■事実上不可能なコミュニケーション■~期待していることを聞き取る。~
おはようございます。 曇り空の川崎の朝。 台風がまたまた接近中、 沖縄地方通過中、お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、貢献に焦点を合わせることによって初めて、 よい人間関係がもてるとした。 このことにより、マネジメント上の中心課題である コミュニケーションが可能となる。 これまでコミュニケーションに関する研究はされてきたが、 その貧困さは変わらなかった。 これまで研究されてきたのは、上司から部下へという、 下方へのコミュニケーションだった。 しかしドラッカーは、 この下方へのコミュニケーションは事実上不可能であるとする。 「コミュニケーションは、下方への関係において行われるかぎり、 事実上不可能である。 上司が部下に何かを言おうと努力するほど、 かえって部下が聞き違える危険が大きくなる。 部下は、上司が言うことではなく、 自分が聞きたいと期待していることを聞き取る。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part2 働くことの意味が変わった 3章 貢献を重視する)