■ 「自分がやりたいこと」への誘惑に打ち克つ ■ ~政治の使命が果たされていない~
震災発生から3か月になろうとする今、被災地では未だに普通の生活が戻らない。 体育館などの避難所での長期間の生活で、子供たちはカップラーメンやおにぎりでその日を繋いでいる。 政治は国民生活を守ることが使命だが、今一番の弱者にそれがなされていない。 努力はしているだろうが、議論の不要なこと、資源投入でできることなどを一刻も早く決断、実行すべき。 ---------------------------- ドラッカーは、第二次世界大戦終幕時のアメリカ大統領トルーマンがとった行動を 有能なリーダーシップの例として示す。 「大統領に就任した時、トルーマン自身が最も実行したかったのは、 ルーズベルトが志半ばでやり残していった「ニューディール政策」の 完遂でした。先代の遺志を継ぎ、自らも信奉する経済政策を国内で推し進め、 社会改革を実現する--トルーマンはアメリカ国内の問題にこそ、 傾注したかったのです。 しかし彼は、「自分がやりたいこと」への誘惑に打ち克ち、 風雲急を告げる国際社会の難局を切り抜けるべく、 喫緊の課題である外交政策--いますべきこと--を断行することを 決意しました。 「何をしたいか」ではなく、「何をすべきか」を考えて行動したトルーマンは、 最高にして最大の功績を残した大統領であると言えるでしょう。 歴史はルーズベルトを讃え、トルーマンを過小評価するきらいがありますが、 実際の序列は反対にすべきである、と私は考えています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 政治家としての志や政策はもちろんある。 しかしその”政治家としてやりたいこと”より優先すべきは、 政治として”なにをやらないといけないか”を考え決意し実行することなんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マ