 「トップマネジメントのメンバーは、仲良くする必要はない。  尊敬し合う必要もない。  ただし、攻撃し合ってはならない。  会議室の外で、互いのことをとやかく言ったり、  批判したり、けなしたりしてはならない。  ほめあうことさえしないほうがよい。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第8章 トップマネジメント 38 トップマネジメントの構造)     

■高い基準を設定しない者■~有害なマネジャー~

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マネジャーに不適格な真摯さの欠如、その5点目 ◆自らの仕事に高い基準を設定しないこと ドラッカーは、自らの仕事に高い基準を設定しない者も マネジャーに任命してはならないとする。 部下やメンバーが、組織全体として目標に向かい 成果を生み出す積極的な活動を行うようにすることは マネジャーの重要な責任である。 その活動は、部下やメンバーにとって困難なチャレンジである。 そのためには、マネジャー自身がそれを超えるような姿勢を示す 必要がある。 マネジャーの基準が低ければ、部下はそれを下回った基準しか持たない。 そうしないと、部下はマネジャーをなめる。 マネジメントや仕事そのものをなめることとなる。 ”組織にとってもっとも重要な資源である人間を破壊する。 組織の精神を損ない、業績を低下させる。” マネジャーは、単なる仲良しクラブの部長や、 部下に好かれればいい上司などではなく、組織全体を プロフェショナルとして作り上げていくリーダでなければならない。 「自らの仕事に高い基準を設定しない者も  マネジャーに任命してはならない。  そのようなものをマネジャーにすることは、  やがてマネジメントと仕事に対するあなどりを生む。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー  26 組織の精神)