■日本発展の根底には知覚の能力(2)■~西洋の制度と製品の本質~

 おはようございます。


曇り空の高知の朝です。


今日は一時雨、

むし暑い一日になりそうです。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『すでに起こった未来』から




ドラッカーは、

日本の特質は分析ではなく

知覚にあるとし、

近松門左衛門の文楽と歌舞伎は、

カメラとスクリーンこそ使わなかったが、

高度に映画的だとも言った。



上田さんは、

登場人物は何を言うかよりも、

どう見えるかによって性格づけされ、

役者が不動の形を取る見得は、

まさに映画のクローズアップである、

とする。



ドラッカーは、

日本の近代社会の成立の根底には、

その伝統における知覚の能力があると看破するが、

これによって日本は、

西洋の制度と製品の本質を把握し、

再構成することができた。



ドラッカーは、

次のとおり明言する。






「最も重要なことは、


 日本は知覚的であるということである。」





(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)


コメント

このブログの人気の投稿

■重要な情報を握っているのは(1)■~「ノンカスタマー(非顧客)」とは~

■プロフィットセンターは存在するか(2)■~企業の外部にいる者~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~