■強みの発揮に力を入れているか?■~弱みは何も生まない~
おはようございます。 まだ雲の多い高知の朝、日中は夏日になりそう。 貴重な県民の交通インフラである土佐電鉄と高知県交通の 経営不振による統合が発表された。 もちろん税金の投入が発生する。 課題は2点と私見する。 一点は経営と従業員のサービス事業としての意識、 顧客優先意識の不足。 もう一点は、 人口動態の変化(高齢者増加、出生低下、若者流出等)や 市場の変化(多様化、高速高度化、グローバル化)がもたらす、 乗者数や県内企業活動の減少等の環境変化への対応の不足。 この変化による危機状態は、”すでに起こった未来”として、 解り切ったことであったはずだ。 仮に統合されても、これらの課題への対応がない限り 不振状態は解消されることはないだろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 人に力を発揮させるための手立て その③ 【弱みの迂回ではなく強みの発揮に力を入れているか?】 弱みではなく強みを発揮することこそが成功をもたらす。 これがドラッカーの著作に流れるテーマの一つである。 しかし、その強みを知ることは簡単ではなく、 自らの強みを知らず、それを発揮することなく終わる人が多い。 【CASE】 力を発揮していないように見える従業員がいると、 われわれが、彼の強みを知らないから 彼は力を発揮していないのではないかと考える。 そこで別のポストを探し、彼の強みを試す。 これこそが組織のもつ一つの大きな意義である。 組織だからこそ、強みを生かし、弱みを 意昧のないものにすることができるのだ。 そして、このことこそマネジメントの 最大のミッションである。 「動機づけとして成功に勝るものはない。 そして、その成功をもたらすものが強みの発揮である。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』 (第5章 企業は人である)