■コストの配分という判断■~労務費は、時間にかかわるコスト~
おはようございます。
今日は「カレーうどんの日」。
「カレーうどん100年革新プロジェクト」チームが、
制定したもので、6月2日が「カレーの日」で7月2日が「うどんの日」の流れかららしい。
色々ありますね。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
コスト会計について、ドラッカーは特定の製品コストを
事業の総コストに占める割合から計算するために、
コスト会計を使うことは間違いであるとした。
なぜなのか?
例えば、営業マンが自社の様々な商品やサービスを紹介するために営業活動を行う。
このコストを、それぞれの商品やサービス独自のコストとして割り出すことは困難である。
また、営業会議のために使用するスペースや電気料金についても同様で、特定の製品コストに割り振ることはできない。
なので、それらのコストは全製品に配分して計算される。
しかも、その計算は、コストが正規曲線(ガウス曲線)に従って、
平均的に発生するという最も起こりえない状況を想定しての比例配分である。
つまり、コストの膨大な部分を占める間接費が比例配分によって決定されているような数字は、役に立たない。
これがドラッカーが間違いとすることの根拠だ。
「工場で何を生産しようと、
直接労務費はほとんど変化しない。
ほとんどの製造業、およびすべてのサービス業において、
労務費は、生産高ではなく
時間にかかわるコストである。」
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第3章 利益、資源、見通し)
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