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■チームとしてのみ判断する問題■~意思決定を留保する。~

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トップマネジメントがチームとして機能するための厳しい条件。 ◆トップマネジメントチーム内で検討しなければならない意思決定がある。 ドラッカーは、トップマネジメントのメンバーは、 自らの担当分野についての意思決定を、 責任を持って行わなければならないとした。 しかし、ある種の意思決定はトップマネジメントチーム内で チームとして検討し、判断しなければならないとする。 もちろん、それがどの問題であるかは、あらかじめ決めておく必要がある。 例えば、 ▼事業の原理原則である「われわれの事業は何か。何であるべきか」の定義 どのような顧客満足を生み出しているのか、今と異なるどのような顧客満足を生み出すべきか ▼既存の製品ラインの廃止 例えば、自動車メーカーが、「トラック」という製品ラインから事業撤退すること。 ▼新たな製品ラインヘの進出 例えば、フィルムメーカーが、「化粧品」という製品ラインを事業参入する。 ▼巨額の資本支出を伴う決定 企業や事業部門全体の屋台骨を揺るがすような支出 ▼主要な人事 部門運営や事業全体に関わる様な人事 「トップマネジメントのメンバーは、  自らの担当分野では意思決定を行わなければならない。  しかし、ある種の意思決定は留保しなければならない。  チームとしてのみ判断しうる問題がある。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第8章 トップマネジメント 38 トップマネジメントの構造)     

■システム型繊織の問題点■~自分たちの事業は何か、何であるべきか~

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5つの組織形態その5、 システム型組織 ドラッカーはこのシステム型組織の適用は難しく、 組織構造として望ましいものとはいえないとする。 適用するには次の3つの条件が必要とする。 ◆明確な目的があること ◆組織全体でのコミュニケーションが担保されること ◆組織全体が、組織全体のマネジメント責任を果たすこと 「組織の構成単位それぞれの目標は、  組織全体の目的から導き出され、  直接のつながりを持たなければならない。 「自分たちの事業は何か、何であるべきか」  を十二分に検討したときにかぎり、  システム型組織は有効に機能する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 34 五つの組織構造)     

■自らの事業を定義する■~「事業は何か、何であるべきか」~

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ドラッカーは、公的機関が”成功”するための条件について、 自らに課すべき、六つの規律があるとした。 第一の規律【自らの事業を定義する】 まず、行うべきことは、自らの事業が”誰のために”、”どんなことを”、 ”どのように”行うのかなどを定義すること。 マーケティングである。 そしてその際に重要なことは、様々な可能性を考慮し、 矛盾していたり、反対していると思われることについても 徹底的に検討対象としなければならないとする。 「目的に関わる定義を公にし、 それらを徹底的に検討しなければならない。 異なる定義、しかも一見矛盾する定義を採用し、 そのバランスを計る必要さえある。」 ~「マネジメント」

■戦略計画とは、責任である。■~魔法の箱や手法の束ではない。~

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ドラッカーは、目標を達成するには、”戦略計画”が必要であるとした。 そしてまづ知るべきことは、”戦略計画”といえないものを知ることだとする。 そのひとつ、【魔法の箱や手法の束ではない。】 戦略計画とは、現実に目の前にある、人モノかねという経営資源を、 具体的な行動に結びつける現実的な計画であり、 自動的に素晴らしい結果に向けた道筋を示すものではない。 企業のテーマは「われわれの事業は何か」「何であるべきか」に基づく。 その答えを出すために、さまざまな手法やコンピュータも使う。 しかし、ドラッカーは、それらプログラムやデータは道具にすぎないとする。 戦略計画とは、現実の資源を成果に結びつけるための行動を行なわなければならない、 という”責任”そのものなんですね。 「戦略計画とは、意思決定に科学的な方法を適用することでもない。 それは、思考、分析、想像、判断を適用することである。 手法ではなく、責任である。」 ~「マネジメント」
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ドラッカーは、「われわれの事業は何か、何になるか、何であるべきか」 との問いが必要とした。 そしてさらに、今行っている事業のうち、顧客に満足を与えないもの、 業績を上げていないものを見つけて捨て去ることが重要とする。 このことをしない限り、いかに素晴らしい事業定義をしたとしても、 それは単に”立派な手続きを経た”にすぎないとする。 昨日までは、顧客に対して満足を与えていた製品やサービスが、 果たして、今日の実態に合っており、明日も顧客に価値を与えらるかを まづ明らかにする。 そしてそれらを満たしていないならば、いかにして廃棄するか、 いかにそのための資源投入や努力を中止するかを問い、その答えを出す。 そして、そのとおり行勤を行う。 ドラッカーはそうしないかぎり、エネルギーは昨日を防衛するために使われ、 明日をつくるどころか、今日のために働く時間も、資源も、意欲も持てなくなるとする。 「事業を定義することは難しい。   苦痛は大きく、リスクも大きい。   しかし事業の定義があって初めて、目標を設定し、   戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。   業績をあげるべくマネジメントできるようになる。」 ~「マネジメント」

■自らの事業を定義する■~「事業は何か、何であるべきか」~

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ドラッカーは、公的機関が”成功”するための条件について、自らに課すべき、六つの規律があるとする。 第一の規律【自らの事業を定義する】 まず、行うべきことは、自らの事業が”誰のために”、”どんなことを”、 ”どのように”行うのかなどを定義すること。 そしてその際に重要なことは、様々な可能性を排除せず、 明らかに矛盾していると思われることでさえ徹底的に検討対象と しなければならないとする。 「目的に関わる定義を公にし、 それらを徹底的に検討しなければならない。 異なる定義、しかも一見矛盾する定義を採用し、 そのバランスを計る必要さえある。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット