■意見は未検証の仮説■~事象そのものは、事実ではない。~
おはようございます。 快晴の川崎、冷え込んでます。 阪神淡路大震災から20年、 ベッドから飛び起きたことが、 つい最近のことと思われる。 しかし、その年に生まれた子供たちが、 今年成人式を迎えた。 その後、日本は東日本大震災を経験するが、 これらの経験の中から、ボランティア意識、思いやり、 ”絆”というものが、若者の中にも根付き始めている。 苦難の中から生まれた一筋の光とも思える。 震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、意思決定は意見から始まるとした。 しかし、意見はあくまでも未検証の仮説にすぎない。 従って、仮説は現実によって検証しなければならない。 そもそも何が事実であるかを確定するには、 それを判断する基準、特に評価測定の基準を いかに設定するかについてが最も重要である。 したがって成果をあげる決定は、 ”事実”を既にあるものとして、 それを合意することからスタートするのではなく、 なにが事実かについての、共通の理解と、 対立する意見、競合する選択肢などの デスカッションからスタートしなければならない。 「最初に事実を把握することはできない。 判断の基準がなければ、 事実というものがありえない。 事象そのものは、事実ではない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part4 意思決定のための基礎知識 1章 もっとも重要なことに集中せよ)