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■人は最大の資産である■~誤解と恐れ~

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働く者は仕事に責任を持つことにより、働きがいを得ることができる。 一方マネジメントは、働く者に成果をあげさせることが責任である。 しかし、ドラッカーは、マネジメントは、この責任に関しての 課題を直視することがないと指摘する。 そこには、「権限と権力の混同」と「高度の要求への恐れ」という 2つの原因がある。 「権限と権力の混同」とはなにか。 マネジメントは、働く人たちからの責任を持ちたいとの要求に対して、 それがマネジメント自身の権限放棄の要求であり、ひいては自らの権限を 奪われると誤解し抵抗感を持つのである。 しかし、権限と権力とは異なる。マネジメントが持つものは、 責任を果たすための権限であり、それ以上の何ものも持たない。 必要なことは”分権化”である。 権限を分けることにより、働く者に主体的に成果をあげさせることが可能となる。 そして、これによりトップマネジメントは本来の仕事に専念でき、責任を果たし、 自らの成果をより多くあげることができるようになる。 「権限と権力とは異なる。マネジメントはもともと権力を持たない。  責任を持つだけである。  その責任を果たすために権限を必要とし、現実に権限を持つ。  それ以上の何ものも持たない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間 14「人は最大の資産である」)

■政治的な次元■~誰かが権力を行使する。~

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仕事と労働(働くこと)とは根本的に違う。 ドラッカーはその労働には次の五つの次元があるとする。 五つ目の次元●政治的な次元 人が働くということは、誰かが設計し指示した仕事を遂行するということである。 そして、その仕事は様々な職務で構成されており、人はその組織の枠組みの中で働く。 その中で、人は様々な立場を割り当てられる。 昇進とか降格などの人事的処遇もその一環として行われる。 割り当てる立場と、割り当てられる立場が存在する。 ここに、”権力”が発生し、その権力は働く一人ひとりに 様々な影響を与えることになる。 「集団内、特に組織内で働くことには、権力関係が伴う。 組織では、誰かが職務を設計し、組み立て、割り当てる。 労働は、順序に従って遂行される。 組織のなかで、人は昇進したりしなかったりする。 こうして誰かが権力を行使する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間)

■ 仕事は人によって設計される ■~誰かが権力を行使する。~

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「労働(働くこと)」は、生理的、心理的、社会的、経済的、政治的の 5つの次元から見なければならない。 経済的側面から捉えると、働くことは、その人の生活の基盤であるとともに、 それを生み出す組織の基盤となる”仕事”を作り出すものとした。 ●政治的側面について 人が働くということは、誰かが設計した仕事を遂行するということ。 そして、その仕事は様々な職務で構成されており、 人は昇進も含めそのいずれかを割り当てられることととなる。 ここに、”権力”が発生し、その権力は働く一人ひとりに 様々な影響を与えることになるんですね。 「集団内、特に組織内で働くことには、権力関係が伴う。 組織では、誰かが職務を設計し、組み立て、割り当てる。 労働は、順序に従って遂行される。 組織のなかで、人は昇進したりしなかったりする。 こうして誰かが権力を行使する。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www.llc-intact.jp/mamadora.html ≪LLc.Intact≫ http://www.llc-intact.jp 私のランクは? Amazon.co.jp ウィジェット