■マネジメントのパラダイム■~現実を規定するもの~
おはようございます。 曇り空の川崎の朝、今日は天候不調の模様です。 週末から、ゴールデンウィーック、 皆さんのご予定はいかがでしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ■マネジメントのパラダイム■~現実を規定するもの~ 今日から、「附章 マネジメントのパラダイムが変わった」 バラダイムとはある分野における基準、規範となる支配的な理論だが、 その前提は、分析も研究もされず、疑問を抱かれず、明示されないことが多い。 マネジメントにおいても同様である。 ドラッカーはマネジメントのパラダイムの前提は二組あるとする。 ▲組織運営上の前提 ①マネジメントは企業のためのものである。 ②唯一絶対の組織構造がある。 ③唯一絶対の人のマネジメントの仕方がある。 ▲事業経営上の前提 ①技術と市場とニーズはワンセットである。 ②マネジメントの範囲は法的に規定される。 ③マネジメントの対象は国内にかぎられる。 ④マネジメントの領域は組織の内部にある。 「社会科学では、前提や仮定がそのままパラダイム、 すなわち支配的な理論となる。 それらの前提は、学者や評論家あるいは教師や実務家が、 ほとんど無意識のうちに持っている。 それが彼らにとっての現実となる。現実を規定する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (附章 マネジメントのパラダイムが変わった)