■ほかの産業、国、市場■~可能性が存在するところ~
おはようございます。 今日も晴天の朝。 11月も早下旬、残すところ1月、 そろそろ締めの準備でもしましょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 「すでに起こった未来」を体系的に見つける五つの領域。 第三の領域:ほかの産業、ほかの国、ほかの市場 【CASE】 日本の家電メーカ。 日本の所得水準ではテレビの普及は難しく、特に農家には買う余裕はないと考え、テ レビの生産を抑えた。 しかし他国の状況を調べて検証したところ、テレビは低所得層が簡単に手に入れられ るものではなかったが、 価格以上の大きな満足を与えていることが明らかになった。 そして、それらの国では貧しい人たちが、所得からすれば高すぎるはずのテレビの顧 客になっていた。 この他国での調査結果に基づいて、高価な大型テレビを農家に集中的に販売促進を行 い業績を上げた。 「われわれの産業、国、市場を変える可能性のあることは起こっていないか」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第11章 未来を今日築く)