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■人間の本質についての理念■~社会としての目的~

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おはようございます。 眩しい日差しの川崎の朝、 西日本も梅雨入り、 東日本も、週末は天気が崩れ、 来週には梅雨入りでしょうね。 今朝方は北海道で、震度5の地震。 地震発生は既知のリスク、 しかしそのリスクは回避も軽減もできない。 Known Unknowns (既知の未知)のリスクは、 受容するしかない。 なので、被害を最小限にするための対策、 コンティンジェンシープランが大切なんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、一人ひとりの人間が 社会的な位置づけと役割をもつことは、 その個人にとって重要なだけでなく、 社会にとっても重要であるとした。 そして、人間の本質についての理念が、 社会としての目的を定め、 それら人間存在の目的についての理念が、 その目的を追求すべき領域を定めるとする。 これら人間の本質と その存在の目的についての理念、 すなわち人間観が、社会の性格を定め、 個人と社会の基本的な関係を定める。 「また、人間存在の目的は、  この世にあるとも、   あの世にあるとも見ることができる。  不滅と見ることもできるし、  東洋の宗教が教えるように   輪廻すると見ることもできる。  あるいは戦いにあるとも、  平和にあるとも見ることができる。」 ~『イノベーターの条件』 (1章 社会の存在を当然としてはならない)

■仕事のプロセスを分析する■~「何か役に立つか」~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、 湿気が多く蒸し暑さを感じます。 福島原発事故に関する”吉田調書”が、 政府の非公開方針を翻して発表される。 全電源喪失時に本社が準備したバッテリーが スペック、サイズ等が合わずに ほとんど使用できなかった。 本社からの物資輸送は、 放射線量の低い範囲までしか届けられず、 現場から取りに行かざるを得なかった。 など、多くの課題が示されている。 安全神話というパラダイムに包まれた原発村の中で、 コンティンジェンシー・プランすらなかったのだ。 はたして、今同様な事故が発生した場合対応できるのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 知識労働の生産性を上げるには、 目的の定義、目的への集中、仕事の分類という 三つの分析を行う必要がある。 ドラッカーは、成果が主として 質を意味する仕事については、 どう分析すべきかは まだ分かっていないとする。 しかし「何か役に立つか」は、 間違いなく問われなければならない。 そして、前述の”成果が質と量の両方” を意味する仕事については、 「何か役に立つか」を問うと同時に、 仕事のプロセスを一つひとつ 分析することが必要である。 また”作業的な知識労働”については、 仕事の質の水準を定め、 それを仕事のプロセスに組み込むことが必要である。 「生産性向上は、作業を分解し、  分析し、組み立て直すことによって実現できる。  知識労働の生産性は、このように取り組むならば、  容易に向上させられる。  生産性は一挙に向上する。」 ~『プロフェッショナルの条件』   (Part2 働くことの意味が変わった  1章 生産性をいかにして高めるか)