■機会不平等にも通じる経済至上主義(1)■~社会制度としての信用~
おはようございます。
曇り空の高知の朝です。
今朝の空気は
さわやかに感じる涼しさですが、
日中は晴れて厳しい暑さ。
お気を付け下さい。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
~『「経済人」の終わり』から
ドラッカーは、
経済的自由によって
平等を実現できなかったために、
ブルジョア資本主義は
そのもたらした物質的恩恵にもかかわらず、
プロレタリアの信用を失ったとする。
そして、
経済的、社会的に大きな恩恵を受けた
中流階級の間でさえ、
社会制度としての信用を失ったと続ける。
上田さんは、
生産手段を人民のものにするという
マルクス社会主義の処方も、
ブルジョア資本主義と同様、
約束した平等は実現できなかった、
とする。
そして両者は、
経済を中心に置く
経済至上主義だったのだと続ける。
「ドラッカーの処女作、
1939年の「「経済人」の終わり」でいう
「経済人」とは、
すなわちこの経済至上主義のことだった。」
(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)
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