投稿

■第11章 経済政策 (7)■~個人と企業は貨幣の流通速度を変える~

イメージ
 おはようございます。 曇り空の合間から 時折まぶしい陽が射す高知の朝です。 今日はこのまま曇り空、 おかげで猛暑には至らないようです。 今日からよさこい、 この曇り、 踊り子にはありがたいですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『新しい現実』 ケインズは、 貨幣的事象が経済状態を決定するためには、 貨幣の流通速度が一定であり、 短期的には個人や企業によって 左右されないことが前提となるとした。 これに対してドラッカーは、 50年前にシュンペーターが、 これらの前提を否定していることを 指摘したとした。 そして、 個人と企業は、 いかなる経済政策とも関係なく、 貨幣の流通速度を予想できないかたちで 急激に変えるとする。 「これまでの60年間、  経済政策によって経済的な目的を  達成しようとする試みはすべて、  この個人と企業がもつ貨幣の  流通速度変更の能力によって  失敗させられてきた。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (6)■~シュンペーターが否定したケインズの定理~

イメージ
 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 今日はこのまま曇り空。 蒸し暑い一日になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『マネジメント・フロンティア』 ケインズは、 国民国家とその政府を 国民経済の主人として扱い、 経済の天候の管理者に仕立てあげた。 ドラッカーは、 財政、金利、信用、通貨量などの 貨幣的事象が需要を決定し、 経済そのものの状態を決定する というケインズの中心的な定理は、 ケインズ自身も強調したように、 貨幣の流通速度が一定であり、 短期的には個人や企業によって 左右されないことが前提であるとする。 「ところがジョセフ・シュンペーターは50年前、  現実はすべてこの前提を否定していることを指摘した。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (5)■~景気変動の管理者となった政府~

イメージ
 おはようございます。 朝から厳しい陽射しの高知です。 昨日は突然のスコールに驚かされました。 今日はどうでしょうか、 天気予報では降らなそうですけどね。 台風の影響もあるんでしょうから、 気を付けましょう。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』 ケインズは、 隔離された国民経済は、 政府支出によって、 完全にその状態を左右しうる、 とした。 そして、次のとおり続ける。 「経済学は、  国民国家とその政府を国民経済の主人として扱い、  経済の天候の管理者に仕立てあげた。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (4)■~政府支出は国民経済を左右しうるか~

イメージ
 おはようございます。 断続的に強い雨が降る高知の朝です。 蒸し暑い部屋に 涼しい風が入ってきます。 台風の影響でしょう。 日照りがないのは助かりますが、 熊本には影響しないで欲しいですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』 ドラッカーは、 景気変動は、 それを引き起こすものが 国民国家の内部のできごとだけでなく、 世界市場のできごとでもあることから、 何ものかが コントロールできるものではないとされた、 とした。 そして、 あの大恐慌のとき、 国民国家の政府は経済の天候を コントロールできるし、 コントロールすべきであるとの考えが 急速に広まったとする。 ジョン・メイナード・ケインズは、 少なくとも中規模以上の国家の場合、 国民経済は、 世界経済から隔離された 存在たりうると主張した。 「さらに彼は、  この隔離された国民経済は、  政府の政策すなわち政府支出によって、  完全にその状態を左右しうるとした。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (3)■~経済の天候はコントロールできない~

イメージ
 おはようございます。 雲が空を覆う高知の朝です。 この雲、台風13号と 熱帯低気圧の影響でしょう。 いつ雨が降ってもおかしくない天気、 気を付けましょう。 今日は、81回目の広島「原爆の日」 ”大国の横暴な振る舞いが繰り返され”(平和宣言 松井一実市長)、 人類全体に対する脅威は増え続けている。 この日に、 鎮魂を捧げ、 改めて平和を祈りたい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』 ドラッカーは、 政府による景気刺激策は、 景気の循環的な回復過程と 一致したときにのみ成果をあげるが、 そのような偶然は稀であり、 偶然の一致をもたらすための政策は、 存在しないとした。 かつては、 国家とその政府の仕事は、 通貨を安定させ、 税を低く抑え、 倹約と貯蓄を奨励することによって、 経済発展のための気候を 維持することであるとされていた。 「経済の天候すなわち景気変動は、  それを引き起こすものが  国民国家の内部のできごとだけでなく、  世界市場のできごとでもあることから、  何ものかがコントロールできるものではないとされた。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (2)■~効果をあげられない景気刺激策~

イメージ
 おはようございます。 青空が、 東の空から赤くグラデーションがかかる 高知の朝です。 今日も一日晴れて猛暑です。 熱中症に警戒です。 孫の4泊旅行も今日でおしまい。 静かになります。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来への決断』 ドラッカーは、 世界経済はすでに、 基盤、構造において、 後戻りできないところまで 変わったとした。 そして、 ケインジアン、マネタリスト、 サプライサイド、新古典派の いずれのものであれ、 景気刺激のための政策が 効果をあげた例はないとする。 さらには、 政府による景気刺激策は、 景気の循環的な 回復過程と一致したときにのみ 成果をあげるとし、 次のとおり続ける。 「そのような偶然は稀である。  偶然の一致をもたらすための政策は、  存在しない。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )

■第11章 経済政策 (1)■~後戻りできない変化~

イメージ
 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 道路がわずかに濡れてます。 夜の間に一雨あったようです。 今日は一日曇り空、 昼頃には一雨ありそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『マネジメント・フロンティア』 今日から「第11章 経済政策」。 この章でドラッカーは、 世界経済が構造変化を起こし、 実物経済から金融や資本移動といった 「シンボル経済」が独立して 主導権を握ったと指摘する。 そのため、従来のケインズ主義的な マクロ経済政策や教条的な経済理論は 機能しないと批判する。 そして、 真の経済政策とは、 固定化された理論に依存せず、 知識やイノベーションの促進、 生産性向上といった 現実の社会変化に即した 柔軟な枠組みへ転換すべきだと説く。   「世界経済は、  変わりつつあるのではない。  それはすでに、  その基盤において、  その構造において、  後戻りできないところまで変わった。」 (『歴史の哲学』 第11章 経済政策 )