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■なすべき正しい仕事■~愚者を賢者に、無能を天才に~

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おはようございます。 薄明るい川崎の朝、湿りっけの多い空気が満ちています。 福島第一原発の井戸から高濃度セシウムが検出された。 http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130709/Mainichi_20130709k0000e040146000c.html 大震災に起因した原発事故は終息どころか、原因究明もなされていない。 このように続発する問題は、泥縄で現象を処理するが、 根本解決にはならず同じことを繰り返す。 そもそも原発の存在自体が抱える課題である。 にも関わらず、安倍首相は原発推進を言明する。 ”安全が確保できれば”ということ自体、安全神話でしかない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、愚者を賢者に、無能を天才に変えられるような本はないとした。 しかし、”体系”は、常人に対して、成果をあげる能力を与えるとする。 そして、本書の目的は、仕事を正しく行うことについて指摘するのではなく、 なすべき正しい仕事は何かを見つける助けとなることであると定義する。 「いかなる体系も、人間の腕そのものを伸ばすことはできない。  しかし、体系は、先人の力を借りて常人を助ける。  常任に対し、成果をあげる能力を与える。  有能な人間に卓越性を与える。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(序章)     

■企業は「何をなすべきか」■~“課題”と“活動”の体系化~

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おはようございます。 朝から夏空の川崎の朝です。 今日も雷混じりの夕立ち、ゲリラ豪雨が予想されています。 十分注意して下さい。 “千年猛暑”かもしれない。 平安時代に真夏日が突出して多い時期があったことからそう呼ばれるとのこと。 その1000年に一度の猛暑かもしれない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、序章で「創造する経営者」は、 「何をなすべきか」についての本であるとする。 テーマは、経済的な“課題”の体系化と経済的な“活動”の体系化でる。 このことにより、課題対応を容易に遂行できるようにすることである。 この本は、次の3部で構成される。 ◆第一部  ・「企業の現実」、「成果をあげるべき領域」、「コストの流れと構造」、「外部の世界から見た企業」の分析  ・分析結果から「事業の特性」、「成果を上げる能力」、「機会とニーズ」の理解 ◆第二部  3つの種類の企業活動についての機会とニーズの分析  ・今日の事業の業績をあげること  ・潜在的な機会を発見し実現すること  ・明日のために新しい事業を開拓すること ◆第三部  洞察と意思決定を成果に結びつける方法  ・企業の理念と目標、求めるべき卓越性、優先順位の決定にかかわる意思決定  ・いかなる機会を追求し、いかなるリスクを覚悟するか  ・いかなる組織構造が最適か  ・意思決定のメカニズムの組み込み方法  ・トップマネジメントのコミットメント 「伝承を知識にまとめ、思考を体系にまとめることは、  人間の能力を卑しめてマニュアルに置き換えることと誤解されがちである。  もちろん、そのような試みは、ばかげている。  しかし、体系的な知識は、今日の医師に対し、  100年前の最も有能な医師以上の能力を与え、  今日の優れた医師に、昨日の医学の天才が  想像もできなかった能力を与える。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(序章)     

■創造する経営者■~企業の内部には、コストしかない。~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 昨日は落雷での被害者もでた。 猛暑と豪雨、まるで南洋のスコールだ。 気候の変調は早くからその兆候は出ているが、 どうも一過性のものではなさそうだ。我々の生活習慣を順応させる必要があるんでしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 企業が経済的な成果を挙げなければならないということは、 経営者だけではなく企業に働く者すべての課題である。 しかし、そのために「何をなすべきか」については、容易に理解されない。 その課題を体系化して容易に遂行するための視点、概念、方法を明らかにしようとした作品が 「創造する経営者」である。 「企業の内部には、コストしかない。  まったくのところ、  今日プロフィットセンターと呼ばれているものは、  実はコストセンターである。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(「はじめに」)     

■情報技術をリードする存在になれ■~IT分野のイノベートを学ぶ~

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おはようございます。 梅雨明けらしく、初夏の日差しがまぶしい川崎の朝です。 おはようございます。 初夏の日差しがまぶしい川崎の朝です。 今日も、猛暑日になりそうです、熱中症には十分注意しましょう。 梅雨明けは例年より早く、その梅雨も雨が少なかった、そして猛暑日が続く。 このことはやはり農作物には大きな影響を与える。 スーパーの野菜コーナーにはその結果が表れ始めるでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、日本が生き残るためには、 絶えざるイノベーションを追及しなければならないとした。 そして、そのための最も重要なテーマは、 情報技術つまりITにおけるイノベーションをいかに達成していくかを学ぶこととする。 経済発展にとって欠かせない二つのテーマは、このITとグローバリゼーションである。 ドラッカーは、日本にはITの潜在能力はあるが、 イノベーションとして成果を挙げることができずにいるとする。 そしてこのことこそ、日本が生き残る道だとする。 「日本には情報技術に関する潜在能力はありますが、  いまだ成果を挙げることができずにいます。  情報技術の分野でイノベートする術を学び、  進展する情報経済の中でリーダーとならなければ、  日本が生き残る道はないでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (「ドラッカーの遺言」第4章 日本が進むべき道)     

■絶えざるイノベーションを■~東洋に存在し、西洋の一部~

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おはようございます。 梅雨明けらしく、初夏の日差しがまぶしい川崎の朝です。 暑い中、参議戦真っ只中。 今回の選挙の後、次の選挙は3年後である。 その間選択肢はない、今回の選挙で決まってしまう。 自分たち自身の生活や子供、孫たちの将来の生活を守るためにも 有権者はその権利をきちっと行使すべきだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、日本が生き残る道は、つねにイノベートを追求し、 新しい価値を生み出すことしかないとした。 そしてドラッカーは、日本の経済発展の最大の要因は 東アジアという東洋に存在する国でありながらも、 欧米との貿易・技術連携を通して西洋の一部になり得たこととする。 そして、その中から日本は高品質・高技術を基盤とした非常にハイコストな国になった。 ドラッカーは、このハイコストを維持するために日本は、 常に新しい付加価値を見出していくしかないとする。 「ハイコストな日本が生きていくためには、  絶えざるイノベーションと、  それによって生み出される新しい価値を輸出し続けていくことが要求されます。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (「ドラッカーの遺言」第4章 日本が進むべき道)     

■「日本の台頭」の本質■~和洋の統合~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、まだ東京地方は梅雨なので、当たり前の天気なんですね。 参議選の世論調査で与党圧勝の結果を示している。 政党の示す争点と言われるものは、あくまでも政党の理論、都合である。 有権者はきちっと自分たちの生活、命にかかわる問題を見つめて政治を選択しなければならない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、変化は機会と見るべきだとした。 そして、第二次世界大戦後の日本の経済発展の理由について、 ドラッカーは、「和洋の統合に成功した」企業が台頭したからと分析する。 明治維新以降培った独自の伝統的経営手法と徒弟制から進化した終身雇用をベースに、 西洋の最新技術を導入し成功したとする。 その上で、情報とグローバルというキーワードが主軸となる現代で日本は最も苦労する国であるとする。 そのためにやるべきことは、、、、 「情報経済が主軸となる新時代の世界経済のもとで、  最も苦労する国は日本である。  つねにイノベートを追求し、  新しい価値を生み出すことでしか、日本が生き残る道はない。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (「ドラッカーの遺言」第4章 日本が進むべき道)     

■問題重視型の思考■~現実における二つの変化~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 参議院選挙が今日公示された。 与党は”ねじれ解消”を叫ぶ。 与党が国会運営の阻害要因を排除したいという、 与党の都合である。 有権者は、国会運営のスムーズさが問題なのではなく、 我々自身の生活のスムーズさが問題なのだ。 惑わされてはいけない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、社会の変化について、問題重視型の思考では、 今起こっていることが変化であることに気づくことができないとする。 未経験の事象は、その影響もスピードも予測が難しく、 現状を乱す”問題”と捉えてしまう。 さらにその問題は”回避すべき危機”として認識される。 しかし、未経験の事象が起こっているということは、 変化が起こっているということである。 変化と見ることにより、課題として捉えることできてが、対応することが可能となる。 ドラッカーは、そうすることにより、変化は危機ではなく機会と見ることができるとする。 「現実における変化には、二つの特徴があります。 前回とは決して同じにならないこと。 そして、机上で考える変化より先に現れること、です。 このことを理解しなければ、変化を危機と見誤ってしまうでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (「ドラッカーの遺言」第4章 日本が進むべき道)     

■人の選択がすべて■~適材適所こそ最も肝要~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 7月突入、今年も残り半年を切ったんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、意思決定に際しては、 人選にできる限りの時間を割く必要があるとした。 この、人の選択の重要性をGEのジャック・ウェルチを例にあげて示す。 ウェルチは事業に関わる人々と徹底して議論し、相応しい人材を適所に配置転換した。 そのような十分な考査に基づいた育成の結果、後継者候補が十数名に上ったと言う。 有能な経営者の一例である。 「適材適所こそ最も肝要であり、人選さえ正しければ、  たとえビジネス上の選択に誤った時でさえも  修正が可能だからです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第5章 経営とは?リーダーとは?)