■手直し用製品は間違いの製品■~無情に却下する~

おはようございます。

快晴の川崎の朝です。
猛暑になりそうですね。

横浜で桜が開花したが、理由は不明で、”狂い咲き”とのこと。
湘南ではシラスの漁獲が減っている。

寒さ、暑さその間の温暖期という日本の普通の季節感の変化。
長く培った生活感、自然感を変えなければならないんでしょうか。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


製品の11分類
NO7【手直し用製品】

この類型に該当する要件として次がある。
 ◇売上が高い
 ◇成長機会が大きい
 ◇リーダーシップが可能
 ◇見返りが大きい
 ◇欠陥が明確
 ◇手直しが容易
そして
 ◇現実にその機会が奪われている

例えば、業績を伸ばしている自転車販売チェーン「サイクルベースあさひ」は、
『サンキュー点検』と呼ばれる低価の自転車メンテナンスを
アフターサービスとして導入し成功した。

低迷する自転車チェーンにかけていたものは、サービスを付加するという発想、
製品マネジメントそのものなのだ。

そもそも、この例でみると自転車は修理が必要な製品であり、
アフターサービスを前提にすべき製品である。
それを考慮しないこと自体ドラッカーは”間違いの製品”とする。

製品以外にも、ターゲットである顧客や販売チャネルが間違っている場合もある。

しかし、手直しは一度限りで、二度目の手直しを行ってはならない。
そもそも、その製品は、手直し不能な製品である。
二度目の手直しをしたいとの思いは、
無駄な執着や思い入れでしかないのだ。、

「いかなる状況のもとであろうと、

 手直しは一度限りとしなければならない。

 最初の手直しがうまくいかなかったとき、

 「どこが悪いか今度はわかった」と訴えてきても

 無情に却下しなければならない。」

~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第4章 製品とライフサイクル)

   


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