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■観察と解釈の価値■~多様な個と彼らの物語~

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おはようございます。 穏やかな青空の朝です。 今日は成人の日。 晴れ着の足元を気にする必要は なさそうな天候の様ですね。 三連休最終日、ゆっくりお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自分自身に人物を創作する力があると 思ったわけではないが、 報告することはできるかもしれないと 考えたのだった、 とした。 そして、ここで選んだ人たちは、 時代を代表する人物でも、 有名人でもなかった、 と続ける。 登場人物のうち、本当の有名人は、 ドラッカーが八歳のときに 握手をさせられた ジークムント・フロイトだけだった。 「私は、私の心を打った人たちを登場させた。  それぞれが、それぞれの話をもつ人たちであって、  しかも、観察と解釈の価値のある人たちだった。  そして何よりも、社会とは、多様な個と、  彼らの物語からなるものであることを  教えてくれる人たちだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 観察と解釈の価値のある人たち)

■人物を創作する力■~写真は日光を伝えない~

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おはようございます。 夜明け直後の川崎の朝、 空には雲がびっちりです。 連休中日の日曜、天気はイマイチの様です。 ゆっくりお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 データが人柄を伝えず、 写真が牧場の日光を 伝えないのと同じように、 社会科学では、 時代の本質と意味を 伝えることはできず、 それができるのは、 人を描くことによってだけである、 とする。 そして、ジェーン・オースティン、 バルザック、ディケンズ、 トロロープ、トルストイ、 チェーホフ、ヘンリー・ジェームズ、 ジェームス・ジョイス、 トーマス・マンなど、 一流の一九世紀の作家が これを行なった、 と続ける。 ドラッカーは、 本書の登場人物は、 どの時代にもいるような人たちであるが、 その彼らが、 過ぎ去ったあの時代の本質を伝えている、 とする。 「私が偉大な作家の真似をできると  思ったわけではない。  私には、人物を創作する力はない。  しかし私は、   報告することはできるかもしれないと  考えたのだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 観察と解釈の価値のある人たち)

■時代の本質と意味■~データは人柄を伝えない~

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おはようございます。 未明の川崎の朝、曇り空の様子です。 年始休暇明けの長い一週間が終わり、 三連休、ゆっくりお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 本書は、二つの大戦の間の ヨーロッパとアメリカを通して、 過ぎ去った日々を 伝えようとするものである、 とする。 そして、 ドラッカーが本書を構想したのは、 自身の子供、学生、若い友人たちにとっては、 それらの過去の日々が、 急速に、古代アッシリアの都や神々のように、 理解しがたいものになりつつあることを 実感したためだった、 と続ける。 ドラッカーは、 もちろん、この時代についての 歴史、伝記、数字が 不足しているということではないが、 それらの社会科学では、 時代の本質と意味を伝えることはできない、 とする。 「それは、データが人柄を伝えず、  写真が牧場の日光を伝えないのと同じである。  それができるのは、  人を描くことによってだけである。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 観察と解釈の価値のある人たち)

■懐妊期間の長いもの■~最も楽しく書いたもの~

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おはようございます。 未明の川崎の朝です。 今日は概ね晴れですが気温は一桁、 寒い一日になりそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 本書こそ書きたくて書いた本であり、 人についての本である、 とした。 そして、本書は自らの著作の中でも、 飛び抜けて懐妊期間の長いもので、 登場人物たちのことを考え始めて 20年以上が経つと同時に、 半面執筆期間としては最も短いものでもあった、 と続ける。 本書は、自らの著作のうち 最も重要なものでは ないかもしれないが、 最も楽しく書いたものであることは 確かである、とする。 「本書は読者にとっても  楽しいもののようである。  新版が発行されるほどに  広く読まれるということは、  うれしいことである。  が、もっとうれしいのは、  「あなたの本は全部読んで、  勉強して、使わせてもらっている。  でも一番面白いのはこの本だ。  実にいろいろな人が出てきますね」  と言ってもらったときだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 「一番面白い本」)

■一人の人間についての本■~私が書きたくて書いた~

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おはようございます。 昨日の雨も上がり、 青空が広がる川崎の朝です。 今日は雨の心配はなさそうですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自身が説いてきたものは、 コンセプトとしての 社会の多様性であったが、 個人を取り上げることがあっても、 それはコンセプトを 明らかにするためだった、 とした。 そして、関心は 一人ひとりの人間のほうにあったものの、 私が得意とするものは コンセプトのほうだった、 と続ける。 「ということは、本書こそ、  ついに私が書きたくて書いた本だった  ということである。  これは、人についての本である。  私自身についての本ではない。  英国版のサブタイトルは「人と時代」だった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■コンセプトとしての多様性■~ミッション、目的、戦略、経営環境~

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おはようございます。 昨晩の雨も、小康状態ですが、 昼過ぎまでは不安定なようですね。 風邪を引いたようです。 病院に行ってきます。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日われわれが 突入しつつある組織社会においては、 組織と共に内部構造も 多様でなければならない、 とした。 そして、一部の経営学や 行政学が説くような 「メーカーの組織構造」や 「政府機関のモデル」 などは無効である、 と続ける。 ドラッカーは、 これらの組織構造については、 50年前にドラッカーが 「現代の経営」で説いた ミッション、目的、戦略、 経営環境によって、 すでに規定されている、 とする。 「この六〇年私が説いてきたものは、  コンセプトとしての  社会の多様性だった。  個人を取り上げることがあっても、  それはコンセプトを  明らかにするためだった。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (■新版への序文 多様性を追求して)

■時代を見通す洞察力■~世界大戦の時代から、永眠する21世紀初頭まで~

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おはようございます。 令和二年元旦、 明けましておめでとうございます。 母親と共に箱根で新年を迎えました。 芦ノ湖湖畔、快晴の空に富士山が見事です。 この景色のように、 すっきりした一年を送りたいものです。 皆様にとって、良い一年でありますように! ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 翻訳者は、 ドラッカーが文章ではなく、 ユーモアを交えて読者に語りかける本書は ドラッカーの”異色の”著作だとした。 そして、ドラッカー本として、 ”異色"はもうひとつある、 と続ける。 それは、ときの流れを鋭く見つめる その独創的なアイデアが、 ドラッカーが活動した半世紀にわたり、 時間を追って包括的に 理解できるように 構成されていることだ、 とする。 「「はじめに」にもあるように、  1940年代つまり世界大戦の時代から、  永眠する21世紀初頭まで、  広い視野で世の中を見つめる  ドラッカーの思索の変遷をたどり、  改めてその時代を見通す洞察力を  確認させてくれるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (■訳者あとがき) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■従業員の足を引っ張っている■~ボスとして何をすべきか~

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おはようございます。 快晴の朝、 気持ちの良い秋空が広がっています。 好天続きですが、明日は一息で雨の模様です。 今日が行楽日和です。 お楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 セールスパーソンはおそらく、 アメリカ経済の中で 最も生産性が落ちてしまっている 職種ではないだろうか、 とした。 そして、その一方で、ここ数年間、 目覚ましい成功を収めている GAPなど一部の小売チェーンは、 どこも同じ手法を踏襲している、 と続ける。 彼らはセールスパーソンのところに行って、 「君には何が期待できるかな」と言ったり、 「会社のせいで君の仕事が やりにくくなっていることはないだろうか」 と聞いたりする。 ドラッカーは、 大半の組織は、 実績を上げようとする従業員の足を 逆に引っ張っているので、 彼らに対するマネジメントのプロセスでは、 九か月ごとに彼らのところまで行って、 次のように語りかけることが 大切になるとする。 「給料に見合った仕事を  しようとしている君の力になるには、  この組織や部門に対して、  会社は何をすればよいのか、  そして君のボスとして  私は何をすればよいのか話してくれないか。  また、会社がどんなことをして  君の足を引っ張っているのか  話してくれないだろうか」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■最も生産性が落ちた職種■~サービス相手は誰か?~

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おはようございます。 青空が広がる秋空、 朝の冷え込みも日増しに強まり 紅葉前線も一気に降下。 この週末は快晴で、 紅葉狩りに良さそうですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 個人よりも集団を対象に しなければならない分野については、 仕事を達成する責任を チームの構成員全員に 負わせるべきだとした。 こうした話に関連して、 セールスパーソンについて ドラッカーに質問した人がいた、 と続ける。 セールスパーソンはおそらく、 アメリカ経済の中で 最も生産性が 落ちてしまっている職種で、 現在のデパートの営業職の売上は、 50年前から60年前のおよそ 半分になっているはずだ、 とする。 「その理由として、  さまざまな種類の書類作りが  仕事の負担になっていることが挙げられます。  セールスレディーはもう顧客に向かって  サービスをしていません。  サービスをしている相手は、  コンピューターになっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■集団を対象にする分野■~達成責任は構成員全員に~

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おはようございます。 朝陽がきれいな朝、今日は立冬。 暦通り寒い一日になりそうです。 金曜日 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員の評価について、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものなどを、 わざわざ指摘する必要はない、 とした。 そして、はっきりすべきことは、 個人よりも 集団を対象にしなければならない分野が いくつかあるということだ、 と続ける。 たとえば、研究部門では 大部分の仕事はチーム全員の努力でこなしているから、 個人を評価するのはほとんど不可能だ、 とする。 たとえば医薬品メーカーの場合には、 純粋な研究の初期段階は、 たいてい個人から始まり、 次には、さまざまな合成物の 開発をする段階が待っているが、 この段階で、生化学者や薬理学者、 医療関係の人たちなどを集めて、 本格的にチームで始動することになる。 ドラッカーは、 こうした場合には、おそらく三年ごとに 評価のテーブルについて、 こんな質問をぶつけるべきだろう、 とする。 「『君はプロジェクトを大きく前進させるために  どんな貢献をしてくれたのでしょう。  これから先、大きな前進を図るために  どんな貢献をしてくれるつもりなのでしょう』。  それが集団に対する評価の最終段階ではありませんが、  この仕事を達成する責任を  チームの構成員全員に負わせるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■貢献に目を向けるべき■~仕事の穴や悪い習慣~

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おはようございます。 今朝も快晴、日一日と冷え込みが増し、 明日は立冬、暦の上では冬です。 しかし日中は上着の要らない気温、 温度変化にお気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 評価の作業は設定された 目標との対比から始める必要が、 一年半がたってから測定すると、 目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる、 とした。 そして、ひとたび従業員が 自分の実績をよく見つめ直した上で 評価を求めてやって来たときには、 できなかったことを俎上にのせる前に、 まず達成したことや 貢献したことに目を向けるべきだ、 とする。 ドラッカーは、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものを、 わざわざ指摘する必要はなく、 次のようにに言うと良いだろう、 とする。 「『これはなかなか立派な実績ですよ。  でも、この分野については、  君はちょっとばかり簡単に考えすぎてはいませんか。  これはとても大切な仕事なのだから、  そこそこの出来では困るんです』。  こうして、目標設定や実績に対する  評価作業の負担を個人かグループに  負わせるのがよいでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■目標承認は経営者の権利、義務■~対比から始める~

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おはようございます。 今朝も快晴、きりっとした空気が漂います。 しばらくは好天、秋の深まりを楽しめそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員個人にしろ集団にしろ、 どんな責任を負うのか という答えを話しにきたときは、 その場ですぐにイエス、ともノーとも 答えない様にしなければならない、 とする。 その理由は、目標を承認するしないは 経営者の権利であり義務でもあるが、 その答えを慎重に検討するべきだからだ、 と続ける。 評価の作業は、すでに設定されている 達成目標との対比から始める必要が あるだろうが、一年半がたってから 従業員が積み上げた実績を検討したのでは 十中八九目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる。 「具体的には、その年度が始まって三か月たったころに、  その従業員を呼んでこんな話をしているのです。  『ジョー君、急ぎの仕事が入った』、  あるいは『この計画の前提は  君が新しい装置を手に入れることだったはずなのに、  まだ手に入っていないんだね』。  ただし、このように目標が変更されていたとしても、  少なくとも、それが何から外れてしまっているのかは  わかるものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■一体、責任を果たすとは?■~明確にして初めて成果が得られる~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな朝です。 快晴が続き朝の冷え込みが 日増しに強まります。 秋が深まりますね。 連休明け、今週も頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員のほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えない、 とした。 そして、一体、責任を果たすとは どんなことなのだろうか、 と続ける。 もし誰かがドラッカーに向かって、 この大学院はあなたに対して どんな責任を負わせるべきか、 とたずねた場合、 学生の育成という観点から考えると、 その返答に苦労するだろうとする。 「それでも、  具体的な責任を明確にして  初めて成果が得られるのです。  それはともかく、  少なくとも私がその答えを  考えさせられるのは  望ましいことでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■どんな責任を負うか■~成果の観点からは考えない~

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おはようございます。 青空が段々と朝陽に染まり始めています。 三連休最終日は快晴です。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員に対して 貢献や成果の観点から、 あなたにどんな責任を 負ってもらうべきなのだろうか との質問すればよいとした。 しかし、この質問を初めてぶつけられると、 従業員は非常に答えにくい質問だと 感じるだろうと続ける。 なぜなら、彼らはそんな観点で 考えたことがないからであり、 ほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えないのだ。 「たいていの人は、 『私はいつも誰よりも早く出勤して、  誰よりも遅く帰宅する』と言うものです。  これは、夜間に働いている  警備員の場合なら  文句のない答えかもしれません。  けれども、そうでない人の場合は違います。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■評価作業の落とし穴■~貢献や成果の観点~

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おはようございます。 薄曇りの朝です。 三連休中日の今日は、 所々で雨の予報も出てます。 お気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事の成果に対する責任を負うのは 従業員自身であり、 個人としても、チームワークという 観点からしても、 彼らには責任があるのだ、 とした。 そして、予算の年度に合わせた 年に一度の評価作業の落とし穴から 抜け出すべきで、 予算と評価を切り離すのは よい考えだと続ける。 ドラッカーは、従業員に対して こんなふうに 質問すればよいだろうとする。 「この組織は、あなたやあなたの研究グループに  ―あるいはデパートのこの階、この売り場に―  どんな責任が期待できるのでしょうか、  つまり、この組織では貢献や成果の観点から、  あなたにどんな責任を   負ってもらうべきなのでしょうか」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■道徳的な堕落■~報酬の対価に対する責任~

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おはようございます。 明るい陽射しの朝です。 三連休初日は一日快晴、 気持ちの良い日和になりそうです。 明日は雨模様、行楽は今日ですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から、新しい講義。 ドラッカーは、 従業員に支払った報酬の対価として、 私たちは彼らにそれなりの責任を 求めるべきだとする。 そして、給料を支払いながら、 その従業員を 小さな少年少女のように扱う という道徳的な堕落が、 私たちに今起こっていると続ける。 仕事の成果に対する 責任を負うのは従業員自身であり、 個人としても、 チームワークで仕事をしている集団 という観点からしても、 彼らには責任があるのだ。 「私たちは自ら踏み込んでいって、  『この組織でこれからの一年半、  あなたはどんな責任を全うしてくれるのか』  と聞く必要があります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識は中核的な資源■~人類の営みに不要なもの~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな朝です。 今日から11月、早いもので令和元年も あと2か月。 何かと気忙しいい季節になりますね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 卓越、ということばは 大げさかもしれないので、 このことばを使う気がしない、 とした。 しかし、底の浅い仕事への取り組みを許さない、 という自尊心は必要だと続ける。 そして、ある種の資源だと 考えている知識について、 理解している内容の一端をお話した、 とする。 知識は常に存在していたが、 非常に珍しい資源であり、 知識は人類の営みにとって、 ほとんどと言ってよいほど 必要のないものであったとする。 「しかし今では、  知識は現代の進歩した経済や社会にとって  中核的な資源になっています。  私たちは今まさに、  その知識のマネジメントを  学び始めたばかりなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■新聞雑誌的な雑知識■~知識をばらばらにする~

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おはようございます。 所々に薄い雲が浮かぶ空が 段々と明るくなりました。 今日からはしばらく晴れ、 気持ちの良い秋日が続きそうですね。 沖縄首里城で火災発生、 現時点でまだ延焼中、 沖縄の象徴でもある世界文化遺産、 最小限の被害に留まることを願います。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識はある種の入力にすぎず、 出力になるためには 統合され凝縮されなければならない、 とした。 そして、もし知識をばらばらにしてしまえば、 得られるものはほとんど 何もなくなってしまうと続ける。 そのときに得られるのは、 知識ではなく、 新聞雑誌的な雑知識にすぎない。 「最後に、こんなお話で締めくくりましょうか。  私たちには、知識の基準が  ひとつだけ存在することがわかっています。  卓越、ということばは   大げさかもしれないので、  私はこのことばを使う気がしません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識はそのものを変える■~出力には統合が必要~

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おはようございます。 朝焼けの空が、 淡いピンクに染まる朝です。 今日からしばらくは秋晴、 もう11月ぐっと秋が深まるんでしょう。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントには、 今までとは違った手法が 必要だとした。 そして、私たちは普段、 仕事をそのような目で 見ていないから、 これは簡単には信じられない手法だ と続ける。 知識は知識そのものを変える、 すなわち知れば知るほど 知識は変化する、 という前提を頭に置くところから 始めなければならないとする。 「知識はある種の入力にすぎない、  出力になるためには  統合されなければならない、  という前提があるのです。  知識は凝縮されなければならない、  という前提もあります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識のマネジメント■~今までとは違った手法~

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おはようございます。 未明の空は真っ暗です。 今日はまた雨模様、 寒い一日になりそうです。 明日からは気持ちの良い 秋晴れが続きそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ここで冒頭の、 調査研究所のディレクターが突きつけてきた 「研究開発の場における知識は果たして マネジメントできるのかどうか」 という問題に戻ろうとする。 そして、答えはわからないが、 それでもとにかく、 知識をマネジメント しなければならないことや もしマネジメントしなければ、 コストがかかるばかりで 何も生み出せないことも、 私たちは理解している、 と続ける。 「しかも私たちは、  マネジメントに  今までとは違った手法を  取らなければならない、  つまり、いくつか一般的でない前提のもとに  取りかからなければならないことも  わかっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater