■割り当てる仕事■~優れた成果をあげる者~
ドラッカーはマネジャーの仕事は四つの視点から設計しなければならないとする。 2点目 ◆割り当てる仕事 トップマネジメントは、自分だけで仕事をしても組織の成果とはならない。 組織の様々な部門で働くマネジャーへの仕事の割り振りが問題である。 組織はそのあり様に応じて職務規定を決めて組織全体の成果を定義する。 その中で、それぞれのマネジャーが果たすべき最低限の貢献を定めている。 しかし、実際に仕事を割り振る際にはこの職務規定に制限されていてはいけない。 これをいかに超えたものにするかどうかがトップマネジメントの責任である。 「割り当てる仕事というものがある。 個々のマネジャーに対し、 組織や上司が設定する責任である。 この貢献の責任が、職務規定に示したものを超えていることが、 優れた成果をあげる者の印である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー 22 マネジャーの仕事)