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■経済的な次元■~労働は生計の資であり、経済活動のための資本~

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仕事と労働(働くこと)とは根本的に違う。 ドラッカーはその労働には次の五つの次元があるとする。 ●経済的な次元 労働を経済面から見る。 労働は働く人の生活の拠り所であり、経済的な基盤である。 同時にそれは、組織の経済活動の基盤でもある。 組織が将来にわたって活動できるための資本である。 そしてその活動に必要な、働く人たちの労働の場を継続して作り出すことである。 つまり、組織の行う活動は、組織の将来を生み出す基盤であると共に、 働く人の明日の労働に必要な生活費を生み出すものである。 「労働は、経済活動が永続するための基盤をもたらし、  リスクに対して備え、明日の職場をつくりだし、  明日の労働に必要な生計の資を生み出す。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間)

■労働における五つの次元■~働くことは人間の本性である。~

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仕事と労働(働くこと)とは根本的に違う。 ドラッカーは、仕事とは、テレビや豆腐などと具体的なモノと同様に、 客観的に存在し、具体的に分析、総合、管理が可能であるとした。 では”労働(働くこと)”とは何か。 まづ、それは、テレビや豆腐などのモノとは異なることである。 人間は誰しも、肉体と感情を持ち、その人間の活動が ”働くこと”である。 そして、これは人間の本性であり、人としての動きつまり ”論理ではなく力学”である。 ドラッカーはその労働には次の五つの次元があるとする。 ●生理的な次元 ●心理的な次元 ●社会的な次元 ●経済的な次元 ●政治的な次元 各次元について、明日以降紹介します。 「これに対して、働くことすなわち労働は人の活動である。  人間の本性でもある。論理ではない。力学である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間)