■仮の特殊製品とは?■~特殊製品である必要がない製品~
おはようございます。 快晴の川崎の朝です。 今日も猛暑になりそうですね。 福島第一原発の貯水タンクのつなぎ目から漏れ出たとみられる 汚染水の水たまりで100ミリシーベルトが計測された。 大人の年間許容量は1ミリシーベルトと言われるから相当量だ。 職員が見回り中に発見したとのことだが、 修復はおろか現状の把握すらできていない状況だ。 「福島第1原発:毎時100ミリシーベルトの水たまり」 http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130820k0000m040057000c.html ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 製品の11分類 その8【仮の特殊製品】 これは「特殊製品である必要のない特殊製品」である。 特殊製品とは、市場は小さいが、特別な目的を満たす特別な製品を指す。 当然、業績は不十分である。 本来は、こういった特殊製品ではなく、 主力製品としてのポテンシャルがあるにも関わらず 特殊製品としてしか見ていない製品である。 どういった製品か? 顧客や市場の一つのニーズに応えることのできる 複数の製品の内の一つの製品。 または、新たに開発された技術が、 それまで別々の特別な目的を満たしていた技術に、 そのまま取って代る製品。 特殊性と考えたことが、実は標準化できる内容であれば、 単一製品として量産可能となり、業績は上がり、主力製品となるのだ。 しかし、この仮の特殊製品は、業績が不十分であるというだけではなく、 売上げや利益や成長のための本当の機会がなければならない。 「これは正確にいうならば、 妙な名だが「特殊製品である必要のない特殊製品」である。 すなわち主力製品として成功するかもしれないにもかかわらず、 特殊製品として扱っている製品である。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第4章 製品とライフサイクル)