■ 正しい問いを探す ■ ~原発風評の因果関係~
原発風評による観光地産業や農産、海産、食料品等の生産販売産業における被害が未だ改善されない。 顧客が寄り付かない状況が生み出している被害だが、その顧客はわれわれ一般消費者である。 この被害による損害金はやがて賠償金という形で、被害者に保障されることになるだろう。 今回の事故での賠償金は膨大になるが、受益企業である東電が一義的にその責めを負うことは当然。 しかし、東電の支払い限界を超えた場合に被害者への保障が滞ることがあってはならない。 そうなると国家予算つまり税金による補てんが必要となることは自明。 結局は納税者である一般消費者が風評被害を生み出し、それを自分自身の税金で補てんするという因果関係が成立する。 風評に惑わされない、過大な自粛をしないことにより、被害者を支援すると共に自らの税金を大切にしましょう。 -------------------------- ドラッカーは、意思決定について、まづ課題、問題点が正しく認識出来ているかどうかの確認が大事とする。 間違った問いには間違った回答しかみいだせないということですね。 「戦略的な意思決定では、範囲、複雑さ、重要さがどうあろうとも、初めから答えを得ようとしてはならない。 重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すことである。」 ~P.F.ドラッカー「経営の哲学」 さらに注意する点は、一見して重要な要因と見える点は、せいぜい兆候にすぎないことが多いということ。 別のところに存在する本質的な要因に気付いていないということが一番大きな問題なんですね。 【マネジメントセミナーシリーズ】 ≪経営にマネジメントを!!『基礎から学ぶ戦略的PMO』≫ http://www.llc-intact.jp/pmosem.html ≪ピンチの中にチャンスを作る!!『中小企業緊急雇用安定助成金を利用した教育訓練』≫ http://www.llc-intact.jp/tyuusyoukigyou.html ≪【なぜ“マーケティング”を学ぶのか】「コトラーのマケーティング・マネジメント」セミナー開催!!≫ http://www.llc-intact.jp/marketing.html ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫