■組織の使命に信念をもつ■~社会の多元性とは~
おはようございます。 青空に雲の浮かぶ川崎の朝です。 昨日は終戦の日、靖国神社の近い我が社の周りも 朝から多くの機動隊が警備をして、 物々しい雰囲気であった。 そんな中、通勤で地下鉄駅から出た社員が、 高齢者から靖国神社の場所を尋ねられた。 その方から、今からどこに行くかと尋ねられ 通勤途中と答えると、今日は仕事やってる場合じゃない と言われたとのこと。 戦争犠牲者への鎮魂の思いを 一日捧げようという気持ちでしょう。 この70年という時間は間違いなく、 戦争への温度感格差を広げている。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織に働く者は、組織の使命が社会にとって 重要であるという信念をもたなければならない。 今日の社会の特性である多元性は、 単一目的を持ち専門化した無数の組織が 機能することによって成り立っている。 これらの組織は、専門化した独立の存在として、 自らの強みをベースにした狭い範囲の使命、 ビジョン、価値観をもつとき、 大きな成果をあげることができる。 したがって、われわれは次の様な、 多元社会に関わる問題に向き合わなければならない、 「誰が共同の利益の面倒を見るか」 「誰が共同の利益を規定するか」 「誰が多元社会の諸々の組織間で しばしば対立関係に陥る目的や価値のバランスを図るか」 「誰がトレードオフに関わる意思決定を行い、 何をもってそれらの意思決定の基準とするか」 「組織に働く者は、 優れた仕事を行うために、 自らの組織の使命が社会において重要な使命であり、 他のあらゆるものの基盤であるとの 信念をもたなければならない。 この信念がなければ、いかなる組織といえども、 自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (第2章 新しい社会の主役は誰か)