■競合は誰か?■~フェラーリはステータスとして買う。~
おはようございます。 朝から雨が降り、雷も鳴り始めました。 台風の影響ですね。 その為、今日予定していたFACE BOOKグループのオフ会が残念ながら中止となりました。 オリンピック東京開催決定の熱冷めやらずだが、 安倍さんがIOCで発言した"アンダー コントロール"について、 東電はコントロールできていないとの見解を表明した。 日々その濃度が高まり、新たな汚染水漏箇所のニュースを目にする多くの国民は、 決してコントロールされているなどと思っていない。 この奇妙な発言、問題のはずだが。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ マーケティングの八つの現実 ③競争相手は同業他社にとどまらない ランボルギーニ、フェラーリなどは低価格車と競争関係にはない。 高級車を買う者が買っているものはステータスであり、 その競合はミンクの毛皮や宝石や豪華リゾートでの休暇だ。 顧客の満足はステータスにある。 また、あらゆる製品が突然、まったく異なる生産、流通、販売をしている 他の製品と競争関係に置かれることがある。 まったく異なる機能や形態だが、そこから顧客が得られる満足は 同じ種類のものという製品である。 【CASE】 ・ボーリング場の設備メーカーが作っているものは運動設備であり、 顧客が買っているものは運動である。 顧客の目的は、ボーリング設備を所有するのことではなく、 ボーリングを行うことである。 したがって、彼らの競争相手は、スポーツジムやゴルフ さらには趣味の通信講座、家庭菜園などの”自由時間市場”にある。 しかしボーリング設備メーカーは、同業他社だけを競争相手と 定義したことにより業績不振に陥った。 彼らは、自由時間市場というセグメントを定義し、ボーリングに 代わるべきものを自ら開発していく必要に気づかなかった。 「ロールスロイスやキャデラックなどの高級車は 低価格車と競争関係にあるのではない。 交通手段としていかに優れていようとも、 高級車を買う者が買っているものはステータスである。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者