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■普遍性をもつ教育ある人間■~相互の尊重へとまとめあげる者~

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おはようございます。 福井高浜原発の稼働さし止めの 司法判断が地裁で下された。 原子力規制委員会が定めた新基準は、 深刻な災害が万が一にも起こらないような 厳格な内容であるべきなのに、 緩やか過ぎて、住民らの人格権、 安全性は確保されないと結論づけた。 今後、政府をはじめ”原発村”の対応に注視したい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育ある人間が、 ポスト資本主義時代における 社会の代表であるとした。 ポスト資本主義社会、つまり知識社会が まさしく専門知識の社会であるがゆえに、 教育ある人間をその中心に据えざるをえないのだ。 また、様々な側面の グローバル化が加速する中で、 普遍的な存在として必要となる。 この教育ある人間は、 少なくとも現在に影響を与えるために、 自らの知識を役立たせる能力を もたなければならない。   「ポスト資本主義社会においては、  求心力が必要である。  諸々の独立した伝統を、  共有の価値への献身、卓越性の追求、  相互の尊重へとまとめあげる者が必要である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■買うことを決定する者■~拒否権の発動を防ぐ。~

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おはようございます。 秋らしい空気の川崎の朝です。 今日は中秋の名月、まんまるなお月さんが見えそうですよ。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬  マーケティングの八つの現実 ⑦決定権をもつ者、拒否権をもつ者  ここまで見てきた現実は、誰が顧客かがわかっているという前提であったが、  マーケティング的アプローチでは、誰が顧客かはわからないという前提に立たなければならない。  顧客は、あらかじめ企業が特定できるものではなく、そのとおりになるわけではない。  顧客とは、支払う者ではなく買うことを決定する者である。  この購入の決定権をもつ顧客は、最終購入者と流通チャネルの少なくとも二人いる。  【CASE】   缶詰メーカーの例   主たる顧客は主婦と食品店の二人である。     食品店が陳列してくれなければ主婦が購入してくれない。   主婦が購入してくれなければ、食品店の陳列棚から排除される。   いずれが、より重要であるかは、多くの場合簡単には決められない。  この二つの顧客は、それぞれに合理的な判断基準を持っているので、  双方の拒否権を防ぐために、顧客満足を果たさなければならない。 「それぞれのレベルのそれぞれの顧客が  それぞれの欲求、習慣、期待、価値観をもっている。  少なくとも拒否権を発動されることのないよう、  彼らすべての顧客を満足させなければならない。」      ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第6章 顧客が事業である)      

■ 将来あるべきものを創造する ■~電力源のあるべき姿を描く~

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震災から4か月、まだまだ復旧から多くの人たちが 取り残されている。 そして、福島原発事故の収束も見通しがつかない状況 である。 東日本大震災は明確にパラダイムをチェンジさせた。 そのことを認めたうえで我々はエネルギー源や原発について 議論し将来の道を選択しなければならない。 その際、出来上がった仕組みや体制から予測するのではなく、 目の当たりににしている”危機”を克服し、新しいあるべき姿を描き、 その実現のために何をすべきかを考えなければならないんでしょう。 ------------------------- ドラッカーは未来に向かうに当たって、その姿を予測する のではなくあるべき姿を作り上げるという姿勢が大事とする。 「未来を予測しようとすると罠にはまる。 行なうべきことは、現在あるものを マネジメントすることである。 そして、将来ありうべきものや、 あるべきものを自ら創造するべく働くことである。」 ~P.F.ドラッカー「ネクストソサエティ」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp Amazon.co.jp ウィジェット

■ 顧客要求としての消費者運動 ■ ~電力会社への”ダメ出し”~

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電力各社は大株主、原発村のコントロールのもと 粛々と原発事業を推し進めようとする。 電力会社は一企業であり、我々はその企業の顧客である。 顧客としての我々は、電力会社の企業活動に違和感を 覚えるとするならば”ダメ出し”をする必要があるのでは ないでしょうか。 ------------------------- 企業活動に対して一般市民が行える”ダメ出し”は、 一つは個人株主としての意思表示でもう一つは 不買等の消費者運動である。 ドラッカーは消費者運動による市民の主張こそが マーケティングだとする。 「消費者運動が企業に求めるものこそ、 まさにマーケティングである。 それは企業に対し、 顧客の要求、現実、価値からスタートせよと要求する。 企業の目的は顧客の満足であると定義せよと要求する。 収入の基盤を顧客への貢献に置けと要求する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 そして、さらに、この消費者運動が現れたということは、 その企業がマーケティングを実践してこなかった証明で ”企業活動の恥”であるとしています。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp Amazon.co.jp ウィジェット

転載:◎「菅降ろし」 と 「原発村」 の政治支配-首相は 「脱原発」 への舵を切れ

関東学院大学 丸山教授の記事を紹介します。 (要点抜粋) 先の見通しがないままの 「菅を替えろ」 という 「大合唱」 には、正直言って違和感を持っていた。 誰が代わっても、いまの状態がすぐそんなに好転するとは思えないからだ。   なぜ、こんなにしつこく、菅を替えたいのか。 「菅降ろし」 は必要以上で、憎しみすら感じる 「菅いじめ」 だ。 その理由は、何のことはない、この 「原発」 と 「エネルギー生活」 だったとすれば合点がいく。   日本の将来とエネルギーと、「もうけ」 のために、「あとは野となれ山となれ」 と将来などどうでもよく、権力の側にいる勢力と、自分たちの生活と、子どもたちのために、と、額に汗して働き、おかしいと思えばおかしいとつぶやく庶民勢力との熾烈な闘い…。 (原文) http://www.news-pj.net/npj/maruyama-shigetake/20110612.html 長文ですが、以下全文を転載します。 ------------------------- ◎「菅降ろし」 と 「原発村」 の政治支配-首相は 「脱原発」 への舵を切れ   なぜかわからないが、要するに菅直人首相ではダメなので、クビのすげ替えをしたい。 あわよくば 「大連立」 がいいが、誰を頭にするかは決められない…。   「震災などそっちのけ」 の顔をして、漂流している政治情勢を、まさに言い当てていると思われるのが、6月3日付東京新聞特報面の 「与野党に 『電力人脈』 菅降ろしに原発の影」 という記事だった。   石原伸晃自民党幹事長が2日の不信任案賛成討論で、「電力安定供給の見通しもなく発送電分離を検討したり、3割が原発で賄われているのに、やみくもに原発を止めた」 と批判したことや、経団連の米倉宏昌会長が 「首相の足を引っ張り続けた」 のを挙げて、ここに原因があり、問題を 「政権の不手際」 に問題をすり替えようとしている、というわけだ。記事では金子勝慶大教授の 「菅首相は人気取りかもしれないが、自公や財界が一番手を突っ込まれたくないところに手を突っ込んだ」 という分析を掲載した。   しかし考えてみると、まさにその通りで、「菅降ろし」 は、「浜岡原発ストップ」 や 「エネルギーの見直し」 「自然エネルギーの拡大」 と