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■実行に移す。■~行動なければ夢に過ぎない。~

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企業はその使命や目的を達成するためには、目標を設定する必要がある。 そして次の段階が、目標実現のための行動である。 目標設定に当たっての検討テーマは、 「われわれの事業は何か。何になるか。何であるべきか」であった。 このテーマの目的は、組織の持っている強みと、経営資源と エネルギーを正しい成果に集中することである。 そのためには、目標を具体化して、実行に移すせるように 検討をしなければならない。 その検討結果について、ドラッカーは次のとおり指摘する。 「具体的な目標、期限、計画であり、  具体的な仕事の割り当てである。  目標は、実行に移さなければ目標ではない。    夢にすぎない。」 ~「マネジメント」

■目標設定のバランス■~金があっても人がいない。~

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ドラッカーは、企業はその使命や目的を達成するためには、 目標を設定する必要があり、同時に企業は、自らが 存続するのために必要な利益を上げなければならないとした。 しかし企業が持つ資源、つまり”人モノかね”そして時間、 これらには自ずと限界がある。 そのため、目標設定には次の三種類のバランスを取る必要があるとする。 【利益と目標のバランス】  目標に費やす資源量とそこから生まれる利益 【短期目標と長期目標のバランス】  すぐにやるべきことと将来やるべきこと 【他の目標とのトレードオフ関係】  複数の目標のなかで、まずやるべきこと、当面やらなくてもいいこと 「何もかもできる組織はない。  金があっても人がいない。  優先順位が必要である。  あらゆることを少しずつ手がけることは最悪である。  いかなる成果もあげられない。  まちがった優先順位でも、ないよりはましである。」 ~「マネジメント」

■社会的責任に関する目標■~企業の存在を許すもの~

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企業はその使命や目的を達成するために、マーケティングや イノベーション、生産性、経営資源、生産性等についての目標設定が 必要だとした。 ドラッカーはさらに、企業はその存在そのものに関わる目標を 持たなければならないとする。 社会的責任に関する目標である。 企業は、社会や経済がその存在価値を認めて初めて存在できる。 企業はその重要性に目を向け、社会に与える影響について自ら徹底的に検討し、 目標を設定し、責任を果たさなければ、存在自体が危うくなる。 そのために設定する目標は、”単なるよき意図の表明”ではなく、 具体的に企業戦略に組み込まなければならない。 「しかし企業は、社会と経済のなかに存在する被創造物である。  社会や経済は、いかなる企業をも一夜にして消滅させる力を持つ。  企業は、社会や経済の許しがあって存在しているのであり、  社会と経済が、その企業が有用かつ生産的な仕事をしていると  見なすかぎりにおいて、 その存続を許されているにすぎない。」  ~「マネジメント」