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■人事のルールを守る■~人事に関する五つのルール~

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おはようございます。 今にも雨が降りそうな雲が立ち込める、 川崎の朝です。 近づいている強力台風の 進路が気になります。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ~仕事の内容を理解させていないのであれば、  人事の失敗を本人のせいにしてはならない。  行うべきことを行わなかった自分が悪い。~ ★とるべき行動   この前の人事では人事のルールを守ったか?    ルール違反はなかったか? ★身につけるべき姿勢   あらゆる人事において人事のルールに従う。 ドラッカーは、 人事には五つのルールがある、 とする。 1 人事の失敗に責任を負う。 2 成果をあげられない者は再度動かす。 3 成果をあげられなくとも辞めさせない。 4 常に正しい人事を行うよう努める。 5 スカウトしてきた者には、仕事の内容が明らかなものを与える。    「成長中の企業でさえ、  昇進を続けられる者は一部である。  したがって、昇進を強調しすぎると、  五人のうち三人から四人は不満をもち、  士気を失う。  昇進を強調しすぎないようにする方法の一つは、  卓越した成果をあげた者に対して、  昇進によって得られる報酬の増加分相当額を  昇給させることである。」 ~『プロフェショナルの原点』(第4章 強みを生かす)

■組織の社会的責任の原則■~諸々の社会の病い~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 今日は猛暑は一休み、 しかし台風11号が週末に近づく。 九州・四国は前回の爪痕冷めやらない中での台風接近。 十分な注意を! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ”組織は、従業員、環境、顧客、その他何者に対してであれ、 自らが与える影響について間違いなく責任がある。” これが組織の社会的責任の原則である。 そして、今後社会は、ますます組織に対し、 様々な社会の病いに取り組むことを求めるようになる。 しかし、ドラッカーは、この点に関して、 次のように慎重さを求める。 「善意だけで行動することは、  社会的に責任あることにはならない。  組織が、本来の目的を遂行するための能力を  傷つけるような責任を受け入れることは、無責任である。  能力のない領域で行動することも無責任である。」 ~『プロフェッショナルの条件』   (第2章 新しい社会の主役は誰か)

■理想企業のアプローチ■~市場が望む企業~

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おはようございます。 暗い川崎の朝、今にも雨が降り出しそうです。 2つの台風が日本列島に向かってます。 まともに来ると前回規模、コースの模様、 週末に向けて、進路に注意しましょう。 中国でのPM2.5汚染が止まらない。 ハルピン市では測定範囲を超えたほどで、日本の基準の30倍近い数値とのこと。 寒さに向かい石炭暖房を使い始めたことも影響し、今後その影響が増加することは必至。 風に国境はない、日本も影響を受ける。 どう注意すればいいのだろう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 「今日の事業の業績をあげる。」 ための三つのアプローチがある。 その1、理想企業のモデルからスタートする。 まず理想企業を構想する。 これは「われわれの事業は何か、何になるか、何であるべきか」についての答えを具体化したもので、 組織のミッションとその成果を明確に定義したものとなる。 そのうえでわが社の利用しうる市場と知識から最大の成果を得るための、 「われわれの顧客は誰か、顧客の価値は何か」を定義する。 そして、その顧客に向けて自らの強みと能力をどのようにコミットしていくのかを明確に定義する。 こうして市場と自らの知識をマッチさせた理想企業のモデルを構想することができる。 こうすることにより、事業の方向性を具体的に明らかにし、 そのための事業の目標と行動計画をより具体的に設定することが可能になる。 ここでドラッカーは、GMの再興を果たした、CEOスローンの行動をモデルとして示している。 「大きな意思決定と行動のためには、  短期のかなり簡単で大づかみの検討で十分である。  分析も通常の手法で十分である。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)     

■三つのアプローチ■~「理想企業のモデル」からスタート~

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おはようございます。 一週間の始まり、快晴の川崎の朝。 しかし週後半にはまたまた台風接近の可能性もあり、進路に注意を要します。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 企業の本業は3っつある。 ▽今日の事業の業績をあげる。 ▽潜在的な機会を発見し実現する。 ▽明日のために新しい事業を開拓する。 この9章は「今日の事業の業績をあげる。」ことに関する意思決定について述べている。 分析結果は行動に変えなければ意味がない。 そのための三つのアプローチ手法がある。 ▲理想企業のモデルからスタートする。 ▲機会の最大化を図る。 ▲人材の最大利用を図る。 「事業とその経営状況を分析すれば、  常に、事態は想像以上に悪いことが明らかになる。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)     

■あるべき姿への道筋■~新しい事実の発見~

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おはようございます。 肌寒く、暗い週末を迎えた川崎の朝です。 雨の週末、来週はさらに強力な台風の接近と続きますが、 皆さんお気を付け下さい。 特に伊豆大島のみなさんには、 26号の復旧作業が未だ真っ最中、作業が急がれる。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、事業診断において、欠けているかを明らかにすることが重要で、 それは、三つの種類があるとした。 そして、特に重要で見落とされることが多いものは、 ”▲No3:「知識である。」”だとする。 取得すべき重要な新しい知識、中核的な知識の強化と深化の必要性の有無、 わが社のどの知識について再定義が必要かなどだ。 このような全体的な事業の分析によって、事業についての識見や ビジョンについて理解を深めることで、 次の領域における意思決定を的確に行うことができるようになる。 ●顧客に貢献すべき製品サービス。 ●顧客に貢献するために必要な卓越した知識領域や人材 ●われわれの顧客は誰か、顧客の価値は何か、それを満足すべき流通チャネル ●以上の目標を具体化する技術、プロセス、製品、サービス ●成果をもたらす領域におけるリーダーシップ 「経営者をして『これがわれわれの事業である』といいうる識見、  『これがわれわれの事業のあるべき姿である』といいうるビジョン、  そして、『これが現在の姿から、あるべき姿への移行のための道筋である』  といいうる方向性を与える。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)     

■欠けているものは何か■~マネジメントも全能ではない。~

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おはようございます。 雲の多い、暗い川崎の朝、ぐっと冷え込みました。 各地で初霜の情報も。 伊豆大島では台風の犠牲者が増大している。 町役場の不手際との指摘もあるが、 今は行方不明者の救出に力を尽くしてほしい。 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。 ----------------------   ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、事業診断において、さらに重要なことは、 当然行っているべきであるにもかかわらずまだ行っていないものの発見だとする。 それは、製品、市場、流通チャネルなど成果をもたらす領域の中に、 常に、三つの種類がある ▲No1:「全盛期を過ぎたものに代わるべきものを開発する努力である。」  市場から撤退すべき時が見えているものに変わるものを、新しく開発すること。 ▲No2:「機会と成功の追及である。」  製品、市場、流通チャネル各領域の中で、見落としていたものを機会として追求し成功に変えること。  ▲No3:「知識である。」  ・取得すべき重要な新しい知識  ・向上、進歩させるべき現在の中核的な知識  ・再定義の必要のある知識 「マネジメントも全能ではない。  したがって、自らの目を養うための体系的な努力がなければ、  最も明白なことを見落とし、最も明確な兆候を見誤る。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)     

■製品の質とは?■~自分のために何をしてくれるか~

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おはようございます。 台風が各地で被害を出し、これから関東直撃の模様です。 十分な注意が必要です。 神奈川にも竜巻注意報が出ているが、注意の仕方が難しい。 気象庁が新しい警報「特別警報」を運用開始以来初めて京都府、滋賀県、福井県で発表した。 この警報が発表されたら、”ただちに命を守る行動をとってください。”とのことです。 経験のない対処が必要になる場面もありますので、一人ひとり十分に注意しましょう。 ----------------------  ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ マーケティングの八つの現実 ④質を決めるのは企業ではない これは何を意味するか?  メーカーが、製品の最も重要な特色と考える機能、特徴等が、顧客にとっては、 まったく意味がないということを言っている。  メーカーの考える製品の質とは、単に生産が難しくコストがかかっているだけ  という場合が多い。  一方顧客は、メーカーの苦労は関心外で「この製品は自分のために何をしてくれるか」  だけに関心があって当然である。  メーカーはこの顧客の反応を、受け入れることも理解するもできない。  なぜなら、この製品を作るためには、長期間の研究があり、凄腕の技術者があって、  他社にはまねのできないものを作ったという自信と自負があるからだ。  メーカーは、「この製品をつくるには、わが社の技術者は、自然の法則を一時停止させなければならなかった」と繰り返す。  しかし、顧客は、「それほどつくるのが難しかったのならば、うまく勤かないのではないか」となってしまう。 「顧客はメーカーの苦労には動かされない。  顧客の関心は「この製品は自分のために何をしてくれるか」だけである。  当然である。」   ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第6章 顧客が事業である)