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■第1章 大転換期 (2)■~文化を分ける境界~

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 おはようございます。 3月11日、東日本大震災発生から15年。 TVに映し出された画像に驚愕したことがよみがえる。 綿々として築き上げられた沢山の生活が、 なんの抗いもできずに津波に流されていくことに、 人の非力さを痛感したことが思い出される。 悲しみや思い出は次第に色あせ、 忘却にいたることは人の強みである。 しかし、いまだ傷の癒えない 多くの方々が残こされている。 この日を期に、改めて心に刻み込みたいと思う。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『新しい現実』 ドラッカーは、 平坦な大地にも、 上り下りする峠があるとする。 そしてそのほとんどは、 たんなる地形の変化であって、 気候や言葉や生活様式が 変わることはないが、 そうでない峠、 本当の境界があると続ける。 それはとくに高くなるわけでも、 目をひくわけでもないのだとする。 「たとえばブレンネル峠は、  アルプスで最も低く最も緩やかだが、  古くより地中海文化と北欧文化を分けてきた。」 (『歴史の哲学』 第1章 大転換期 )

■第1章 大転換期 (1)■~Drucker Sayings On Society~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝、 今朝も冷え込みました。 これから雲が取れて晴れた一日になりそうですが、 気温は上がらなさそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『未来企業』 ドラッカーはこの章で、 これまで拠り所としてきた 「歴史の連続性」が断たれ、 全く新しい地平に放り出されたことを 告げている。 そして、 かつての成功体験や伝統という 「歴史」が通用しないほど、 目の前の「現実」は加速し、 空想の世界を追い抜いてしまったが、 こうした混迷の時代こそ、 歴史の深層を見つめ直す 必要があることを示す。 それは、 過去をなぞるためではなく、 人類が「予測不能な変革期」を どう乗り越えてきたかという 本質を掴むためだ。 「自明の理とされてきたことのほとんどが  現実と合わなくなり、  現実の生活と仕事のほうが  超現実的な感じを与えている。」 (『歴史の哲学』 第1章 大転換期 )

■『歴史の哲学』 著者まえがき (4)■~社会を理解するために歴史を学ぶ~

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 おはようございます。 東の空が少しずつピンク色に 染まり始めた高知の朝です。 お月さんは東南の空に 半分に欠けて浮かんでます。 今朝は冷え込みました。 日中もあまり暖かくなさそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 明治維新の成功は、 西洋の日本化という視点によってのみ 理解が可能であるとした。 そして、対照的だったのが、 当時日本よりもはるかに豊かだった インドの近代化の失敗だったと続ける。 インドは西洋のインド化ができなかったが、 それは、自らの伝統と経験のうえに、 近代政府、近代社会、近代経済を 築くことができなかったためだとする。 「私は社会を理解するために  歴史を学んできた。  本書は、私が社会について  歴史から学んだことを集大成したものである。」 (『歴史の哲学』~そこから未来を見る~ 著者まえがき )

■『歴史の哲学』 著者まえがき (3)■~西洋の日本化という視点~

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 おはようございます。 快晴の高知の朝です。 肌寒い朝が続きます。 日中は今日も晴れますが、 あまり暖かくはなさそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自らの過去を未来に向けて活かしてこそ、 成功への道を進むことができるが、 その典型が明治維新のときの日本であり、 それは西洋の日本化だったとした。 そして、日本は、理論、制度、 手続きの一切を輸入したが、 それらのものを自らが育んできた システムと構造、 すなわち江戸の社会と文人の文化に 組み込んだのだと続ける。 さらに、事実日本の普通教育は ヨーロッパに先行していたとする。 「明治維新の成功は、  西洋の日本化という視点によってのみ  理解が可能である。」 (『歴史の哲学』~そこから未来を見る~ 著者まえがき )

■『歴史の哲学』 著者まえがき (2)■~明治維新のときの日本~

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おはようございます。 肌寒い高知の朝です。 昨夜は久しぶりの強烈な雷鳴が響き 驚かされましたが、 今日は概ね晴れ、 でも気温はあまり上がらないようです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自分自身は過去を明らかにする 歴史家ではなく、 現在を理解し、 そこから未来を見る立場であるとした。 そしてそのために 過去を知ることを目指してきたと続ける。 なぜなら、国にせよ、企業や大学などの組織にせよ、 自らの過去を未来に向けて活かしてこそ、 成功への道を進むことができるからである。 「その典型が明治維新のときの日本だった。  人は、日本の西洋化を論ずる。  だがそれは、西洋の日本化だった。」 (『歴史の哲学』~そこから未来を見る~ 著者まえがき )

■『歴史の哲学』 著者まえがき (1)■~私は歴史家ではない。~

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 おはようございます。 早朝の高知、 西空には今日も丸い月がふわっと浮いてます。 今日はこれから雲が増えて、 午後には一雨ありそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から『歴史の哲学』~そこから未来を見る~ を読んでいきます。 ドラッカーは、 まえがきで、 歴史を学んだ経緯とその意味を語る。 博士論文のタイトルは「国際法の起源」で、 1939年刊行の処女作『経済人の終わり』は、 ナチスの興隆を招いた 第一次大戦後のヨーロッパの社会史だった。 1935年ロンドンのインベストメント・バンクで働いていた頃、 日本画に夢中になって早速勉強したのが、 日本の歴史だった。 しかし私は歴史家ではない。 歴史家が目指すことは、 過去を明らかにすることである。 「私が目指してきたことは、  現在を理解し、  そこから未来を見ることである。」 (『歴史の哲学』~そこから未来を見る~ 著者まえがき )

■編訳者あとがき 上田惇生 (3)■~よき相談相手~

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 おはようございます。 未明の高知、西の空には 今日も大きな満月が浮かんでます。 少し肌寒く感じますが、 日中は晴れて長閑な一日になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 上田惇生さんは、 ドラッカーのありがたさは、 来るべき変化の潮流そのものにとどまることなく、 読者それぞれの世界における変化の見つけ方、 本物の変化の見分け方、 行動への結びつけ方を 具体的に教えてくれるところにあるとした。 そして、 本書もまた、 他の三巻と共につねに読者の方々の傍らにあって、 よき相談相手となりつづけるならば、 これに勝る喜びはないと続ける。 この「ドラッカー名言集シリーズ」も、 『プロフェッショナルの条件』をはじめとする 「はじめて読むドラッカー・シリーズ」と同様、 世界各国で出版される。 「ふたたび日本発の  ベストセラーが生まれることもうれしいが、  改めてドラッカーの凄さと人気のほどを  痛感する次第である。」 (『変革の哲学』 編訳者あとがき 上田惇生 ) 本日で『変革の哲学』読了です。 明日からは、 本書シリーズ「ドラッカー名言集シリーズ」の 『歴史の哲学』~そこから未来を見る~を読みます。