■集団を対象にする分野■~達成責任は構成員全員に~

おはようございます。

朝陽がきれいな朝、今日は立冬。
暦通り寒い一日になりそうです。

金曜日
今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
従業員の評価について、
仕事の穴や悪い習慣、
目の行き届かなかった分野、
改善が必要なものなどを、
わざわざ指摘する必要はない、
とした。


そして、はっきりすべきことは、
個人よりも
集団を対象にしなければならない分野が
いくつかあるということだ、
と続ける。


たとえば、研究部門では
大部分の仕事はチーム全員の努力でこなしているから、
個人を評価するのはほとんど不可能だ、
とする。


たとえば医薬品メーカーの場合には、
純粋な研究の初期段階は、
たいてい個人から始まり、
次には、さまざまな合成物の
開発をする段階が待っているが、
この段階で、生化学者や薬理学者、
医療関係の人たちなどを集めて、
本格的にチームで始動することになる。


ドラッカーは、
こうした場合には、おそらく三年ごとに
評価のテーブルについて、
こんな質問をぶつけるべきだろう、
とする。



「『君はプロジェクトを大きく前進させるために

 どんな貢献をしてくれたのでしょう。

 これから先、大きな前進を図るために

 どんな貢献をしてくれるつもりなのでしょう』。

 それが集団に対する評価の最終段階ではありませんが、

 この仕事を達成する責任を

 チームの構成員全員に負わせるべきなのです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ■知識の講義Ⅲ)

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