■経済はあくまでも手段(2)■~人間的や社会的な目的~

 おはようございます。


朝陽が東の空を染め始めた高知です。


一晩中続いた蒸し暑さがそのまま残ってます。

日中は真夏日になりますよ、

お気を付け下さい。


木曜日、今日もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『すでに起こった未来』から


上田さんは、

政治や社会にかかわる意思決定において、

経済的な要因は決定的な要因ではなく、

制約的な要因にすぎないとした。



そして、

だからこそドラッカーは、

自分は経済学者、

エコノミストではないとし、

このことを、

1934年にケインズのセミナーを

聴講していて知ったのだ、

と続ける。



聴講中に突然、

ケインズおよび出席していた

優れた学徒の全員が、

「財と経済の動き」に関心を持っているが、

ドラッカー自身は「人と社会の動き」に

関心を持っていることを悟ったのだ。



ドラッカーは次のとおり主張する。







「経済活動、経済機関、経済合理性は、


 それ自体が目的ではない。


 非経済的な目的、


 すなわち人間的な目的や


 社会的な目的のための手段である。」





(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)


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