■歴史の継続と断絶■~秩序の崩壊は、人間観の崩壊~
おはようございます。 朝から蒸し暑い川崎の朝。 梅雨明け、本格的な暑さが早速始まりました。 熱中症には十分な注意を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、時代を歴史の継続性から俯瞰すると、 新しい秩序が出現することは自信をもっていえると続ける。 西洋では歴史の断絶、社会の秩序の崩壊は、 13世紀と16世紀の二度起こった。 しかしその時に、歴史の継続や 新しい秩序が出現することは 誰の目にも見えていなかった。 いずれの場合も、秩序の崩壊は、 人間観の崩壊に原因があった。 13世紀には「宗教人」が、 16世紀には「知性人」という概念の崩壊があった。 「それらの概念は、 まさに自由と平等を 実現できなかったために崩壊した。 そして今日と同じように、 それらの概念を基盤とする社会が、 同時に崩壊した。 しかもそれは、 それぞれの社会が完成の域に達したかに 思われたときだった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)