■連邦分権組織の特徴■~事業の適切さに重点を置く。~
5つの組織形態の持つ特色、連邦分権組織。 ◆連邦分権組織の特徴 事業ごとに構成されるもので、例えば食品事業部、アルコール事業部、IT事業部等で構成される組織形態。 それぞれの部門は、それぞれの業績と組織全体への貢献に責任を持ち、それぞれが独自のマネジメントを持つ。 分権である。 この各事業部門の内部は、チーム型組織及び職能別組織によって組織される。 ◆チーム型組織及び職能別組織との違い チーム型組織及び職能別組織は、成果は活動の総和であると仮定する。 活動さえ正しく組織すれば、正しい成果が自然にもたらされるとする。 これらの組織が仕事からスタートすることに対し、連邦分権組織は成果からスタートする。 市場で成果をあげるうえで最適な事業に重点を置くのだ。 「連邦分権組織は成果からスタートする。 何よりも事業の適切さに重点を置く。 成果、特に市場において成果をあげるうえで 最適な事業部門をつくる。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 34 五つの組織構造)