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■管理手段の七つの要件■~最小限必要な情報は何か~

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ドラッカーは、人の組織の管理を行うための管理手段には、三つの特性があるとした。 そして、さらに有効な管理手段には満たすべき七つの要件があるとする。 ◆効率性  管理手段を多くするとかえって混乱するということ。 ◆有意性 成果に影響を与える事象だけを対象とする必要があるということ。 ◆測定適合性 管理手段は測定の対象に適していなければならないということ。 ◆精度適合性 一見根拠があるかのごとき細かな数字こそ不正確であるということ。 ◆時間間隔適合性 報告は、対象に適した時間間隔が必要ということ。 ◆単純性 管理手段は、複雑であっては機能しないということ。 ◆行動可能性 管理手段は、管理のための行動を起こせるようにしなければならないということ。 1点目 ◆効率性 管理は手間暇かけて行うものでなく、できるだけ最小限に行うべきである。 ドラッカーは、そのためにまず検討すべきことは、 その”最小限必要な管理”を行うために”最小限必要な情報”は何かであるとする。 「必要とする労力が少ないほど優れた管理である。 管理手段が少ないほど管理は効果的である。 管理手段を多くしても、よりよく管理できるわけではない。 かえって混乱する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (6章 マネジメントの技能 29 管理)     

■測定対象としての適合性■

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組織管理のために有効な手段には、満たすべき七つの要件がある。 【効率性】【意味があるもの】【測定対象としての適合性】 【精度の適合性】【時間間隔の適合性】【単純性】【行動可能性】 【測定対象としての適合性】----------------------- 組織管理は、組織の成果はおろか、その存続にまで関わる重要な活動であるが、 何を管理するか、何を測定するかは大変重要である。 社員から、苦情が、毎月1000人当たり5件という数字で報告されてくる。 大きな数字ではなく、放置してもいいかもしれない。 しかし問題は、この苦情がどんな部門、どんな事業活動から発生し、ているかにある。 仮に、一つの部門や活動に集中していると”蟻の穴”となり、企業そのものが、 つぶれることさえありうる。 全社的な苦情件数を測定するということではなく、どこで、どんな理由で、 どんな問題が潜んでいるかを測定する必要があるんですね。 「ごくわずかの小さな部門から集中的に苦情が出ている。  もしその部門が、工場の全製品が必ず通らなければならない最終組立部門であって、  しかもそれらの苦情を無視するならば、ストライキが起こりかねないとする。  そのようなときには、企業そのものがつぶれることさえありうる。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは?