■労働における五つの次元■~働くことは人間の本性である。~
仕事と労働(働くこと)とは根本的に違う。 ドラッカーは、仕事とは、テレビや豆腐などと具体的なモノと同様に、 客観的に存在し、具体的に分析、総合、管理が可能であるとした。 では”労働(働くこと)”とは何か。 まづ、それは、テレビや豆腐などのモノとは異なることである。 人間は誰しも、肉体と感情を持ち、その人間の活動が ”働くこと”である。 そして、これは人間の本性であり、人としての動きつまり ”論理ではなく力学”である。 ドラッカーはその労働には次の五つの次元があるとする。 ●生理的な次元 ●心理的な次元 ●社会的な次元 ●経済的な次元 ●政治的な次元 各次元について、明日以降紹介します。 「これに対して、働くことすなわち労働は人の活動である。 人間の本性でもある。論理ではない。力学である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間)